なぜ、日本は30年も不況が続いているのか?
それは30年間継続して人口が減り続けており、そのため消費が低迷し、モノが売れず、デフレ不況が30年間続いているからだ。
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デフレとは何か?
それはデフレーションのことだ。
デフレーションとは、消費が増えず、モノを作ってもモノが余り、モノが余るため、モノの価格が下落し続ける現象のことを言う。
日本がデフレ不況に陥っている原因は、物価(モノの価格)が上昇しないためだ。
では、なぜモノの価格が上昇しないのか?
それは消費が低迷しているからであり、消費が低迷しているのは、単純に賃金が低下しているからだ。
労働者の賃金が低下しているため、消費したくても、モノが買えないのだ。
ソース↓
■厚生労働省の賃金の統計データ
出典:厚生労働省ホームページのPDFデータ(https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/15/dl/15-1-1_04.pdf)
黒の折れ線グラフが現金給与総額の前年比増減率である。
見て分かるとおり21年分のデータを採って推移を見ても、半分以上の年で前年比より給与が下がっている(左側メモリの0を下回っている)のが分かる。
日本は賃金が減少している国なのだ。では、なぜ賃金が下落しているのか?
それは正社員が減り続けているからだ。
そして、定年を終えた正社員の替わりに、非正規社員の若者を企業が採用しているからだ。
非正規社員が増え続けると何が起こるのか?
非正規社員は正社員の4分の1しか結婚できない。賃金が低い男性は結婚相手を見つけられないためだ。
誰が年収200万円の男性と結婚するのか?
誰もしないに決まっているではないか。
結婚相手が見つからないと何が起きるのか?
日本人は結婚しないと子供を生まないから、パイ(人口)が増えないのだ。人口が増えないとどうなるのか?
人口が増えないと消費が低迷するから、デフレ不況が永続することになるのだ。
いま日本は人口が減り続けている。
そのため、消費者が減り続けている。
よって、消費が減り続け、不景気が継続しているのだ。
デフレ不況から脱却できない最大の原因は非正規社員を増やしすぎたためなのだ。
だが、非正規社員に政治力はない。非正規社員はアホだから労働組合を作らない。
だから政治家を当選させられる力がない。
よって、非正規社員は今後も保護されることはない。
そのため、日本人の若者は低賃金が永続し、子供を生めず、日本の人口は減り続け、よって物価は上昇せず、デフレ不況は今後も継続するのだ。
これは企業が「自分さえ良ければいい」と思っている以上、継続し続ける現象だ。ジャーナリストの渡邉さんの意見と大体私の意見は同じである。
渡邉さんの物価が上がらない原因のツイートでも貼っておく。
これ↓
■ジャーナリスト渡邉さんのツイート
日本が不景気を脱却できない最大の原因は「少子高齢化」と「人口減少社会」である。
アメリカの人口が増え続け、経済のパイが増加し続けているのに、日本は人口(消費者)が減っているのだから、消費が低迷し、モノが余るのは当たり前だ。
どうも日本の政治家はマクロ経済学の勉強をしていないようである。
そして、彼らを選出している日本人は、大変に馬鹿であり、劣化しまくっていることが分かる。
こんなのは普通大人の常識のはずなのだが、誰も経済学の勉強をしないのだ。
恥ずかしい国民である。痛い人たちである。
日本人の知力が低すぎるため、メカニズムが分からないことから、今後も不景気は継続する見込みだ。
人口が増えない限り、日本の消費は低迷し、物価は下落し、デフレ不況から脱却することは永遠にない。
日本の人口が1人になったら、消費なんてほとんどなくなってしまうのが、なぜ分からないのか?
愚かな愚か過ぎる国民である。いま、その道へと真っすぐに向かっている(若者が雇用不安定すぎて、そして低賃金すぎて結婚できない、子供を生めない)当然の現象が起きているだけなのだ。
当たり前のことがいま起きている。ただそれだけである。
日本人にはもっと経済学の勉強をしろ!と言いたい。
目と耳の障害者の私ですら、1,500ページ以上経済学の書籍を読み漁っているのだから。
お前たち目の見える人間は、もう少し勉強しないと、自分たちがどんな社会に住んでいるのかも理解できないだろう。
まあ、人のことはどうでもいいが。そのため、日本はデフレ不況を脱却できず、世界の笑いものにされているのである。
わが国は、努力しない国民性をもった、常に思考停止した、非常に恥ずかしい国なのだ。