いま、特別会計への道案内(著者:松浦 武志)って本を読んでる。
☆☆☆
この本を読み始めたきっかけは以前この記事を書いたからだ。
前に書いた記事:国民年金の支給額と年金事務所の維持費がほぼ同じ金額。もう無理。日本の年金制度は終わってる。
この記事で年金特別会計にお金がプールされてて、勘定をぼかして曖昧にし、実際には国民年金は支払った金額の39.7%しか返ってこない悪夢のような年金だと書いた。
その影にあるのは特別会計という裏の予算である。利権の温床になってる予算だ。
一般会計ではなくより金額の大きい特別会計について日本のマスメディアはまるで報道しないため、財務省のホームページへ行って自分でデータ解析してきた。
その結果がこちらである。
- 交付税及び譲与税配付金特別会計…51,785,439,720千円
- 地震再保険特別会計…201,162,837千円
- 国債整理基金特別会計…190,715,382,006千円
- 外国為替資金特別会計…3,147,273,655千円
- 財政投融資特別会計…26,628,935,290千円
- エネルギー対策特別会計…2,228,442,252千円
- 労働保険特別会計…1,210,563,243千円
- 年金特別会計…25,695,474,081千円
- 食料安定供給特別会計…274,121,822千円
- 国有林野事業債務管理特別会計…357,637,489千円
- 特許特別会計…249,106,793千円
- 自動車安全特別会計…61,587,034千円
- 東日本大震災復興特別会計…2,134,790,326千円
出典:財務省ホームページの特別会計ページ(https://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2019/2019yokyutokkai_link.htm)
合計して平成31年度歳入(国の収入)予定額はなんと驚異の304兆6899億1654万円。
予定額じゃ気に入らないから平成30年度の実際の歳入額をExcelで計算したら304兆3288億2381万円だった。
これね。財務省のホームページにデカデカと載ってたんだよ。過去形だけどね。で、なんで300兆円も税収があるのに消費税を増税するの?
調子ぶっこいてんじゃねーよ!!
って財務省にツイートしてみた。
それがこちら↓
出典:私のツイート(https://twitter.com/social11lcres/status/1111074826947485696)
このツイートを財務省に送信したのが3月27日。
で、この記事を執筆しているのが4日後の3月31日。
当初、財務省は平成31年度予算をExcelでも掲載させてた。
一般会計と特別会計両方でだ。
特別会計のPDF版は600ページ以上あって計算するのが難しかったから、Excel版で総収入を計算したら
予算規模が300兆円越えてて消費税19.3兆円とかゴミみたいな少額だったから、このツイートをしたのだ。
そんなの不要だろと。金なら腐るほど既に国民から搾取してるだろーがよ。とね。
そしたら今日の財務省の特別会計のページがこんな感じに改変されてた。
■入り切らなかった下のほうの画像
出典:上の出典と同じページ。
なんかExcel版削除されてるし。
しかも予算の本体である特別会計の総額を計算されたくないのか、一つひとつの勘定(会計学用語。この場合、費用支出の項目って意味)
別にPDF資料作ってるから、33個のPDFファイルを開いてデータを採取しないと総額が分からない。
こんな資料サラリーマンが作ったら速攻でクビになるのだが、わざと総額がわからないようにしているのだ。
こんな感じ。
■ダウンロードしたExcel版
これが700行以上あったので、自分サラリーマン時代はExcelのVBAプログラム書いてたほどなので、編集して総額を算出したわけです。
で、その総額が304兆円で消費税とか不要だから。
って財務省のツイッターに書き込んだら、Excel版が削除されてしまったわけです。
この304兆円から国債整理基金勘定の190兆円を引くと114兆円。
一般会計と合わせて歳入は180兆円から200兆円近くになる(厳密に計算したら215兆円になった)。
特別会計への道案内って本には少し古いデータだけど、国の年間の歳出純計が平成20年度で212.6兆円って書かれている。
要はほぼ同じ金額になった。年金とか駐車場違反の罰金などが年々値上げしているから予算規模が増えてるのは順当と言える。
サラリーマン時代の私の年収が420万円で手取りがボーナスなしで28万円だったから
28万円×12ヶ月=336万円(手取りの収入)。よって420万円-336万円=84万円。
この84万円が消費税を含めない年間の税金支払額である。日本人の平均年収と同程度の金額である。
あとは特許申請とかガソリン代とか支払うときに特別会計の税収がかすめ取られてるから、消費税含めると大体年間100万円国に納税することになる。
年金も半分以上返ってこないのは社会保険庁職員(いまの日本年金機構職員)の人件費などに半分以上を支出しているから。
税金の使い方がアホすぎて頭が痛くなる。
みんな特別会計含めると毎年100万円以上納税してんのね。
私は生活保護者になってから納税額0円ですけどね。
なんか金額が少し合わないんだけど、労働者1億人として年間100万円納税した場合、税収100兆円だから残り100兆円くらい足りない。
地方交付税や年金の繰入は特別会計へそのまま税金が垂れ流されている、一般会計の金額がそのままスルーされ特別会計へ入ってくる。
だから一般会計予算は足りない。ほんとうは少なく見えるだけでその分、予算の本体である特別会計の金額は巨額である。
このままでは国家が破綻する。国の借金は1000兆円もあるのだ。もっと増税する必要がある。
ってのが官僚の書いた作文なんだけど、これがそのままマスコミの報道になっている。
いや、予算は特別会計だけで300兆円以上あるんですけどね。それ指摘したら財務省はExcel版削除しちゃったけどね。
つまりはそういうことだ。
金余りで税金使い放題なことを役人は知られたくないのだ。天下り先の独立行政法人の退職金とか役員報酬とかバレると受け取れないからだ。
相殺され単純計算できない部分もあるけど、純支出が200兆円越えてるんだから、あと100兆円くらい足りない。
これらは高速道路やらガソリン代やら漁業・農業・エネルギー・原子力・自動車事故対策・林業あたが特別会計の税収になってるので、魚買ったりお米買ったり電気代と車検と自賠責保険の強制加入、駐車場違反の罰金で納税してることになる。
あと財政投融資特別会計の歳入が26.6兆円あるんだけど、財源がよく分からない。
国債発行したり国が持ってる旧NTT株式の配当金だとしか本に書かれていない。
それが年間26.6兆円も収入があって、消費税より多いのだが、マスコミは全く報道してない。
これらは特別会計なので各省庁が自由に使える予算である。
よって具体的には官僚と公務員の人件費とボーナスと飲み代と出張費とタクシー代に消えていくのだ。
ガソリン代高いのはガソリン税を支払ってるから。
その金は役人のボーナスと道路公団高級官僚のタクシー代とか宴会代金とか天下り官僚の退職金に消えていくんだから、高いのは当たり前なのだ。
特別会計だから好き勝手に使われている。で、一般会計じゃないので支出項目を詳細に財務省が精査することもない。
何にでも好きに自由に使われてしまう。総額が分かっても何に使われてるのかが分からない。
随意契約(言い値で購入する行為)やら談合も、こちら側の会計なのだがまるで報道されてない。
予算は好きに使い放題なのになぜか問題意識を誰も持ってない。日本人は終わってる。
何に使われてるのか分からない各省庁のお財布なのにね。
予算304兆円もあるのにマスコミは何も報道しない。なぜなら記者クラブ利権があるから。
癒着してるから。厳しく報道したら取材拒否されるから。
個人のジャーナリストは厳しいこと(ていうかまともな記事)書くから、中央省庁では取材できないのだ。
だから国民がヴァカになるのだ。良質な情報を提供されていないからだ。
まあ、勝手に搾取されててください。どーでもいいです。
もうとっくの昔っから日本なんて終わってたの知ってるし。役人天国だってわかってたし。
消費税20%にしても25%にしても、役人の懐だけ温まる国ニッポン!!役人天国ニッポン!!
年金なんて特別会計にプールされてるから4割も返ってこない。
前に詳細分析したのに、誰も自分が損しているの気づいてない。かなり痛い民族。
財務省ホームページにちゃんとそう書いてあるのに、誰も調べず会計学も理解できず、がんばりたーい!
がんばりたあーい!とかほざいてるカス民族。それが日本人です。
可愛そうなおつむの民族ですね。ええ。既にこの国終わってるから。
毎年200万円も税金色んな所から奪われてて気づかないとか痛すぎ。もう無理。日本はおしまいです。
電気料金が値上がりしてる理由も知らないんでしょ。恥ずかしい人たちですよね。
ハアーーッハッハッハ!!!