障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

国民年金の支給額と年金事務所の維持費がほぼ同じ金額。もう無理。日本の年金制度は終わってる。

最近、ブログをアップするとすぐにアクセスされる。


☆☆☆


ツイッターなどで宣伝しているからというのもあるのだけど、記事をアップロードすると1時間以内に10回くらいアクセスされる。

で、記事をアップする前に私は視覚障害者だから3度見直ししている。


3度見直ししてもたまに間違ったり加筆したりするから、記事公開後1日は安定しなかったりする。

前回の記事もそうで(だいたい半分くらいの記事がそうだ)、記事公開後かなりの加筆を加えた。


特に国民年金の歳入詳細の円グラフを追加し、それについての説明も加えた。

そのため、前回の記事を更新後すぐに読んでしまった読者様は、興味があれば、加筆部分を少しだけ読み返していただければと思う。


今回の記事は前回の記事の続きだ。

前回、国民年金の歳入の構成図を載せた。もう一度載せておく。こんな感じだ。


国民年金の歳入(国が受け取ったお金)

国民年金の歳入構造の内訳

出典:前回の記事(日本の年金制度は既に終わってる。もう無理。)より抜粋

国民年金の歳入のうち保険料はたったの34%であり、税金の投入が45.1%である。

その他の20.9%はこの記事の下部分で説明するが、20歳になると日本では問答無用で国民年金の請求書が届く。


その毎月の請求金額は16300円前後である。この請求金額は高齢化社会なので年々増加している。

ソース↓


国民年金の保険料(請求金額)の推移

国民年金の保険料の推移

出典:国民年金の解説(https://5kunen.com/html/hokenryou

毎年請求書の請求金額は増加してて、サラリーマンはその分を自動的に給与天引きされてる。

医療費も含めた社会保険料が年々増加しているからサラリーマンの場合は、手取りの給与が減り続けている。


大体日本は、労働者の平均年収が20年も減り続けている、かなり終わってる衰退国なのでそれは仕方ない。

が、税金が請求書の金額以上に投入されているわけだから、国民年金を支払うのはお得だ!


と、日本のインターネットのどのサイトにも書かれている。

日本年金機構もそうだ。国民年金はお得だ。(ほぼ強制加入だが)加入するのはほんとうにお得だ。


だって毎月16000円程度支払って、それと同じかそれ以上に税金が投入されている。

だから若い頃支払った保険料と税金を合わせて2倍以上の金額になって年金を受け取れるのだ。と、どのインターネットのサイトにも書かれている。


日本人は劣化している。知性がもうないのだ。

新聞からテレビからインターネットまで財務分析もせず、数値も読めず、誰一人自分でデータ分析をする人はいない。


馬鹿だから仕方ない。

で、仕方がないため、私が国民年金について調べました。

歳入側(国が受け取ってるお金)はどのサイトでも詳細に載ってるのに、歳出側(国が年金を支給しているお金)は、どこにも載っていませんでした。


そのため、厚生労働省ホームページのPDF資料を見て自分なりに分析をしました。その結果をこの記事にて掲載させようと思います。

国民年金の財務諸表(収支報告書)みたいなものです。では見ていきましょう。


あ。厚生年金についてですが、厚生年金は分析しません。

分析しないのは厚生年金は税金があんまり投入されてない極めて損する年金だからです。


さらに厚生年金は天下り先に年間4.7兆円、最新のデータである平成29年度末現在で4,358万人が厚生年金を支払っているので

天下り先に、サラリーマン一人あたり年間10万円以上支払っているからです。

ソース↓


■平成29年度厚生年金の決算(収支報告書)

平成29年度決算(年金特別会計の厚生年金勘定)

出典:厚生労働省ホームページの平成29年度決算(年金特別会計 厚生年金勘定)(https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/kaiji/nenkin-kessan17-5

厚生年金の借方(会計学用語で決算の左側のこと)の上から2番目に保険料収入ってのがありますね。

これが毎月の給与天引きの合計額です。


最新の平成29年度データでは、年間30.9兆円です。あなたがたの厚生年金の給与天引きの合計額が30.9兆円です。

で、貸方(会計学用語で決算の右側)の一番上保険給付費。


これが厚生年金の支給額です。23.6兆円です。

30.9兆円支払ってるのに23.6兆円しか受け取れない年金。これが日本の終わってる年金制度。厚生年金の実情です。


で、官僚の天下り交付金機関やら年金関連の何やってるのかよく分からない事務所の建物の建設費やら、そこで働く公務員の人件費の合計額が

貸し方(右側)の上から2番めの「実施機関保険給付費等交付金」の4.7兆円です。


まあ、30.9兆円も給与天引きされてそのうちの4.7兆円。15.2%を公務員の人件費と官僚の退職金とボーナスに支払ってる。

これが日本のサラリーマンの現実です。


給与天引きで月3万円ずつ厚生年金支払ってる場合、年間で官僚にボーナスと公務員のボーナスと給与に一人のサラリーマンが年間で5.4万円ずつ支払ってる。

(ただし3万円給与天引きされてる場合、企業も折半してるから同じ金額だけ支払ってる)

これが厚生年金ですね。ギャグみたいな年金よね。だからコメントは控えさせていただきます。


いつもみたくがんばりたーい!がんばりたーい!とか言ってればいいと思う。

搾取されてるのは知らないほうが幸福なのだ。ハッハッハ


アホすぎ。厚生年金とか終わってるから。

さすがに分析しててかわいそうになってきたため、詳細な分析はしません。批判もしません。


かわいそうなのでここで切り上げて国民年金へ行きます。

では、国民年金の歳入の内訳です。それがこれ。


国民年金の歳入の内訳(平成28,29年度版)

国民年金の平成28、29年度の歳入内訳

これが国民年金の歳入です。歳入とは国が受け取ったお金のことです。

みなさんが郵便局からくる国民年金の請求書をコンビニで月16000円程度ずつ毎月支払うということは、そのお金は国が受け取った。


つまり歳入としてお金が入ってきたということです。

最新版平成29年度の保険料収入は1兆3964億円です。平成29年度の1年間でみなさんが国に1兆3964億円支払ったということです。

65歳以上になったら年金を受け取るためにです。


青枠、その下の1兆9392億円。これは税金の投入額です。

所得税とか消費税とかどれなのかは知らんけど、保険料の支払いとは別に税金が1兆9392億円もブチ込まれているわけです。


読者様が納めている保険料の請求書の合計金額である1兆3964億円よりも5428億円も多いです。

だから国民年金を支払うということは年金が2倍以上になって返ってくるんだ!


と他のサイトではよく言ってますが、まあ、歳入を見ると確かにそうかなと思われるかもしれません。

他、でかい金額は1個下の「基礎年金勘定より受入」と官僚の天下り先の一つ「年金積立金管理運用独立行政法人給付金」があります。


それぞれ4727億円と3296億円です。

基礎年金勘定より受入とは年金特別会計という厚生労働省の預金通帳からの支給額です。


また、年金積立金管理運用独立行政法人給付金とは年金積立金管理運用独立行政法人(通称GPIF)という官僚の天下り先の一つが勝手に年金を運用していて

そこからの利子収入などを毎年受け取っているということです。


日本のメディアは終わってるからこういうこと、たとえば官僚が年金の金を増やしていてもそれを報道しません。

日本のメディアは取材能力が極めて低いため仕方ありません。あきらめましょう。


政治家も官僚も失態は報道されるのに、良いことをしてもまるで報道しません。

この国にジャーナリズムなんてないから仕方ありません。

私はGPIFについては以前、発狂するほど褒めました。年金の金額を増やしまくっていたからです。


さて、肝心の歳出です。

年間で4兆円以上国民年金事業は収入がありましたが、このうち65歳以上のお年寄りにはどれくらいの金額が支給されてるのでしょうか?

それがこちらです。


国民年金の歳出の内訳

国民年金の平成28、29年度の歳出内訳

出典:厚生労働省ホームページのPDF資料(https://www.mhlw.go.jp/content/12501000/300810kessann.pdf

はい。こっちが国民が国から受け取ってる年金の内訳です。一番大きな金額は国民への支給額ではありません

一番大きいのは「基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入」です。


これが赤枠の一番上、3兆4570億円です。

実際に高齢者に支給されている国民年金の金額は、その1個上。黄色の枠で囲んだ5541億円です。


基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入とは、年金特別会計、つまり厚生労働省の預貯金への貯蓄のことです。

要するにいざというとき、いつか必要になるとき国民に支給するために、毎年3.4兆円か3.5兆円くらい貯金しているということです。

今後高齢者がさらに多く増えるための備えと考えるべきでしょう。


で、実際に高齢者が受け取ってるのは、たったの5541億円なのです。

国民年金はお得ってネットに書いてあるけど、実際にはこうです。


国民年金の実態

  • 国民(20歳から60歳)が毎年支払っている金額…1兆3964億円
  • 国民(65歳以上の高齢者)が毎年受け取っている金額…5541億円

結局ね、国民年金ってのは毎月の支払額が16300円前後で、その合計額が1兆3964億円。これを40年間国へ支払って、そのうちの39.7%。

5541億円が受け取れる年金なんです。超損してますね。ネットの情報は大体間違ってます。いつも通り。

で、残りの60.3%。


月1万円分と、投入されたそれ以上の税金は全部年金特別会計に参入されてて、いつか大事が起きたときのためにと貯蓄されているわけです。

何のために貯蓄されているのかは分かりません。厚生労働省のどのページにも載ってないためです。


でも、国民は、今現在の高齢者も含めて納めた保険料の6割を受け取ることができない。4割しか受け取っていない年金。

それが国民年金

60.3%減額されて年金受け取ってるのに日本のメディアは劣化してるからこういう事実を厚生労働省のホームページへ行って詳しく分析し、記事にしない。


なぜならそんなことをしたら記者クラブという最高の利権クラブからの脱退を命じられるから。

日本のメディアは終わってる。国との癒着が激しいから国を批判することはできない。


第二次大戦のとき日本はボロ負けしてたのに、日本また大勝利!

神風特攻隊によって若者を大量に殺害しといて、もうぼろぼろなのに前線では敗戦が確定していたのに、新聞では嘘付いて「日本また勝利!」


って記事にしてたんだよ。その結果が広島と長崎への原爆投下なんです。

全部マスコミのせい。当時といまの記者クラブ利権はまったく変わってない。


他にも赤枠の真ん中と下のお金だけど、これは官僚を日本年金機構天下りさせるために1年間で年金相談事業費に951億円湯水のごとく税金投入してるし、

47都道府県すべての年金事務所の家賃と公務員の人件費を支払い、天下り官僚のボーナスと年金定期便を誕生日の月に1億枚毎年紙のハガキで郵送したり

年金事務所の電気代やらパソコンやコピー機の代金、電話代、水道光熱費やら職員のボーナスやらに諸支出金として年間514億円ぶち込んでるのに、メディアは誰も報道しないんだよね。


しかもこれ年金事務所のうちの国民年金業務だけでだから。

厚生年金のほうの相談事業は別枠で年間1244億円税金が使われているから。上のほうに貼った厚生年金の画像の貸方(右側)の上から4番目がそれです。


で、それだけじゃないから。日本の年金は完全に終わってるから。

別枠で厚生労働省の預貯金である年金特別会計から日本年金機構運営費が年間で2732億円。


社会保険オンラインシステム費に619億円使われているから。

ソース↓


■年金特別会計から拠出された日本年金機構の運営費(平成29年度版)

日本年金機構の運営費(平成29年度)

出典:厚生労働省ホームページ年金特別会計の業務勘定収支報告書(https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/kaiji/nenkin-kessan17-7

要するに、国民年金ってのは16300円程度毎月支払って、そのうちの39.7%が受給できる年金。

その年間の合計額が国民年金受給額で5541億円。


5541億円を支給するのに官僚と公務員の人件費が

1兆3964億円の39.7%である5541億円を受け取るために、47都道府県に建設した年金事務所の維持費と官僚と公務員への給与とボーナスに

合計5207億円を支払ってる。


5541億円受け取るのに上に挙げた金額の合計である5207億円を公務員に支払ってる。

年金事務所の維持費と国民年金の受取額がほぼ同額のかなり終わってる年金制度。

それが国民年金なんです。


ITによる自動化ができれば国民年金の受給額は2倍になります。絶対にやらないけどね。

だってそんなことしたら日本年金機構の運営費とかシステム補修費とか相談事業にお金を使うことができなくなるから官僚の天下りポストがなくなってしまう。


官僚は国民の納めた年金でガッツリ天下り先を維持したいんです。

天下り先を維持するために年金制度があるんだよ。日本人は終わってるからそんなことも気づかない。


国民年金ってそういう年金です。支払った分の39.7%が返ってくる年金です。

受け取ってる年金額とほぼ同じ金額を年金事務所の維持費に使ってる世界の笑われ者の年金制度。


それが国民年金。厚生年金よかまだましだけど、かなり終わった年金制度なんです。

国民年金の相談事業に年900億円以上ブチこまれてて、官僚のボーナスやら公務員の人件費やら年金事務所の運営費に2732億円もの莫大な年金額を注入している。

さらにハガキ1億枚の郵送料やらよくわからん諸経費に514億円支出してて


そんで、それと別枠で、社会保険オンラインシステム費に619億円。業務取扱費389億円。事業運営費と高齢者への年金支給額がほぼ同じくらいというかなり終わってる年金制度。

それが日本の年金制度です。


なんか年金事務所の維持費と国民年金の支給額がほとんど同じ金額なんですけど、これって笑う部分なの?

それともヤバいでしょ。とか発狂する部分なの?


ネタ国家であることは確かである。

日本国民がとても頭の悪いかわいそうな民族だから数値とか読めないからって、インターネットに大々的に数値載せてて世界公開してて世界中から笑われ馬鹿にされてる国家及び年金。

それが国民年金の実態と日本人というなんか知らんけど、かなり痛い、知性の劣化した民族の本質なのです。


国家官僚と公務員の一人勝ちで、あと全員損してるのに国民がすでに終わった民族で数値の計算もできないから視覚障害者の私が分析して記事を出さなければ

誰も記事にしない。そんな既に終わってる国ニッポン!!


「基礎年金給付費等基礎年金勘定へ繰入」でGoogle検索すると新聞マスコミのホームページが一つもヒットしない、利権ズブズブの癒着国家ニッポン!!

もう無理。繁栄は30年前に終了しました。あきらめよう。ぜんぶ。ハッハッハ

関連エントリー特別会計で役人天国!!日本の税制はとっくの昔に終わってる。