いま、「日本は世界5位の農業大国」。を読んでる。
基本批判ありきの本は嫌いなのでそんなに感想文は書かないけど、おもしろい箇所もあったため感想文を書いてみる。
☆☆☆
日本の農家が補助金漬けにされ米の関税778%で守られているなか、アメリカでは過去40年間農業生産額は成長を続けてきた。
要約すると、海外で1,000円で売ってるお米を日本に輸入すると、税金が778%だから7,780円かかり、
本体価格1,000円と合計してお店に置かれるお米の価格は8,780円になる。
よって日本に海外のお米は入ってこないし、入ってきても高くてまったく売れない。
入ってこないから国内のお米が競争せず、成長もせず、米の生産額は減り続け農家の所得も減り続けている。
それを税金でカバーしている。
が日本の米農家の現実です。アメリカは生産額(農家の収入)が40年間増えています。
アメリカの農林水産省の職員がやったことですが、まず日本は30年間不況やってて、国民の所得を減らし続けてます。
日本は人口が減ってる衰退国です。
厚生労働省ががんばって規制緩和して契約社員と派遣社員を増やしまくったため、若者の賃金が減り、雇用が不安定になり、結婚できず、子供を産めず、人口が減り、胃袋が減っている国です。
翻ってアメリカは人口が増えている国です。過去20年でアメリカは5,000万人人口が増えてます。
かの国の農林水産省がやってることは「輸出機会の維持と拡大」です。
具体的には、他国と二国間協定を締結し、関税を減らしアメリカの農作物を大量に販売できる下地を整える。
ことをしています。
二国間協定の締結という農林水産省の職員しかできないことをやっているのです。
市場が作られたらあとは農家が戦ってより安くて美味しい農作物を作ることで相手国の農家と正々堂々戦いなさい。ってことです。
それによって年間の目標輸出金額を2010年度は、数値目標で10億ドルと設定しています。
農家の海外への売上を毎年10億ドル増やすのが彼らの目標ってことです。
超有能な営業担当者でもあり、農家がいいものを作ったらそれを大量に海外に販売できる新規市場の開拓者兼マーケター。
が職員の仕事です。
さて、それではお楽しみの日本の農林水産省です。まずは我が国の農水省の目標から。
日本の農林水産省はカロリーベースの食料自給率を50%にするために素晴らしい目標を立てています。
神の国日本の農林水産省様が執筆なさった食料・農業・農村基本計画の食料自給率50%工程表によると、食料自給率50%を達成させるために農水省が掲げる偉大なる目標とは
国民は毎日ご飯を一口余計に食べろ!!
そのために、農林水産省職員は黙って食べるのを見ている。何もしない。だから国民よ!米を食べろ!がんばれ!
のための年間予算額が2.3兆円(笑)。
素晴らしい国である。国民がカスだとその頂点に君臨する官僚もまたカスだということを論理的に理解できたことだろう。
これが彼らの報告資料である。500億掛けて作った書類がこれである。さすがは日本。ギャグの国である。
衰退国無敵である。
農産物輸出政策によると、日本の農作物は世に類を見ない高品質な農作物だから、これからは攻めの農業で農業輸出額目標1兆円を目指す!
その1兆円を達成するため農水省はなにもしないからとにかく民間はがんばれ!
現地に日本の農作物を展示するための展示会場を税金で建設し、現地コーディネーターに日本の税金で札束ビンタを食らわすことでお願いし、すべて民間にお願いし、農水省幹部は税金で現地視察の物見遊山。
さらに検疫戦争においては、検疫戦争とは輸入品に国産商品が敗北することを防ぐために、難癖をつける業務のことである。
検疫業務においてはまず中国に敗北している。
中国に日本の高品質なお米を輸出しようとしたところ、中国の検疫当局から、「中国にはいない虫がいるから認められない」と輸出を断られている。
日本のお米を中国に輸出するには燻製にして品質を落とさなければいけない条約を結ばされたのだ。
中国の農家の保護のためにである。
ここで日本の農水省職員はなにもしなかった。2.3兆円の予算では人手不足なのだ!予算がカスな国民一人あたり2万円の貧弱な予算では足りんのだ!
そのため、中国に日本の米は輸出できず、アメリカのように農家の所得を増やすことはできず、補助金をばら撒く以外になにもしなかったのである。
さらにアメリカに対しても敗北した。
アメリカの農水省にサクランボとりんごについて輸入を解禁しろと脅され、拒否したのだが、WTO(世界貿易機関)に提訴され訴えられたのである。
ここで敗訴したため、アメリカのりんごとサクランボの輸入解禁に繋がり激烈な競争が開始され、日本の農家の収入を減らし続けたのである。
中国に輸出しようとし、科学的データを提示できず(ていうか何もしなかった)ため敗北し、アメリカの農産物を拒否したところWTOで科学的データを揃えられ、こちらも敗北し、国内農家の収入を減らし続ける。
衰退国日本の痛い国家官僚。常時無責任体質。他国の官僚に負け続ける負け国日本の農水省職員なのである。
当然のことだけど、記者クラブ利権のある日本のメディアはこれを報道しない。
ジャーナリストがいないため、馬鹿になった負け国日本は自国の衰退を絶対に報道せず、自画自賛番組の制作に終始し、思考停止し、既に馬鹿なのだがより馬鹿になるのである。
だから障害者にも敗北し、ウチのブログのアクセス数が常に健常者ブログのアクセス数をブチ抜いて過去最高アクセス数なのである。
日本での競争とか国民の能力が低すぎて眠くなるのだ。カスすぎるのだ。カスしかいないのだから。
日本は衰退し、劣化しているのである。民度と知性が極めて低いのである。
常に負け続け、海外でだけ報道され、世界から笑い者にされ、馬鹿にされ、その報道を常にシャットアウトする。
かなり痛い国。
完璧。まさに完璧なる劣等国家ニッポン。
現地の展示会場には日本人しかおらず、1円も日本の農作物が売れない。だが、そうであっても、アホな日本のメディアは報道しない。
よって責任問題には発展しない。成果が出ようが出まいが給料という名の税金をガッツリもらい続ける組織。
それが国家官僚である。
さすがプレミアムフライデーとかシャイニングマンデーとかいうギャグみたいな言葉を作って月給50万円もらってる国である。
それが日本の官僚である。
流石である。
片や年間1,000億円ずつ売上を増やさないと責任問題に発展する、米国の努力し続ける農林水産省職員。
片や統計職員3,000人を雇用し、食料自給率38%という数値を算出するのに毎年500億円掛けて不安を煽り、現地コーディネーターに札束ビンタし、中国とアメリカの官僚に敗北し、数値目標を何一つ達成せず、
ていうか、掲げもせず、誰も責任をとらず、検疫戦争で何一つせず、敗北し、自国農家の所得を減らし続け、民間に就職しようにもすべての会社に落とされるため、せっせと関係団体に天下っていく日本の農林水産省幹部。
流石である。
衰退国と成長国の違いですね。
民度の違いです。日本人は無知で馬鹿でアホでマヌケでクズだから、税金が大量に垂れ流されている事実を知らない。
おまけに日本の官僚が海外の官僚に負け続けている事実を、頭が悪いから知らない。
社会保険料が毎年上がってて手取りの月給が毎年減っている事実すらもアホだから知らない。
90年代の所得水準に回復していない、貧乏になり続けている事実を理解してない。
にもかかわらず、日本の富裕層の所得がアジアナンバーワンに到達し、資本家に搾取され、海外から馬鹿にされている事実を知らない。
仕方ないね。この国はもう無理だし、滅ぶのは確定しているし、マスコミは記者クラブ利権があるからまともなことを一切報道しないし、もう無理ゲーなのである。
滅ぶのだよ、この国はね。ハッハッハ
まあ、私は生活保護者で税金を1円も払ってないから、みんなドブに捨てられる税金を支払うために、がんばって働いちゃってください。
その納税、全部無意味だから。
まあどうでもいいです。日本とか。勝手に滅んでください。がはは!