障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

日本の障害者福祉の関係者がスウェーデン人をキレさせた話について

よく会社の飲み会なんか行くと、お前は障害者だからそっちの隅(すみ)の席に座れ。

と言われることがある。


☆☆☆


ハローワークへ行くと、お前は障害者だから障害者フロアーへ行けと言われる。

で、行くと、お前は障害者だから障害者求人を受けろと、ハローワークの職員に言われるのである。


比較してみると健常者の求人と、法定雇用率を満たすための障害者専用求人では、給与水準と仕事内容が全然違うことが分かる。

当然障害者求人のほうが単純作業ばかりだから、その分低賃金で、雇用不安定な非正規社員の求人がほとんどなのだ。


障害者になると損をする。収入が減る。貧しい暮らしを余儀なくされる。

これは覚えておこう。

障害手帳を取得してしまうと、もう健常者てか、人間扱いされることはなくなる。それも覚えておきましょう。


で、障害者に迷惑な社会という本をいま読んでる。というか、自分は並列で5冊くらい一度に本を読む。そのうちの1冊である。

そのなかで日本の障害者福祉の関係者が、スウェーデンへ行ったときの実話が、とてもおもしろかった。


彼はスウェーデンへ行って日本人の思想を丸出ししてしまい、スウェーデン人がキレてしまったという話だ。

具体的には障害者福祉の関係者がスウェーデンへ行き、この国の福祉の専門家に、障害者の画家に会いたいんですが、紹介してくれませんか?

と通訳を通して言ってしまったのだ。


だが、スウェーデン人は、画家のなかで障害者と健常者で区別してなかったから(彼らにはそういう習慣がないのだ)、まず最初に通訳がキレた。

障害者をバリバリ差別する人間の言語を、どう通訳していいのか分からなかったためだ。


次にスウェーデン人がキレた。そして日本の福祉関係者にこう言ったのだ。

わが国には画家のなかに障害を持った人はいますが、障害者の画家なんて人はいません

と言ったのである。


この言葉から分かることはレッテル貼りであり、ラベリングである。

日本で障害者になったら人生終わる。もう人間としては見てもらえない(当たり前だ)。


アパルトヘイトの如く障害者はそっちを歩け。こっちへくるな。向こうへいけ。汚らしい。きもい。便所掃除しろ。生意気。わがまま。むしろ死ぬべき。

障害者はこの求人を受けろ。こっちへくるな。障害児は死ね。と、当然のように言われるのだ。


うちの検索キーワードをそのまま書いたのだが大体こんな感じだ。障害者は偉そう、生意気、わがまま、きもい。殺す。

などだ。

ソース↓


■障害児に関するよく検索されるキーワード

障害児に関する検索キーワード

Google検索ではよく検索されるキーワードを下段に、検索の多い順に登録している。

つまり「障害児 殺せ」などのキーワードは、日本では日常的によく検索され、利用されている。


この国では身近な言葉なのだ。日本人の民度とはその程度だ。はよ気づけ!と言いたい。

それによってウチのブログの、この鬼みたいな記事に検索流入してくるのだ。自業自得である。


話が逸れたため元に戻す。

スウェーデンでは障害者である前に全員が人間として扱われるのだ。え?障害手帳を取得したあと人として扱われたことなんて、一度もないんですけど?


前障害者だろ?ならこっち歩けよ。

とか、お前は障害者なんだから授業料3倍払えよ。とか、そんなのが当たり前なのが日本国なのである。


ただまあ、自分は差別は5,000回も受ければ慣れるものだと思ってるから、別に気にもならない。

あまりの生き難さに精神一度ぶっ壊したからね。ウケケ。


まあそれはいいとして、よく日本の頭の悪い偉いだけの人間。一部のまともな政治家や経済学者以外の人文科学系の学者などは、日本と超優良国家の北欧諸国を比較する。

大学教授ってマジで頭悪いなあといつも思っている。


スウェーデンデンマークノルウェーフィンランド

ここら辺の国は異常に強い。格差がなく社会福祉が充実してて、国民の所得が高く、国民は豊かな生活をしているのだ。


逸れに対して日本はどうか?

という論調を経済学者以外の文系の学者と主に野党の政治家は、展開する。述べるのだ。あのですねー。

スウェーデンの人口ってたったの990万人ですよ?デンマークの人口ってたったの573万人ですよ?


もしも東京都(人口927万人)が独立国になったら、メチャメチャ強い国になるのなんて誰だって分かると思うんだけど、なんで日本人ってこんな簡単なことも分からんのだろう?

といつも思ってる。


東京都港区の平均所得って1,000万円越えてるんだよ。日本みたいな大国(人口のデカイ国)では、既得権が育つんですよ。

たとえば農業補助金だけで毎年地方の農家に5兆円、農家500万人いるから一人当たり100万円ずつ、毎年支払ってるんです。

一生懸命働かない補助金暮らしのカスどもに、一生懸命働いた労働者の税金が支払われてるんです。


で、これネットで探すと大体見つかりません。専門書にしか受け取ってる金額と利益団体は載っていません。

毎年地方自治体に15兆円ずつバラまいてる地方交付税も、使い道が自由で地方にバラ撒いてる税金だから、その中身はネットで検索しても出てきません。


もっとも労働時間が長い東京23区の労働者がたくさん働いて、それを地方の人間に現金で配っているのです。

当然ながら東京23区は1円も地方交付税を受け取っていません。


努力する人間から多くの税金を徴収し、努力しない・働かない人間に配ってる。つまり人口の多い国では寄生者・既得権益者が育つんです。

だから地方のまともな若者はこのままでは駄目だ。と決心し、東京へやってくるんです。


すると東京の労働者がさらに増え、益々東京都だけ発展し、税収が増え、地方交付税が増額し、さらに地方へと金が流出することで、益々優秀な若者がこのままでは駄目だ!ここは腐ってる!

と立身決意して、益々東京都へ優秀な人材が流れ込む。

こういう循環がいま起きています。


つか、東京大学とか東京工業大学とか一橋大学とか地方からやってきた学生が入学して、卒業後もずっと東京に住み続けるでしょ?

税財政について調べると東京は一生懸命長時間労働する人間が多いってことに気づきます。


一生懸命努力する人間の周りには同じように魅力的な人間が集まってくるんです。

すると収入の極めて高い高度な仕事が東京都で生み出され続けるんです。で、そういう仕事を目当てに、また地方の若者がやってくる循環が起きる。

つまりは、そういうことです。


地方の疲弊とはたくさん働かないで税金を受け取ってばかりだから(つまり彼らの分も含めて多く支払っている、まともな人間がどこかにいる)それを知ったもっとも優秀な地方の若者が東京へ流入する行為。


つまり地方からの知の流出が一番問題なんです。

また、人口の大きな大国では、既得権が育って努力しない人間がうじゃうじゃ沸くから、税金の無駄遣いが発生するのは、仕方がないんです。


既得権益者は税金を支払った金額より多く受け取りたいと考えるからです。働かないでね。

人口の多い国で税金が効率的に使われることなんてあり得ません。

無駄遣いは永遠になくなりません。


それなのに新聞メディアも大学教授も既得権については一切分析しないんよね。触れないんです。

日本より人口が13分の1のスウェーデンのほうが税金を大切に使ってくれるなんて当たり前だと思うんだけど、日本人は劣化しまくっててこんな単純なことすら分からないのです。


なのに当たり前のようにお前は障害者だろこのクズめが!

とか、頭悪いクセに私たち弱者を見つけると大喜びで冷笑を浮かべ、罵声を浴びせてくるんです。その程度の知力でね。


無視してます。可哀想に。と少し思ってます。健常者さんは、残念な頭でがんばっちゃってください。

てか、こんなの社会常識だから。シンガポールとか人口少ないんだから税金の無駄が起きず、強いに決まってるじゃん。

こんなことも分からないの?ハッハッハッ

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