障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

グループホームごと街から追い出される知的障害者について

なんか、毎日新聞読んでたら、何もしてないのに知的障害者が訴えられててわろた。


☆☆☆


これ↓


グループホーム巡り管理組合が提訴

グループホーム巡り管理組合が提訴の記事

出典:Web版毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180808/k00/00e/040/344000c

事の発端は消防だってところがおもしろいよね。

消防署が、知的障害者が集団で暮らしていたら逃げ送れる。危険だ。


だからお前達はこのマンションに住むべきではない。出て行ったほうがいい。知的障害者では安全を確保できない。

もし、障害者が火事を起こしたらどうするつもりなのか?

また火事で逃げ遅れたら、我々消防の責任になるのではないか?


っていう恣意性(悪意を持って)安全を確保できないから、あなたたちのためにも、出て行って。

と、マンション管理組合に告げ口してるんよね。


実に、実に、陰湿で頭の悪い思考回路であり、手に取るように分かってしまう論理性なのである。

何考えてるのか5手先までは普通に読めちゃうんだよね。愚か者は与(くみ)し易いのです。


それでマンション管理組合知的障害者グループホームが裁判にまで発展するほどいがみ合っている、と。

よく使われる手口です。


前に長崎新聞社の記者が執筆した「居場所を探して」に30年間刑務所に収監されていた知的障害者が刑務所から出所したとき、刑務所のなかのほうがみんな親切にしてくれた。

優しかった。

刑務所内ではパンもくれた。刑務所の外では食べ物さえ獲得することができなかったって意味だよ。


って言ってんのよね。

シャバの福祉より刑務所内での暮らしのほうが幸福だって、言っちゃってるのですよ。


それってまったく福祉が仕事をしてないってことよね。それって、福祉の人たちが前科者を差別し、グループホームへの入居を断り続けてきた、日本の無様な福祉の成れの果てを

福祉予算をいくら積み上げようとも、えり好みして、一番辛い思いをしている、知的障害者を見捨ててきたってことよね。

日本の福祉って無様だよね。お前ら無意味で無価値。存在意義がないのです。


それにシャバで無理に健常者と共生しようとすると、今回のようにすぐ障害者は気持ち悪い!出て行け!

って言われるのよね。分かるわ~。


私も耳と眼の障害者だけど、障害者だって言うと不動産貸してくれるオーナーさんってほとんどいなくなるから、実質街に住むことってできないんよね。

運がよくないと。


追い出されて、行く宛てもなくて、ぶっちゃけ刑務所内が一番障害者に優しくしてくれる、最も差別のない場所なんだよね。

こういうのが日常的にあると、いかに長崎県が特殊な都道府県なのかってのがよくわかる。


しかも長崎県は、累犯障害者を積極的に受け入れるだけでなく、他県民の障害者すら受け入れを拒まないところに、その慈愛の深さ、懐の深さを感じてしまう。

だから前も言ったように、知的障害者長崎県に住むべきだと思う。


こっち来んな!出てけ!

ってしょっちゅうだし、無理してそういうところに住むと嫌がらせを受けるかもしれないし、最悪の雰囲気で住み続けるって、かなり精神的に辛いことだから。

なので、みんな長崎県に住めばいいと思う。


著書、居場所を探してのなかで前科持ちの知的障害者がパンを焼く様子が描かれているんだけど、パンを焼く前にリビングに行ったら、雲仙・虹の職員さんが前科持ちの知的障害者

あんたの焼いたパンが食べたいわ!

って言ってくれるんだよね。


すごいなあ。って思ったわ。

普通は顔面パンチされて、ツバ吐かれて、殴り飛ばされるのが障害者の日常なのに、こんなこと言ってくれる人がいるんだなって思った。


無理に来ないでください。って場所に住むべきではないよ。歓迎してくれる場所に住むべき。

みんな長崎県に行けばいいと思う。


長崎県は司法も含めて知的障害者の先進県だから。

犯罪を繰り返す知的障害者を嫌な顔一つせずに受け入れてくれる稀有な都道府県だから。


差別の少ないイライラしている日本人の少ない場所が、障害者の住みやすい街だから、私もそれを意識して住む場所を選んでます。

障害者版の治安みたいなもので、差別の多い地域には住まないのが得策なのです。

出て行けと言われたら、さっぱりと出て行けば良いだけなのだ。

関連エントリー