障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

経済学を学ばない人間は実に愚かである。

最近、日本人って劣化してますよね。愚かというか、馬鹿になったというか、要は愚者が増えています。


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たとえば、この記事↓

サッカー日本代表の長友選手は感情論で訴えてます。


■日本代表ポーランド戦前にスターティングメンバー漏洩

ワールドカップで日本代表のスタメン漏洩問題の記事

出典:Yahoo!ニュース(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180630-01655745-gekisaka-socc


感情論でスタメンの漏洩はやめて!と言って、マスコミが止めるでしょうか?

止めないですよね。儲かりますし。


官僚に天下りは止めて!って言って、止めるでしょうか?

止めないですよね。なぜなら、天下りは適法で、退職金たくさん貰えますし。


日本では、農業補助金が年間5兆円農家に毎年バラ撒かれてますが、止めてって言って(もう何十年も前から言われてるが)止めるでしょうか?

止めないですよね。農家1人100万円も貰える、おいしい税金の旨味ですから。

全部感情論で訴えても、利益が出る方向へと人は一斉に行動を起こすんです。人間は基本的に卑しいし、それ以前に、合理的に動きます。


任天堂スイッチが売り切れ続きで大手量販店で長蛇の列を作っていたとき、隣の店の木のオモチャを作ったメーカーの社長さんが、私たちは任天堂より一生懸命作ったんです!良いおもちゃだから買ってください!

って訴えても、売れませんよね。全く。

だって、任天堂スイッチのほうがおもしろいのだから。


私の出身は栃木県だけど、栃木で2つイチゴ農家があったとして、片方が安くておいしいイチゴを作っており、もう片方は高くておいしいイチゴを作ってたとします。

味は同じです。が、価格には2倍の差があったとします。


食べ比べたあと、消費者はどっちを買うでしょうか?

価格が2倍のほうの農家は、一つひとつのイチゴを丁寧に、がんばって手で収穫していました。


ものすごい労力です。もう片方の安くて同じだけおいしいイチゴを作っている農家は、機械で収穫したため、人件費をその分安く抑えることができました。

人件費を安く抑えた分を価格を半値にして(企業努力して)、販売していたのです。


手で収穫したって味なんか全く変わらないけど、ものすごい努力です。さて、どっちが売れるでしょうか?

もう火を見るより明らかですよね。価格が2倍で品質が同じで、おいしさも同じだったら、合理的に大衆は安いほうのイチゴを大多数が選ぶんです。


感情論とかまったく無意味。

マスコミが情報を漏洩すると損する仕組みがないと、今後もマスコミは情報漏洩を繰り返します。だって、そういう記事が一番儲かるのだから。


官僚が私立大学に天下りを繰り返しているのと同じ構造です。

たとえば、日本大学は官僚の天下りを受け入れる代わりに、年間114億円の税金を受け取っています。


適法のボロい商売ですよね。親御さんが私立大学の文系に息子さんを入学させるということは、元官僚の国家公務員に直接現金を給付しているのと同じです。

だから肩書き(学歴)しか得られず、一度失敗したら人生詰むんです。実力がないから。


少しは頭を使いましょう。少しで良いから経済学を学びましょう。

社会科学最高の理論、ミクロ経済学の「インセンティブ理論」くらい社会人なら知っておきましょう。


日本人は馬鹿に、愚かになってます。感情論で訴えるとか下の下です。人は合理性で動くんです。

自覚しましょう。少しは自分たちの愚かさを。愚かな民族だという自覚をもちましょう。

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