障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

日本人は劣化している。そしてそれを自覚している。

(下書き執筆時)2017年5月現在の出来事を書いてみようと思う。

一昨日は練馬区で高校生が犬のうんこを同級生に無理やり食わせて、警察に逮捕される事件が起きた。


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昨日は、京都市右京区で16歳の高校生が小学5年生の女子生徒の胸を3度触り、下半身を10度露出させ逮捕された。


今日は、文部科学省事務次官である国家官僚がフィールドワークと称して2年前から出会い系バーに入り浸り、小遣いを渡しながら売春を行っている疑惑を週刊誌にスクープされた。


30年前はこのようなニュースは、当然ながった。日本人は劣化しているのだ。


問題はなぜ、日本人がこうも劣化してしまったのかが複合的な問題であり、単一の原因は存在せず、この問題を改善すれば日本人の劣化が収まるという解決策が存在しないところにある。

それほどに複数の要因があると私は考察する。


日本人が劣化したと考えられる諸要因は、以下のとおりだ。


■日本人劣化の要因

  • 大学全入時代で勉強する必要、知力と理性を高める必要性がなくなった。
  • 日本政府による労働市場規制緩和により、非正規社員が大量に増加し、高度な職業倫理を持ったスキルの高い社会人が減った。
  • 非正規社員の増加で頭を使わないマニュアル化された仕事が増え、ストレスが増加し、サルのように本能で突発的に犯罪を犯す人間が増えた。
  • グローバル化により日本も他国と足並みを合わせて賃金が下落し、低所得者が増え、ノイジーマイノリティー(何にでも文句を言ってくる少数派)が増加した。
  • 大量増殖した低所得者が突発的な感情(不満)から銀行強盗したり、見知らぬ人を金属バットで殴りつけたりする変な事件が増加した。
  • 正社員の解雇規制があるため、能力の低い正社員を解雇できないことから、企業は正社員を増やすことができず、また、そのしわ寄せとしての人件費削減のため、優秀な非正規社員の賃金を上昇させず、よって、彼らの努力が報われず、陰湿な雰囲気のなかで労働する社会人が増加した。
  • グローバル化したため日本人の賃金が下落し、その分、途上国の賃金は上昇し、世界規模で賃金の平均化が行われた。
  • よって、日本では低所得者が増加し、両親共働きの家庭が増えたため、子供の躾(しつけ)に充てられる時間が減少し、いじめ件数が毎年過去最高件数を更新し、教師が子供の躾を担当するため、労働量が増加し、教師の過労死が増加した。

考えられる原因はこれくらいです。


要するに、簡単な仕事や単純作業が増えて、所得が減少し、不平不満を言うノイジーマイノリティーが増加し、両親共働き世帯の増加によって、躾のできてない子供が増加し、大学全入時代によって大学へは誰でも行けるけど、己の知力を高めようとする日本人が減ったこと。

が、日本人が劣化した原因です。


おもしろいことにGoogle検索エンジンには「日本人 劣化」の検索キーワードがサジェスト(登録)されています。


Googleに登録されているということは、日本人がこの検索キーワードをたくさん検索バーに打ち込んだことを意味しています。


それはつまり、自分たちが劣化しちゃっていることを、日本人は自覚しているのです。


マス(大衆)としてこの劣化を修正することは不可能です。改善策はありません。個人でやれることは大量に勉強し、仕事をするのみです。


たくさん勉強し、専門書と学術書を読み漁り、その高めた知力によって社会に役立つ製品プロダクトを開発し、大量にお金を稼いで、金銭的に自由になること以外に、何もできることはありません。


金銭的に自由になれば、別に働く必要もなくなるし、日本に住む必要もありません。好きなところに住んで、好きなことをして、生きていけばいいだけです。


全体が劣化したからといって、個人までそれに合わせる必要はないのです。


たくさん働き、人様に喜ばれる製品プロダクトを数多く開発・販売し、お金を稼ぎ、もう働かなくても大丈夫なほどに貯金を増やしまくることが、個人で行うべきことです。


現に私はいま、それを実行しています。社会に役立つ、この社会がどう変質しているのかが一目で分かる様なブログ記事を、質の高い良記事を、たくさん執筆できればいいなと思っているのです。

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