障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

本を頭(脳)にインストールすると行動に変化が起こる。

本を読むことは、知性を高める行為です。

専門書を読むと、専門的な行動をとることができます。


☆☆☆


園芸の本を読むと、「植物を育てる」という行動を起こすことができるようになります。


料理の本を読むと、「料理をすることができる」という行動を起こすことができます。


人間は脳のなかにある情報の範囲内でしか行動できない生き物です。プログラムの本を読めば、ソフトウェアを作ることができるようになるし、医学の本を読めば、医師になり人の病を治すことができるようになります。


どんな本を脳にインストール(入れる)かによって、取れる行動に差がついてくるのです。


専門書を読めば、専門的な行動が取れるようになり、替えの利かない人材になれるため、所得が上昇します。漫画本を読めば面白い人材になり、人を笑わすことができるようになります。


小説を読めば他人の気持ちが少し理解できるようになり、感受性が上昇し、読解力と文章作成能力が上昇します。


自分がどんな人間になりたいのかが分かれば、脳にインストールしたい本の内容も分かってきます。あなたは専門家になりたいのですか?それとも作家ですか?

漫画家ですか?建築家ですか?


それによって、脳に入れたい情報は変わってくるため、インストール(入れる)本を選択すればいいのです。


結構簡単なことなのに、学校では誰も教えてくれません。社会システムは、たとえば役に立たない学問のその先に、5教科7科目勉強しないと国立の医学部にいけないというような、まったく意味のない勉強のその先に、意味のある職業が待っていることがあります。


その場合は、意味のない勉強も一時的に勉強し、記憶し、とりあえず試験にパスする必要があります。


何かを成し遂げたいときに必要な条件は、成し遂げたその先では全く使わないスキル(学問)も結構あるのです。それは制度設計者が決めたことなので、そのように従順に従うのが得策です。


「こんなの社会に出て役に立たない」と思っていても、社会に出る前の一つのステップを乗り越えるのには、役に立つのです。


古文を勉強しないと東大に行けないのであれば、その後、一生古文は使わないと分かっていても、役に立たないと分かっていても、東大に入るという社会システムの一つ先のステップへ進むための条件は、クリアーする必要があるのです。


だから、無意味な勉強も時によっては、頭にインストールさせる必要があるのです。


どんな人間になりたいのかによって、インストールさせる知見は変わってくるものです。

覚えておくと良いと思います。