障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

お金を貯める習慣より、お金を稼げる習慣のほうがずっと大切

ライブドアのトップページの記事を読んでいると、一番眼に止まるのが「お金の貯め方」の記事です。

日本人は貯金の方法論については勉強熱心なのに、お金を生み出す専門性の習得方法については、とても鈍感な民族です。


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お金の貯め方を勉強して一体どうするんですかね?一度会社を辞めたこと、ありますか?


国から国民健康保険と、国民年金と、市民税の請求書が一度に送られてきて、50万円も一度に支払うんですよ?


65歳で仕事を辞めたらこれと同じで、貯金がどんどん減っていくんですよ。収入がなければ、貯金だけが減り続ける恐怖的な生活が待っているんです。


お金を貯める習慣を体得しいくらたくさん貯金していたとしても、収入が年金のみで毎月の支出のほうが多く、稼ぐ能力がなければ、貯金残高だけがどんどん減っていく恐怖を味あわないといけないのですよ。


それは日本人がお金を貯めることにばかり執着していて、お金を稼ぐ能力、専門性の獲得に対し無頓着だからです。


大前健一さんとか定年をゆうに越していま73歳だけど、経営能力の専門性が非情に高いため、いまでも仕事をされています。


専門性が高いから定年を越えてもずっとお金が増え続けているのです。それは大前さんがお金を貯める習慣を持っているからではなく、今でも毎月生活費以上のお金を稼いでいるためです。


65歳までお金の貯め方を勉強して貯金が3,000万円まで増えて、65歳以降その3,000万円が毎月減っていく怖さが分からないのでしょうか?


大切なのは貯金残高ではなく、専門性の蓄積量です。大前さんの場合、もう働かなくても、経営能力という専門性を使ってたくさんの書籍を出版しているため、毎月の生活費の数十倍以上の収入が自動的に預金口座に振り込まれてきます。


一般人だって何らかの専門性に10年20年と歳月をかければ、高い専門性を獲得できるのに、なぜもっとも大切な時間をお金との引き換えに使ってしまうのか、私には意味が分かりません。


総合職を20年間やっていても、何の専門性も得られません。得られるのは人脈と、誰にでもできる一般事務の経験値だけです。


お金を稼ぐために一番必要な専門性を高めるという習慣を、誰も身に着けようとしないのです。だから40代や50代になって高い専門性を持たないサラリーマンが、転職するのが困難になるのです。


誰にでも始められるブログだって2,000本、3,000本と記事を蓄積させていけば、一生食べるのに困らない収益を生み出す資産が手に入るのに、「貯金が大切」とか意味不明なことばかり記事に取り上げられていて、理解に苦しみます。


お金が大切なのではなく、お金を生み出す専門性が大切なのです。65歳以降収入が0になるのではなく、専門性によって、収入が月々の生活費を上回り続けることが一番大切なのです。


だから専門的な仕事以外は本来するべきではないのです。替えの利かない、私にしかできない仕事だけをすればいいんです。


それを理解せず、自分のもっとも大切な資産である時間と引き換えに仕事をし、お給料を貰っているから、何の専門性も習得できずに65歳を迎えてしまい、貯金が減り続けるのです。


大切な事は貯金額でも貯金する習慣でもなく、月々の生活費を上回るだけのお金を稼げる専門性です。

稼ぐ習慣を早めに身に着けておくべきなのです。これは、覚えておいたほうが良い知見の一つです。