障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

お金とは何か?(後編)

前編からの続きです)

所得を上げるためには労働生産性を高める必要があり、労働生産性を高めるためには、専門性を上げる必要があります。

専門性を上昇させるには、一つのことを極めるだけの時間が必要であり、一つのことを極めるには、たくさんの勉強と労働をする必要があります。

そして、たくさんの勉強と労働をするするためには、その専門性に対して腐れ縁と言えるくらいの好きであり続ける必要があります。
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よって一つの専門性に対して長い時間をかければかけるだけ所得が上昇し、自由度が増加します。

お金とはそういうものだと考えています。
高校生あるいは大学生に伝えたいことは、どのような領域でもいいので「専門家」になることを目指すべきだということです。

「専門性」が所得と結びつく原因は、専門性の習得には時間がかかるため、労働需要を満たすだけの人材の供給が追いつかないところにあります。

企業間競争でいうところの参入障壁が高いということです。
個人であっても企業と同じく、一つの技術を10年20年と磨いていけば、自由に生きることができるようになります。

また、職種によっては、単純作業しか与えられないため専門性を磨くことができない職業も存在します(関連エントリー)。

ヘーゲル哲学的ではありますが、私はみなさんに自由に生きてほしいと思っています。

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10回行動を起こせば9回は失敗し、1回は大きく成功します。
そして、9回の失敗に対してコストは発生しません。
1回だけ大きく所得が上昇するだけです。

優秀な労働者や経営者に話を聞くと、失敗の回数が一般人よりも途方もなく多いです。通常の労働者よりも優秀な労働者のほうが100倍以上は失敗しています。

それは100倍以上多く行動を起こしているからです。
個人的に行動とは、宝くじみたいなものだと思っています。

お金はあってもなくてもどうでもよく、貯金も不要であり、好きなことを見つけるために色々やってみて、好きなことが見つかったら、それに対してただひたすら大量に時間を注ぎ込む。

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専門家と呼ばれるくらいに時間を注ぎ込むことで、お金に困ることはなくなるはずです。

最後に、人脈についてですが、人脈があると仕事は降ってきます。

貯金のことを考えるくらいだったら、人を大切にし、自分の時間を、自分の専門領域、別に好きでなくても腐れ縁と呼べるほどの高い専門性に対して、大量に時間を注ぎ込み、絶大なる自信を自分のなかで育み、この土俵においては絶対に負けることは許されないと言えるだけの自信を植え付けてしまえば、お金には困らなくなります。

私は本を買うときも食べ物を買うときも値段をあまり見ません。
自由裁量が重要だと思っているからです。

つまりお金とか貯金とかどうでもいい、と考えています。
意識が飛ぶほどに好きな仕事をし、倒れて起き上がったら、また仕事をしている。そんな感じです。

好きなのだからしょうがないです。執筆活動はもう腐れ縁です。
離れられないため、もうあきらめています。