障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

教育経済学を使った子供の学力の伸ばし方について

前回のエントリーでは人の主観や個人の意見は役に立たない。と述べました。

また、子供の学力の高め方も少し執筆しました。


☆☆☆


教育経済学としては何万何十万という子供の教育と学力データを取得し、法則性を見つけ出していることも執筆しました。

それによって、誰が使ってもどのような境遇の子供が使っても学力の上がる法則性、規則性を科学的に証明し、それを人々の生活に役立てるのが社会科学だ。

と書きました。


ということで、今回のエントリーでは科学的に立証されている誰が使っても子供の学力の上がる方法について詳細に執筆します。

非認知能力については割愛します。


そっちは本を買って読んでください。

非認知能力とは学力のように認知され数値データでは立証することのできない能力のことです。


たとえば、生徒会長になったり課外活動や部活動をしても、いい大学には入れません。

大学に入るのに必要なのは推薦入試でもなければ「学力」だからです。


でも、部下を使ったことのある生徒会長がサラリーマンになったら(統計データを取れば出るでしょうけど)

同じ大学同じ学部卒の人でも生徒会長経験者のほうが出世し、所得を高められるはずだ。

くらいのことは推察できます。


指導力、リーダーシップ、自制心、やり抜く力、責任感。

そういった直接金と直結はしない、しかも数値データとして取れないけど、絶対に所得を高める能力になり得るもの。

それが非認知能力です。


教育経済学では心理学的手法を使ってこれを数値化させてしまい、子供のしつけやコミュニケーション能力ややり抜く力がどれだけ金に直結しているのか(つまり生涯年収にどれくらい影響を与えているのか)

を金額として算出させています。


鬼ですね。そこは本で読んでください。書くのめんどくさいことと、著者に失礼なため、私は書きません。

割愛します。


それでは、科学的データによってすでに立証されている子供の学力の伸ばし方はこちらです。


■子供の学力が伸びるしつけと伸びないしつけ

  • 勉強しなさい!と子供に怒鳴る(学力が下がる)
  • 勉強したか子供に確認をとる(学力が少し上がる)
  • 勉強する時間を決めて毎日守らせている(学力が結構上がる。母親が言うと効果大)
  • 子供と一緒にリビングなどで過ごし、子供の勉強を隣で見ている(学力が上がりまくる。父親がやると効果大)

一番上が一番効果のないしつけであり、一番下が一番効果的なしつけです。ただし母親の場合、下から3番めが一番効果的なしつけです。

まあ、楽あれば苦あるってことです。


親が楽をすれば子供の学力は伸びません。

勉強しろ!って言ったって子供の学力は伸びない。女の子の場合母親に言われると、むしろ学力は下がる。


それ以外のパターン、母親が息子にだとほぼ効果なし。父親が娘または息子にだと、少し効果あり。というデータが取れてます。

親がどれだけ子供の教育に熱心なのかどうかで子供の学力が変化してしまうってことですね。


一番手間がかかるのは子供と一緒の時間をリビングなどで過ごし、子供が勉強している間ずっと隣で見ていることです。

3時間勉強する場合、親も子供が勉強している3時間という時間を奪われてしまいます。


だけど勉強を親が見ているのに、子供が逃げ出すことはあり得ません。なぜなら、子供は扶養されている身分だからです。

自分ひとりでお金を稼げる能力がまだないから、親に扶養され朝昼晩3食を食べさせてもらっている身分では、親の言うことに従う義務が発生するためです。


たとえばですね、義務教育の小学校6年間、好きな日に好きなだけ学校に来ていいよ。

って先生が言ったら、明日から子どもたちは誰も来なくなりますよね。毎日家でゲーム三昧するはずです。


義務があるから小学校中学校合わせて9年間も毎日学校へ行くわけです。

それによって最低限の学力を得ることができ、社会生活を可能にしているわけです。


もしも義務がなければ勉強好きな一握りの子供以外誰も学校には来ないし、社会人として最低限の

素養、割り算や掛け算のような四則演算すら理解できず、社会に放り出されてしまい、最低賃金で働くことになります。


子供の学力を伸ばすには「義務が最強」ってことですね。

まあ知ってたけどね。


親が手間を掛ければ掛けるほど子供の学力は向上し、好きに生きなさい!などと子供を放任教育させて置くと、遺伝的に優れた勉強のできる子供以外

全員貧乏人になる。ってことです。


学力の高い子供のほとんどは(遺伝的に優れた脳力を持って生まれてきた子供以外)、みんな親御さん、特に母親が教育熱心です。

親が教育に手間と時間を掛けた家庭の子供は学力が高い。ということが科学的に証明されています。

我が子の学力を伸ばしたいなら手間と自分の時間を子供に差し出し、丹精込めて育てましょう。


子供にお金を掛けるのではなく、親の手間と時間を掛けることで、子供の学力が高まる。だから生活保護者の親だって子供を東大に出してやることは可能なんです。

育て方の情報さえ知ってれば、ね。

が、教育経済学から見た子供の学力の伸ばし方です。


誰が使っても伸びる。どんな学力の子供にも伸びる法則性・規則性で今わかっているのは以上の事柄です。

もっと知りたきゃ買って読むのだ。ハッハッハ

続きもあるよ。

教育経済学バックナンバー:

  1. 教育において生活保護者や貧乏人と金持ちの家の最大の格差は親の持ってる「情報格差」である。
  2. 貧乏人や生活保護者は大学行っときゃなんとかなると思っているが、実際には学部間格差がヒドいことになっている。
  3. 他人の成功体験や意見はまるで役に立たない。だから社会科学がある。