障害者新聞

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知的障害者の犯罪とそれを醸成するマスコミの報道姿勢について

この記事は山本譲司氏著「続・獄窓記」の触法障害者と呼ばれる人々。

を読んだ後の私の読書感想文である。


☆☆☆


このテーマについて全部で4本これから連載エントリーを執筆する。その最初のエントリーがこの記事になる。

まずは知的障害者の犯罪と、それを報道するマスコミの報道姿勢についてここで執筆する。


当たり前のことを書くが、これは実話だ。実際に起きた事件についてのメカニズムを執筆していく。

2004年の1月下旬から2月にかけて、埼玉県の所沢市入間市において、小学生の児童複数名が何者かによって暴行を受けたという報道があった。

マスメディアがそう報じたのだ。


暴行を受けた件数はなんと16件である。

当時のマスコミは大々的に、少し気でも狂ったかのように報道を過熱化させていった。いつものようにマスコミはこう報じたのだ。

  • またも通り魔殺人鬼現る。
  • 地域住民を恐怖に陥れる恐怖の連続暴行犯、いまだ捕まらず。
  • 小学生に対する暴行、無残な現実
  • 8名刺殺した大阪・池田小学校事件の再来か?

このように報道したのである。

その1ヵ月後、2004年2月23日犯人が捕まった。


犯人は重度の知的障害者であった。実際、彼は何をしたのか?どんな犯行を行ったのか?

知的障害者の彼は地域の住民からタッくんまたはヤッホーおじさんと呼ばれ親しまれていた。


いつものように小学生と遊んでいたところ、追いかけっこをしてタッくんの手の甲が小学生の体に触れてしまったのである。

当然のことながら何の怪我もなかった。


親御さんも被害届を出さなかったのである。ただこれを地域の住民はどう見るだろうか?

変なキチガイの中年が子供達を追い掛け回す暴行魔に見えるのではないだろうか。


親御さんは何も被害を受けていないから被害届を出さなかった。

わいせつな容疑もなにもなく、同じ精神年齢の中年の知的障害者と、小学生が駆けっこしていただけなのだ。

地域社会で障害者と児童が触れ合ういつものほほえましい出来事だったのだ。


だが地域住民から通報されマスコミに伝わったところ、暴行魔が小学生を追いかけ回し、いまにも殺す勢いである。

しかも過去16回も追い掛け回した連続暴行魔が地域社会を不安に陥れている。


変質者の中年が小学生を何度も殴りつけている。

と、虚位の過激な報道をされてしまい、現実とはまったくかけ離れた暴行事件がでっち上げられてしまったのである。


タッくんと遊んでいた複数の児童のうち被害届を出した親はいなかった。

わいせつなこともされていなかったし、走り回ってて体がぶつかることはあっても何一つ、誰一人けが人はいなかった。


ただ子供のなかの一人で不登校癖のある児童が変なおじさんに追いかけられ怖かった。酷いことされた。もう学校には行きたくない。

と嘘を付いただけなのである。


マスコミはこのコメントと垂れ流したが、その子の親御さんも、やはり警察に被害届は出していなかったのである。

被害者ゼロ人である。


被害者ゼロなのに警察は被害届を代筆したのである。なぜ、警察は被害届を代筆したのか?

それは警察側もタッくんのことは知っていた。


いつもどおり公園で遊びまわっているだけだという事実も(なにも犯罪を犯していないことも)知っていた。

だが、全国紙の新聞やテレビのニュースが大々的に連続暴行魔事件として報道してしまったため、ここで警察がいつもの出来事ですよ。


知的障害者と児童が公園で遊びまわっているほほえましい光景じゃないですか?などと言ったら、マスコミは警察をどう報じるだろうか。

もはや倫理観の欠片もない日本のマスコミから

  • 警察の闇
  • 警察と暴行魔なんらかの癒着か?
  • 仕事をしない警察、暴力団関係者との密接な関係性
  • 無駄な公務員によって垂れ流される税金の現実

などと書き立てられてしまうため、警察のメンツのためになにもしていないたった一人の知的障害者を冤罪でひっとらえ、彼が1人犠牲者となり、刑務所にブチ込まれたのである。


ちなみに連続16件の暴行歴とは、タッくんが小学生と遊んでいた回数のことである。

これが現実。

で、刑務所のなかで精神安定剤を飲まされて薬漬けにされるのだ。知的障害者はね。彼らだけがね。


何もしていないのに重罪にされるのだ。だって被害届は警察が代筆してるんだもの。

1人の児童が学校へ行きたくないため嘘を付き、マスコミは通報があった証言をただ引用しただけであり、実際に現場へ行き取材をせず、警察は自分たちのメンツのために弱腰だと言われるのを恐れ、


たった一人の知的障害者が社会の犠牲者となり、児童に触れただけで合法的に刑務所にぶち込まれ人生を台無しにされ、前科者は福祉事業所のすべてから敬遠され、

困ったときもう二度と福祉を受けられず、児童と接触してしまっただけで知的障害者一人が果てしないほどの憎悪を貯めていくことになる社会システムが、無責任体質で現場で誰一人取材しなかったマスコミによって生み出されていくのである。


このシステムが怨嗟と憎悪を生み出していくのだ。こうした冤罪が巨悪な知的障害者の殺人事件へと繋がっていくのだ。

知的障害者だけが、ただ歩いたり走ったりしているだけで、刑務所にぶち込まれる。何度もだ。


何度も何度も刑務所にブチ込まれる。

こうして知的障害者は社会を恨み憎悪する。たくさんのいま目の前にいる出来うる限り多くの人を殺したいという殺人願望を抱くようになるのだ。


レッサーパンダ事件のようにね。

マスコミのずさんな報道姿勢のおかげで、また1人社会を憎悪する他人をいっぱい殺したい。出来うる限り多くの健常者を刺し殺したいと願う。

いつも願う。膨張する殺人願望。


この巨悪な恨みを晴らしたい。という知的障害者が生み出されるのだ。

全部マスコミのせいでね。

それで一番損をするのは女子短大生刺殺事件で知的障害者にめった刺しにされ殺害された、その他大勢の健常者なのである。


これがマスコミが生み出す憎悪とロシアンルーレットなのである。誰がいつ殺されるのかは分からない。

いきなり知的障害者に殺されるのはマスコミが現場に行き真面目に報道をしないためだ。


疑惑報道ばかりで真実を記事にしないためだ。

不安を煽ると記事が飛ぶように売れ、視聴率がアップし、金を大量に稼げることを彼らが知っているためなのである。

要は金のためなんだよ。ふふふっ


健常者のみんな、がんばって障害者に刺し殺されて死んでね~。

ちな、知的障害者の殺人事件の場合、障害者団体の批判を恐れるあまり加害者が障害者だと発覚した途端、メディアは報道を止めます。


まったく仕事をしません。君らは勝手に刺されて死んでください。

自分、他者とか興味ないです。報道メカニズムとその社会を知らない健常者の自業自得。ハッハッハ

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