障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

マイニュースジャパンの編集長ブログがおもしろいよ!

最近、ネットのニュースはほぼ見てない。

ていうか、ネットの情報を全く信頼してない。テレビも見てない。


☆☆☆


ではどんな情報媒体に触れて知力を高めているのか?

それは紙の書籍である。ひたすら本読んでる。たぶん生活保護者で1ヶ月10冊ずつ古本買ってる人って、自分くらいだと思う。


前に5ちゃんねるで、インターネットのある時代に図書館は不要。と言う頭の悪いスレッドがあった。

インターネットの情報はタダである。


で、タダの情報を作ってる人って、きちっと調べてないし、文章力の高い人はタダで情報を公開したりしない。

逆に図書館にある本はすべて有料の書籍である。


著者には本が売れるとお金が入ってくる。

インターネットにタダで情報をアップロードしてもお金は入ってこないのに、本(あるいは電子書籍)を執筆するとお金が入ってくる。

そのため、一握りの文章力の高い人たちは有料の記事を書くことで、執筆業だけで生計を立てられるのである。


よって素人の質の悪いゴミみたいな文章がネット空間上には氾濫しており、逆に一定水準以上に文章力の高い人は、ネットに記事を書かず、本を出版するのだ。

だからインターネット上には、タダで質の悪い情報だけが、あふれ返っているのだ。


こんなの少し考えれば分かると思うんだけど、ていうか、読み比べて見れば文章力の違いは一目瞭然だし、

ネットのまとめサイトはただの罵詈雑言と画像を何度も使いまわして貼ってあるだけのサイトのため、基本的に価値がないことなど、すぐにわかるはずなのだ。


しかし、日本人は劣化しすぎてて文章力どころか読解力すらないため、そういうことがもう分からないのである。

可哀想な国民である。


まあそれはいいとして、最近読んでるブログが1つだけある。それは凄腕ジャーナリスト集団のマイニュースジャパンの編集長ブログである。

これ↓


■マイニュースジャパンの編集長ブログ

マイニュースジャパンの編集長ブログ

出典:渡邉正裕公式ブログ(http://www.mynewsjapan.com/blog/masa

有料の記事もあるため全部読めるわけじゃないけど、無料で読むのは失礼である。と言えるほどに、このブログの文章は質が高い。

マイニュースジャパンの編集長であり、ジャーナリストであり、記者でもある渡邉正裕さんのブログだけは、ネット媒体の記事でも読んでいるのである。


そこらのまとめサイト読むくらいだったら、このブログ読んだほうが知力を高められるからだ。

彼のブログが圧倒的に大手新聞メディアの記事よりも質が高い理由は3つある。

その3つとはこれである。


■これ

  • 具体的な記事を書いている。
  • 歯に衣を着せない記事を書いている。
  • 就職氷河期世代特有の文章のキレがある。

敢えて言ってしまうと、彼のブログは具体的であり、ひたすらに文章力が高い。

上で述べた特徴について1つずつ説明していく。


1.具体的な記事を書いている。

マイニュースジャパンの編集長ブログは鬼みたいに具体的な文章ばかりを書いている。

ていうか、具体的すぎて企業からよく訴えられている。


彼は緻密な取材によって過労死の実態やブラック企業の実態を、臆面もなく記事にしてしまうのだ。

しかもユニクロワタミなどと東証1部企業であろうと名指しで書いてしまうのだ。

だから良く訴えられているw


そして正しいことを執筆し、証拠をしっかり残しているため、裁判で常に勝利している。

正直なことを書いてそれが報われる社会こそが適切な社会だ。お天道様は見ているんだぞ!

と、執筆されている。凄まじい文章のキレ味である。


ヤクザから記事を消せとか脅迫の電話が掛かってきたり、実に生々しくて、バイオレンスな人生を送っていらっしゃると思う。

でも本来ジャーナリストって、こうでないとね。正しいものを正しいと言えない社会なんて嘘だよね。

と自分も思っている。


2.歯に衣を着せない記事を書いている。

一般的な大手新聞はなぜ売れないのか?

その第一の理由は、文書力が低いからである。自分も参考書や専門書はたくさん買ってるんだけど、新聞は購読していない。


昔は購読していたが、もう買わなくなってしまった。買わなくなった理由は、彼らの文章力が低すぎるからである。

お金を支払ってでも読みたいというほど質高き日本語の書き手が、もはや大手新聞社にはいないのだ。


とくに衆議院選挙や参議院選挙などの国政選挙のときに、彼らの文章力の低さが鮮明に表出されてしまい、とても残念に思う。

読売新聞、朝日新聞毎日新聞産経新聞すべての大手新聞メディアが、自分たちの支持政党とその理由、そしてこの国をどんな国にしたいのか?

それすらも執筆できないのだ。


彼らは選挙になると自民党も良いですし、民主党も捨て難いですね。共産党も福祉に力を入れていて、良いかもです。

という文章を書く。


で、結局どこがいいの?何が言いたいの?どうやって判断すればいいの?かについて、一切書けていないのである。

アメリカの新聞のように私たちはこういう理由から今回の国政選挙では民主党を支持します。


それによって国民皆保険制度の設立と福祉の拡充を期待します。みたいにキレのある文章を日本の大手新聞メディアは、書くことができないのである。

要するに全部を平均的に褒める記事ばかり書くから、読んでてイライラするし、それ以前にそういう記事を書くということは、どの政党がどんな政権公約をしていて、どんな国作りをしようとしているのかを、しっかりと調べていないのだ。


つまり、分からない。と彼らは言っているのである。

私たちには今回の国政選挙でどの政党を支持したらいいのか調べてない(仕事してない)ため、分かりません。

という新聞記事が、果たして売れると思っているのか?


そういう記事って、まったく役に立たないんだよね。投票する上での判断材料を何一つ提供していないんだよね。

だから新聞を買うのを止めたのだ。


彼ら新聞記者はしっかりと調べてないし、責任を取りたくはないのだ。新聞のアーカイブ(記録や保存)は、数十年先までも残ってしまう。

東京都の図書館へ行けば5年前の新聞なんか平気で置いてあるからたくさん読める。


自分は2-3時間ずっと過去の新聞を読み漁って図書館での読書を楽しんでいたことがある。

で、4年前などの国政選挙でもし新聞記者が支持していた政党があったとして、それが政治献金汚職などで消えていったとしたら、自分たちの意見が間違いだったという恥を世間に晒すことになる。


つまり、彼らは責任を取りたくはないのだ。文章に魂が篭っていないのだ。

私が執筆した文章についての全責任は私にある。という矜持(プライド)がまるでないのである。


だから全部の政党を八方美人のように褒めまくる極めて質の低い駄文を、有料で販売しているのである。

しかもなぜかいつも命令口調で上から目線で偉そうなのだ。

これで新聞が売れるわけなかろう。と言うことが、なぜ分からないのだろうか?


それがマイニュースジャパンの編集長ブログだとこう↓なる。

こう。


■今回はみんなの党だ(2013年参院選

「今回はみんなの党だ」の記事

出典:今回はみんなの党だ(2013年参院選)(http://www.mynewsjapan.com/blog/masa/215/show

マイニュースジャパンの編集長、渡邉正裕さんは、自分の支持政党をしっかりとブログに執筆している。

それだけではない。


支持する理由と、その政党に投票することで、今後日本がどうなっていくのか?

の予測モデルまでも執筆されている。ジャーナリストが大手新聞メディアの記者と圧倒的に違うのはここである。


実名顔出しで記事を書くことで、自分の言葉に全力で責任を負っているのだ。

そのあまりのクソまともさ、失敗したとき全責任を俺が取る!というピリピリするほどの文章のキレ味。


ここに月給貰ってるだけの自分の顔も名前も出せない記者と、凄腕ジャーナリストとの差があるのだ。

まさにジャーナリズム精神の差なのである。


ちなみに、自分が大嫌いな日本維新の会は、貧乏人が支持している政党である。

特に貧乏なネット右翼(通称:ネトウヨ)の人たちが支持する政党が日本維新の会なのだが、下記の経済・財政ポジションニングを見ても分かるとおり、日本維新の会が福祉予算を削減して、小さな政府を作ろうとしていることが分かる。


■政党別の経済・財政ポジションニング

政党別の経済・財政ポジションニング

出典:上のリンクと同じページ

この図の見方は実に簡単である。上へ行けば行くほど予算じゃぶじゃぶのバラマキ政策であり、下へ行けば行くほどの財政削減政党である。

また左へ行けば行くほどの反グローバル化保護主義政党であり、右へ行けば行くほどのグローバル化推進政党である。


日本維新の会は一番下にある政党のため、財政健全化論者であり、高齢者の年金や低所得者の福祉予算を大幅に削減したい。

生活保護制度廃止論者の集った政党である。


常に弱い人たち、弱者を批判しているのは、そのためである。で、日本維新の会を支持している人たちって、実は低所得者なのだ。

彼らは自分たちが貧乏になることになぜか喜びを感じる学のない人たちだから、高所得者は大喜びしているんだろうなと思う。


攻撃的で誰かを常に批判する政党を、低所得者は好むのだ。日本維新の会が政権を獲ったら、まず真っ先に損をするのは、低所得者である自分たちなのにだ。

頭が悪いということは、この知的格差社会においては、かなり不利なのである。


普通貧乏人なら失業しても困らないように、また最低賃金を上げる政策を掲げ、ブラック企業は許さないぞ!という強烈なスタンスを取る、表の一番上に位置する共産党が一番自分を経済的に豊かにするのに、貧乏人であればあるほど、それに気づかないのである。

悲しい人たちである。


別にそれはいいとして、渡邉さんはこのようにはっきりと自分の支持政党をブログに執筆し、その理由も明記しているのである。

大手新聞メディアでこういうことができる記者はゼロである。


彼は責任を取っているのだ。

自分の矜持(プライド)を持って、文章を執筆されていることが分かるのである。人間としての能力の違い。格の違いを見せ付けているのである。


3.就職氷河期世代特有の文章のキレがある。

マイニュースジャパンの編集長、渡邉正裕さんは、あの鬼の就職氷河期世代である。

就職氷河期世代とは日本が慢性的な不景気に入った90年代後半に就職活動をしてしまった世代である。失われた20年という奴だ。


この世代の人間は人生ハードモードであり、就職活動からして少ない椅子を同世代で奪い合う激烈競争社会を生き抜いてきた人たちだ。

ちなみに、私も就職氷河期世代だ(笑)。


高卒で正社員でスーパーに雇用されたのだが、病気になって21歳から障害者になった。

この際、私のことはどうでもいい。


なぜかは知らんが、この世代の人間は鬼のように競走にさらされてきたため、たまにとんでもなく文章力の高い人間が生み出されてしまうのである。

なんでこの人こんなに文章力高いの?

って人は大体就職氷河期世代である。


苦労されてきたんだなー。と。

そして文章力のおもしろいところは、人生経験の濃密さによって、学力がなかろうとも、文章力が高まってしまう。

という事実である。


大学の理系学部が数学の素養のない人間を社会人入試で採用しないのに対して、文系学部は小論文の質さえ高ければ、積極的に社会人を採用しようとする。

それはお金(学生)がほしいからっていうのが一番の理由ではあるのだが、人生経験が豊富で苦労して生きていると、別に何もしてなくても、文章力が高まってしまうからなのだ。


だから論文の質が高まってしまうのだ。

就職氷河期世代の渡邉さんも、こういう↓キレのある鬼みたいな記事を書かれるのだ。

これ


■「ぜんぶ社会が悪い」思考のススメ

「ぜんぶ社会が悪い」思考のススメの記事

出典:「ぜんぶ社会が悪い」思考のススメ(http://www.mynewsjapan.com/blog/masa/207/show

これ読んで少し笑ってしまったのだが、ド正論である。だけどこの生き方ができる人はほとんどいない。

経営者タイプだけである。


自分も経営者なのでこの生き方なのだが、筋を通して生きる。おかしいことはおかしい!と言える人は、なかなか日本にはいない。

みんなに合わせたほうが楽に生きられるし、企業経営者になって収入ゼロだと思いっきり後ろ指差されるし、陰口叩かれるし、親に我が家の恥だと言われる。


だけどね、それでも自分から見て、正しいことをやるのだよ。

正しいことを正しいと言えない社会に生きている場合、それはあなたが悪いんじゃなくて、社会が悪いのだ。


障害者なんて福祉施設で働いてると月給1万円しかもらえないんだよ?

なんで世の障害者はそれをおかしいと思わないの?

おかしいと思ったらおかしいって言うんだよ。辛いなら辛いって言わないと、相手はわからないんだよ。


社会がおかしいなら己の手で変えてやる。くらいの気概と緻密なる行動計画の全容を論理的に頭のなかで全て思考して、全工数まで何をどれくらいどのように、いつまでにどうやってやればいいのか?

全部思考して実行して実現させて、成果を出すのだよ。


就職氷河期世代は生きるのに必死だったから、逆説すると、必死でないと生きていられなかったから、何も考えてなくても、こういう思考回路が脳内で組み上がっているのだ。

要は精神的に強い世代なんです。


渡邉さんのブログを読んでいると、それが分かります。如何にして社会問題を解決させればいいのか?

そのためには、うつ病になんてなってる暇はないんです。


如何にしてより良い社会に作り変えるのか、思考し、実行し、成果を出す。ただそれだけです。

でも、みんなこれができないんですよね。大学教授ですら思考するところまでしかもって行かず、実行する人なんていないからね。


若者の貧困の問題解決策を提示している大学教授は山のようにいても、市民運動までやって、貧困問題の解決のために行動して、政治家にまでなる教授はいませんものね。

所詮は机上の空論に過ぎないんです。彼らは行動を起こさない。だから存在意義がまるでないのだ。社会に不要な人材なのだ。

社会人なら実行し、実現して、なんぼなのにね。


マイニュースジャパンの編集長は編集長兼経営者だから、毎日大手新聞と戦ってるんです。

その熱さがブログから伝わってきて、やっぱり優れた物書きは一騎当千なんだなって、実感するのです。

彼一人の文章力は大手新聞の記者1,000人の文章よりも上です。だから小さな会社でも戦えるのです。


記事は量より質だな。と。1人の読者として実感します。

ただほとんど更新してないので、彼の書籍を読んだり、ツイッターフォローしたりしてます。自分はいち読者ってところです。

良い文章を書く人だなあと実感します。私の数少ないツイッターフォロワーの1人です。

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