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最初に結論を書いてしまうと、ブックオフは安くタダ同然で買い取って高く売ってます。
駿河屋は高く買い取って、安く売っています。
その証拠を見てみましょう。
作品はxbox360の名作ファントムで、購入価格と売却価格を比較していきます。
まずはブックオフオンライン。
■ブックオフオンラインのファントム(限定版)
出典:ブックオフオンライン(https://www.bookoffonline.co.jp/old/0016894123)
ブックオフでは買取価格が900円で、売却価格が3,180円です。
そのため、原価率は900÷3,180=28.3%であり、ブックオフの得られる利益率は71.7%です。
1本の売買で2,200円儲けています。
次、駿河屋です。
■駿河屋で売ってるファントム(限定版)
駿河屋では同じ商品が2,050円で買えます。で、駿河屋はそれを1,100円で買い取って、2,050円で売却してます。
よって原価率は1,100÷2050=53.7%です。利益率は46.3%です。
まとめると
です。
ブックオフは殿様商売してるから、このまま行くと倒産します。なぜ、倒産するのか?
それは10円で古本を買い取って、100円で販売するという商売を、ゲームソフトやゲーム機など他のジャンルにも適用してしまったためです。
中古ゲームショップで一番大切なのは何でしょうか?
それは、商品数です。
商品の品揃え(中古ゲームソフトとゲーム機をたくさん取り揃えていること)です。
いま、ブックオフオンラインで起きていることは、売りたいのに商品在庫が存在しない。
と言う状況です。
これを見ればすぐわかります。
これ
■ブックオフにおけるプレイステーション3の品揃え
見て分かるとおり、全部売り切れです。
なぜ売り切れなのか?
それは売る人がいないからです。
誰もが安くは売りたくないのです。利益7割をブックオフに取られるのだから。
みんな他のメルカリや駿河屋やヤフオクで高く売っているため、ブックオフにはもう商品在庫が存在しない。
という状況が発生しています。
駿河屋は高く買い取って、そこそこ安く売ってます。
だけど高く買い取ろうという気概があるため、商品を売ってくれるお客様が存在しています。
同じ商品で比較すると、駿河屋のプレイステーション3の品揃えは、こうなっています。
駿河屋ではプレステ3本体で1つも在庫を切らしていません。駿河屋は高い商品もあるけど、基本的にはそこそこ安く売るので、すぐに商品が売り切れます。
だけど高く買い取ってくれるのをみんなが知っているから、商品在庫が尽きても、すぐに再入荷するのです。
するとどうなるのか?商品の回転数が高速化します。
1回の売買であまり儲けは出ないけど、たくさん売れて、たくさん入荷しているから、少ない儲けだけど商品が高速回転し、売上が増えるのです。
ブックオフは1商品あたりの利益率は、安く買い取って高く売ってるのだから利益率がとても高くなるのは当然なんだけど、誰ももう売ってくれないから商品が入荷してこない。
という状況に追い込まれているのです。だからいつも売り切れ(誰も売ってくれない)のです。
このままいくとブックオフは潰れてしまうでしょう。
いまも店舗を含めた利益率が3%くらいですから、在庫がなくて閑古鳥が泣いているのです。
ちなみに、ファントムは少し特殊な例であり、普通の商品は駿河屋のほうが10%くらい高いです。
ただし1週間に一度のセールの日だと、ブックオフと同じくらいには安くなります。
駿河屋は送料や代引き手数料も安いので、ブックオフオンラインでは相手になりません。
ブックオフオンラインは売れ筋商品自体が在庫切れのことが多く、その原因の本質は激安でタダ同然で買い取ることなのですが、それによる経営不振のツケをお客様に押し付け、利益率をさらに高めようとしています。
ブックオフオンラインは代引き手数料の値上げに踏み切ったのです。
■ブックオフの代引き手数料
出典:ブックオフオンラインのご利用ガイド(https://www.bookoff-online.jp/guide/haiso_ryokin_ryokin/)
これで勝負あったかなと思ってます。
駿河屋の勝ちです。駿河屋は高く買い取ってくれて、そこそこ安く売ってくれます。
しかも代引き手数料はセール日で2,000円以上買えば250円になるし、5,000円以上買えば無料になります。
駿河屋のセールは週1でやってるので(セールの日でしか買ったことがない。大体週末にやってる)、セール日に買えば送料、代引き手数料の両方を無料にすることができます。
自分の経営能力の低さをお客様に値上げという形で押し付けたブックオフでは、駿河屋には敵わないでしょう。
明暗を分けたのは経営能力の違いであり、商品回転率が鍵を握る。ということを、ブックオフは知らなかったのです。
駿河屋は1商品あたりの儲けは少ないけれど、たくさんのお客さんが売りに来るから商品棚(在庫)の品揃えがよく、商品がすぐに売れ、またすぐに入荷するという好循環が続いています。
だからたまにギャグみたいに安いゲーム機なんかも売ってたりして、まったく儲からない商品を提供したりできるのです。
これとか、わろす。
でた!!狂気の爆安価格530円www
これ↓
定価10,479円の神ゲーがなんと狂気の250円!!!
しかもこれ、この前のセール日に190円で売ってた。駿河屋狂ってるwww
アホですねー。駿河屋。素敵ですw。こういう遊びができるのも、在庫がすぐに入ってくるからなんです。
だから一部の商品はこのように爆安価格でほとんど利益なしでも売ってしまえるのです。
売ってしまってもまたすぐに別のお客さんが売ってくれるから、商品棚を売り切れ状態にせず、いつも販売できるように工夫しているから、商品がぐるぐると高速で回転していき
商品回転率が高いからこそ、こういう爆安価格の商品もたまに陳列できるってことです。
なのでどっちのお店で売ったほうが、あるいは、買ったほうがお得なのか?
と言われたら、両方使ってる自分としては、高く買って安く売る努力をしている駿河屋のほうが、経営能力が高くてお得ですよ。
ってことになります。
実際、自分も最近は駿河屋ばっか使ってます。だってブックオフオンラインの代引き手数料390円って高すぎるんだもの。
ってことで、駿河屋のほうが断然おすすめってことです。
ちなみに、なぜAmazonを無視してるのかというと、あそこは情弱御用達の搾取系ブラック企業だからです。
高すぎて買えません。論外です。
Amazonは、10倍あるいは20倍の値段で買いたいという、奇特な人向けのサイトです。
しかもECサイト側が管理してないため、よく犯罪の温床として使われます。
誰が売ってくれたのかも分からないんです。
AmazonのECサイトを使って誰かが売ってくれたものなんて、怖くて買えません。
しかも10倍の値段で動くかどうかも分からないレトロゲームを買う人は、相当な情報弱者であると言わざるを得ません。
でも大丈夫ですよ。読者さんはこの記事読んじゃったから。既に、半ば強制的に情報強者ですw。
なのでこのエントリーでは、ブックオフと駿河屋のみの比較をしたのです。
Amazonとか使ってる人は生きてて恥ずかしい人です。論外の情弱サイトです。