障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

障害者支援で唯一役立つ就労支援移行事業は「金の稼ぎ方を教える学校」である。

こういう就労支援事業、素晴らしいですね。


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これ↓


■現役YouTuberに動画編集スキルを学べる新拠点「就労移行事業所ルーツ横浜関内」を開設

就労移行事業所ルーツ開設の記事

出典:PR TIMEShttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000017416


前々から思ってたんだけど、実際に民間企業で働いたことのない公務員が障害者支援と称して、障害者に何を教えるの?

民間企業で働いたことない人が、民間企業での働き方を教える。って無理があるの、何で分からないの?


そういう就労支援とか不要だから、その補助金の半分以下の予算で良いから障害者に現金を直接給付してよ!

っていうのが私の意見です。


ただし、この税金の無駄遣いには、たった一つの例外があります。

就労支援移行事業で唯一有用で役立つと言えるのは、障害者に金の稼ぎ方を教える就労支援の学校です。


実際にユーチューバーなどで金を稼いでいるフリーランスが講師となって、障害者に直接金の稼ぎ方を教える。

これはとても素晴らしいことだと思います。


読者さんは、インド人の寓話を知ってますか?

あるインド人のおじいさんが釣りをしていると、インド人の子供がおじいさんの釣った魚を、いつも盗んでいきます。


毎日魚を盗まれたおじいさんは怒ったり、キレたりもせず、ただ魚を盗ませていました。

ある日、おじいさんは魚を盗みに来る少年に、「魚の釣り方」を教えました。


すると子供は魚を盗まず、自分で釣るようになりました。もうおじいさんの魚を盗む輩は、いなくなったのです。

この魚の部分を「お金」に置き換えると、いまの障害者の状況がよく分かります。


何も役に立たない就労支援や公務員が椅子に座ってるだけの相談施設は、無意味です。ゴミです。

それよりは現金を給付してもらったほうが、障害者の生活は豊かになります。


就職支援のパンフレットを貰うくらいだったら、そのパンフレットを刷る人件費を直接現金で受け取れたほうが、生活費が潤うってもんです。

だけど、現金給付で受け取って使っちゃったら、なくなってしまいますよね。


ラーメンにしろステーキにしろお金を支払い、商品を購入して食べたら、もうなくなってしまいます。

これは会計学で言うところの「費用」ですので、使ったら消費され、消えてしまうんです。


インド人の寓話で子供が毎日魚を盗みにきたのは、食べてなくなってしまったからです。

お金も同じです。


お金の稼ぎ方という知恵を授ければ、一度覚えれば障害者は、一人でお金を稼ぎ続けますよね。

すると毎月納税することになるから、補助金以上の税収が見込める唯一の行為が、「金の稼ぎ方を教える」という事業なんです。


でも、サラリーマンにしろ公務員にしろ、自分で事業を興してお金を稼いでいる人は稀です。超がつくほどの少数派です。

だから実際に金を稼いでいる現役ユーチューバーを講師として迎えて、障害者に直接金の稼ぎ方を教えるのは、とても優れた事業であると言えます。


こういう就労支援移行事業であれば、私は大賛成です。ちなみに、ユーチューバーも0.01%の人間しか生計を立てることはできません。

スポーツ選手と同じです。


稼げるのはいつも一握りです。

だけど、お金を稼ぐためのスキルを修得して、実際に月に2万円程度稼いだことのある経験は、就職活動でも大いに役立ちます。


サラリーマンでそれ出来る人(即戦力になる人)って、ほとんどいないから。

私もフリーランスになって初めてお金の稼ぎ方を独学で学び、稼ぎ始めたくらいです。


ちなみに、自分は独学で市販のWebマーケティングとブログの教科書を12冊買って、ブログ立ち上げて、独学で学びました。

独学が理想だけど、それなりに失敗するし、失敗すると病んだり落ち込んだりします。


実際にガンガン稼いでいる人に一番効率的なやり方を教わって、その後自分でサイト立ち上げてガンガン失敗したほうが、短時間でモノになると思います。

だからこういう事業はもっと増えてくれたらいいなって一人の障害者として思っています。

知力の高い事業であると言えます。

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