障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

きっと盲ろう者が両親にできる最大の親孝行は、お金持ちになることだと思う。

弱視難聴の盲ろう者が両親にできる最大の親孝行は、お金持ちになることだと思う。


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なんか親戚とかが集まって、私の病気が悪化して盲ろう者になったことを親が親戚に伝えると(なんか知らんけど伝えないといけないのだ)、自分の両親がやたらと申し訳なさそうな表情をするんだよね。


だから私は腫れ物のような存在でして、親が哀しむから親戚一同が集結する葬式とか結婚式には、あまり参加しないようにしている。

確かに、私の耳側の病気は遺伝だって聞いたから、親の責任も少しはあるかもしれない。まったく恨んだりしてないけど。


だってさ、それ親の立場になって考えてみなさいよ。努力とかがんばるとかと一切関係ない責任でしょ。

過失はなにもないんだよ。なのになんで両親の兄弟はウチの親を責めるかな。叩くかな。


なんも悪いことしてないじゃん。まっとうに生きてて、子供が勝手に病気になっただけでしょ。

んなの知るかカス!!!

って言っちゃえばいいのに、言わないで、ぐっと堪えてるんだよね。


ストレス溜まるなら、親戚付き合いとか別に止めてもいいんじゃね?

とすら私は思ってる。

好きに生きたほうが毎日楽しいのに、大人は背負わなくてもいい義務を、自分からたくさん背負うんだよね、みんながそうしてるからね。


なのであれこれ思考してたんですが、親がどや顔するような状況を作ることが盲ろう者にとっての親孝行なんじゃないのかなあと、最近思い始めてます。

要するに私の起業が軌道に乗って、なんか親戚連中はどこどこの息子はNTTに就職できた。すごいわ。

とか、どこどこの息子は、三菱東京UFJ銀行に就職して出世街道を進んでいる。東京に一軒家も買ったそうだ。


とかほざいているので、なら、盲ろう者の私が社長になって(既に社長なのだがw)んで、年収3,000万円くらい稼いで、ハワイあたりに親に別荘をプレゼントしたりすれば、あんなに哀しまなくて済むんじゃないのかなあって思う訳です。


これが盲ろう者にとっての親孝行な訳です。要は金と地位ですよ。うっへっへ!個人的には先週病院行って生活保護者だってバレて馬鹿にされたけど、別にだから何?

仕事のこと考えてて忙しいんだけど。

って感じで、他者からどんな風に見られても、私の幸福感は増減したりしないんですよね。


そういうところこの障害2つの人生でかなり鍛えられてるので、あんまり他人にどう見られてるのかとか、見栄とか気にしないし、それが私の幸福感に与える影響って、ないんですよ。


でも、自分みたいな人間って少数派なんです。

普通はウチの両親と同じく、みんな他人からの風評・評判・社会的評価を気にするし、それがその人の幸福感に与える影響って、やっぱり大きいんです。


ヘーゲル哲学を勉強すれば、俺のやりたいようにやることこそが、俺の幸福感を高めるのだ。って意識になるため、他者とかぶっちゃけどうでもいい。

になるんだけど、普通の一般人は哲学書なんて読まない訳です。


だから感情のコントロールができず、世間の常識に流されてしまうんです。

そんな訳で、盲ろう者が両親に対してできる最大の親孝行は、起業に成功させ金持ちになることだと思ってます。


自分は任天堂みたいにわざとボロいオフィスに住んでて有価証券と合わせて現預金1兆円以上もってる質素で強い会社が好きなんだけど、どうも世間一般は豪邸とか別荘とか大企業で働いているとか、そういう目に見える贅沢さに幸福感を覚えるものなので、そういう親孝行をするために、いま必死で仕事をしなければって思ってます。

そんな訳で弱視難聴の盲ろう者は、今日も今日とて仕事をしているのです!

今日も仕事がんばるぞい!

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