最近、FGO(Fate/Grand Order)を非難するニュースが多いですね。
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FGOとはType-Moonというゲームメーカーが作ったスマホの課金ゲームです。
ガチャという仕組みで課金することでレアなキャラクターを引き当て、ゲームを進めていくことができます。
■「ファンの愛を収益化」FGOのニュース記事
出典:ライブドアニュース(http://news.livedoor.com/article/detail/14602693/)
上の記事は、ファンがキャラクターに愛情を注げば注ぐほど、課金してしまい、破産へと追い込まれてしまうというものです。
でもね、Fate/Grand Orderは知ってる人は知ってると思うけど、あのFate Stay/night、通称「フェイト」の続編モノです。
フェイトだよ!?あのフェイトなんだよ!!
もっとはっきり言ってやんよ。フェイトは2004年に発売されたエロゲーだ。
フェイトのキャラを使ってる以上、キャラクターに思い入れのある一部のユーザーが記事にもある通り、100万円とか200万円課金してしまい、ガチャの中毒になってしまい、破産してしまう。
私はそれがいけないことだ、とか、そんなの許せない。
とは言わないよ。ニュースと同じように、自分も少し不謹慎だとは感じてる。けど、私はType-Moonを批判することはしません。ていうか、できません。
だって、彼らは2004年当時、日本一のゲームソフトメーカーだったのだから。
当時の彼らは無敵だった。光輝いていた。あれほどの才能をもった集団は、日本にただの1社も存在しなかった。
日本一のゲームメーカーは任天堂でもカプコンでもないんだよ。Type-Moonなんだよ。あいつら最高のゲームクリエイター集団だったんだ。
君たち月箱知らないの?
2003年に同人ゲームメーカーType-Moonが発売した月箱は当時2,500円での発売だったけど、中古で36,000円まで上がっちゃった伝説のゲームソフトであり、日本最高のゲームメーカーが作ってくれたゲームソフトなんだよ。
どこぞの部品不足で品薄商法してる任天堂スイッチ(笑)なんぞとは格が違うんですわ。2,500円が36,000円だよ。
俺氏持ってるよ。ほれ↓。
■伝説の同人ゲーム「月箱」
そして、幼馴染の執筆シナリオライター奈須きのこ氏とタッグを組んだ本作品のおもしろさは異常だった。
血しぶき飛び散るアルクェイドのCG画像を私はいまでもはっきりと覚えている。ああ。こいつらが日本一になるんだ。って思ったよ。
人の死線が見える主人公がそれをナイフで突くと、人がボロボロと壊れていくゲームソフト。それが月姫なのである。
これほどの才能が日本にいたのか?
同人だからみんな仕事抱えてて、友達同士で作ってたゲームだよ。
会社化してない。友達同士のサークル活動で作った月箱だったのに、世界最高峰のゲームソフトを彼らは作ってしまったんだ。
あれほどの才能。圧倒的なる才。なんてこと。あの当時、オタ(オタク)以外の誰にも知られていなかった。
世界最高峰のゲームソフトを作っておきながら、日本一のクリエイター集団、まだ会社化もされてない、あいつらType-Moonが作ってくれたゲームソフトなんだよ。
そういう奴等がいまFGOでぼろ儲けしてるんです。
個人的に、世界最高の才能が集ったメーカーがどんだけ悪さしようが、それが法律に触れてないのならば、別にいいんじゃないの?って思ってます。
彼らはそれほどの才能を持ってます。やりたいようにやればいい。
今現在、2018年度において日本一のゲームソフトメーカーは、誰がなんと言おうが「ゆずソフト」です。
異論は認めません。日本で一番ユーザーを大切にしてくれてる、真心込めてゲームを作ってくれる会社です。
だけど、2004年当時、フェイトを作った頃、一番優れたゲームメーカーはやっぱりType-Moonだったんだよ。
あいつら最高だった。日本一だった。確実に、ね。
裏月姫のエンディング(琥珀シナリオ)を私は生涯忘れることはないよ。
そして、あのエンディングのCGに日本が誇る最高の鬼才、るーすぼーい氏が触発されたんじゃないのかなって思ってる。
そういうエンディングなんですよ。
フェイトのバットエンド、タイガー道場の作り込みの丁寧さを見れば、奴等が最高のクリエイターだったってことは、誰だって分かるはずです。
こんなにもユーザーを大切にしてくれるゲームメーカーを私は知りません。
そいつらが、100万200万と搾取してるなら、もう、それでいいんだよ。それほどの才能なんです。
友達同士で趣味で作ったゲームソフトが、当時日本一と言ってもいいほどのゲームソフトになってしまったんだ。
そういう人たちがFGOで荒稼ぎしてるんです。
ちな、フェイトは私的に日本で4番目くらいに優れたゲームソフトです。
そう。いるんだよ。上には上がね。日本には、私に屈辱を与えた天才クリエイターがいるんだよ。日本一が、ね。
そして、FGO作ってる執筆シナリオライターの奈須きのこ氏に「一生涯越えられない壁」と言わしめたあの天才が日本にゃいるんです。
そうだよ。月箱やフェイトを日本一じゃなく、日本最高峰と言ったのは、日本一のゲームソフトが他にあるからなんだよ。
その名も「Cross†Channel」。
天才3人が集って、奇跡的にできてしまった、日本一のゲームソフトが、この国にはあるんです。
ええ。天才シナリオライター田中ロミオが作ってしまったバケモノがね。PCゲーム業界にはあるんですよ。
世界最高のゲームソフトCross†Channelの外箱。原画を担当したのは天才松竜。
↓こっちはCDディスク。起動ディスクとインストールディスク。
PCゲーム業界の深遠の淵。
一番深いところには作家と物書きが「一生涯越えられない壁」と言わしめた、我々に屈辱を与えた、日本一の日本語書きがいるんです。
奴こそが、日本でもっとも才能のあるクリエイターなんです。
私も奈須氏も、ていうか物書きは全部あっち側の住人です。
だからFGOごときで廃課金ユーザーが大量にいようがいまいが、結構どうでもいいことだと思ってます。
それは日本一美しい日本語を書く田中ロミオにみんなが嫉妬しているからなんです。
どれほどの原稿用紙を消費しても、もう一生涯努力してもあんなに美しい日本語文章を構成することは、田中ロミオの境地に到達することは、一生涯努力してももう無理なんだ。
って作家はみんな自覚してんの。Cross†Channelの文章読んじゃうと。
だって、ロミオの日本語はムカツクくらいに美しいのだから。
たとえるなら、芥川龍之介が太宰治の人間失格を自身最高の美文をもって執筆した作品。
それが世界最高のゲームソフト「Cross†Channel」のストーリーなんです。天才3人が集って作ってしまった、世界最高のゲームソフトなんです。
だから、そっち側(オタ側の住人)はFGOの廃課金ユーザーとかどうでもいいって思ってます。
2018年度の日本一のゲームメーカーはゆずソフトだし、世界最高のゲームクリエイターは田中ロミオだし、世界最高のゲームソフトは黒須太一の半生を描いたCross†Channelだって思ってます。
田中ロミオの高みを、至高の領域を知らない記者が書いたFGOとType-Moon批判記事なんて、私としてはどーでもいいんです。
だって、文章力に圧倒的な差があるのだから。日本一は(ていうか、個人的に世界一)は、伊達ではないんです。
ロミオはそういうところにいる人なんですよ。ブログ記事、400字詰め原稿用紙3,000枚以上書いてきたけど、一度もロミオに近づいたなんて思えません。そんなのロミオに失礼なんだ。
おこがましいよ。あの天才に焼き尽くされてから、あれを読んでしまってから、私は身の程を知った人間なんです。