障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

人のせいにする人間はいつまで経っても成長しない。

このブログを開始したとき、最初の1ヶ月目のアクセス数は100前後でした。


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自分のアクセス数はノーカウントにするようブラウザ(インターネット閲覧ソフト)を設定していたため、1日で平均して3アクセスしか読んでもらえませんでした。


この盲ろう者ブログを開始する前、はてなブログで企業のブログも作っていました。企業のブログは開始1ヶ月で1,500回もアクセスされていました。


私は当初、このブログを作ったとき、ライブドアブログだからこんなにアクセス数が少ないんだと自分の能力不足を棚に上げ、人のせいにしていました。


人のせいにすると楽でいいです。心がすっきりします。だけど、ね。それをしてしまうと失敗の本質を分析しないことから、問題の根源が理解できず、問題の根本的原因が解決しないことから、自分の成長の機会を逃してしまうことになるのです。


当初自分は失敗の本質を解決せず、理解しようともせず、ダラダラと1日1本ずつブログ記事を執筆していました。


だけど、その後冷静になって、なぜ今回のブログで失敗したのかを、私は分析し始めました。


自分の失敗は自分が一番見たくないものを見なければなりません。自分の劣っている部分をさらけ出し、冷静に分析するのは、とても嫌な気分でした。


しかしながら、これが問題解決にもっとも効果を発揮する取り組みであることを、私は自覚していました。


失敗の本質は、企業のブログでは会社の同僚がいつも記事の更新を楽しみにしてくれていました。


だから、私が書いた記事は身内の人たち、会社の同僚たちだけが1人で何枚もの記事を読んでいたことを自分は知っていて、だけどそれを認めたくはありませんでした。

社内で自分の成果だと誇張したかったからです。


逆にこのブログはほとんどの知り合いが知らないで、自分もツイッターでは子供の頃の顔写真を貼っていますが、基本的に半匿名でブログを執筆しているため、誰にも知られていない状態で、ひっそりとスタートしたブログでした。


過去に成功体験があったからと言って、その当時と同じ状況ではないのに、私はブログ開設時からすぐにたくさんのアクセス数が集まると、勝手に一人で勘違いしていたのです。


はてなでやっていたときは、確かにはてなキーワードからの検索流入もあったけど、それ以上に同僚がたくさんアクセスしてくれたからこそ最初の1ヶ月で1,500ものアクセスを獲得できたのです。


だから、ライブドアブログの運営が悪い訳でも、はてなが優れている訳でもなく、私のブログはただ単に知名度が足りなすぎることがアクセス数が少ない原因でした。


また、知名度が足りないのは、マーケティングを施した記事の本数が少なすぎるのが原因であり、これが失敗の本質だと己の過ちを冷徹に分析し、気づいたところから、このブログの成長曲線が始まりました。


それから先、私は潜在的マーケティングを施した記事を毎月50本から90本近く執筆し続けました。


成果が出たのはブログ開始から半年後の2017年1月であり、12月と比べて1月のアクセス数は5倍にまで増加しました。合計で200本~300本記事を書きまくり、アップロードしたところで、やっと成果が出始めたのです。


失敗の原因を究明し、サジェストされた検索キーワードを含んだ記事を、半年間継続して書き続けることで、やっとのことで成果が出たのです。


どんなことでも物事は、短時間ですぐに成果が出る訳ではありません。自分の分析結果が間違っているかもしれないという疑心暗鬼にとらわれながらも、それでも自分を信じて黙々と記事を更新し続けました。


失敗からその失敗の原因を突き止め、解決策を立案したならば、あとはどれほどの不安に駆られようとも、己を信じて継続すること


それでも失敗したら、また、なぜ自分が失敗したのかの原因を突き止め、またPDCAサイクルを高速回転で回し続けること。


失敗し、それを人のせいにすると、PDCAサイクルの改善活動が止まってしまう。失敗したら、それに対する分析を行い、仮説を立てて改善案を立案し、実行し、継続して労働し、成果を検証する。

また、失敗したら分析し、改善し、実行して、成果が出るまで継続する


こうやってどんどんアクセス数を増やしてきたため、もしも最初の段階で人のせいにしていたら、潜在的マーケティングの勉強も、記事本数を増やす取り組みも、私はやらなかったと思います。


失敗したらすぐ人のせいにしてお終いではなく、なぜ失敗したのかを分析し、冷徹に調査し、究明していく改善活動を自分から能動的にやっていかないと、そして大量に失敗することが一番成長スピードを加速させている事実を認識していないと、人間はまったく成長しなくなってしまうんだ。


大量の失敗と、その失敗の原因究明と改善活動こそが、人を大いに成長させることを、ブログを運営していてルーチンワークの様にパターン化させ、経験則から理解しつつあると私は認識しています。


失敗はチャンスであり、これを改善させると、成長が加速します。失敗したときに他人のせいにしてしまうと、そこで成長はストップしてしまいます。


沢山失敗し、改善しまくったほうが仕事上のスキルは益々向上し、高みへと登り詰めていけることを覚えておくと、一人でどんどん上に登っていくことができます。


見たくないものを見るという行為は、とても大切な知見です。失敗こそが人を一番大きく成長させる原動力になるので、一番自分の見たくない失敗の原因を分析し、パターン化(論理化)して理解し、成長の源泉にしていくことこそが、人の成長を加速させるのです。

ブログを運営していて、そんなことを理解しつつあると、私は感じています。

PS:潜在的マーケティングについてはこの記事の中盤に詳細に執筆しています。