Panasonicのマット式布団乾燥機を買った。
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税込みで6,300円だった。買ったのはこの機種である。
■Panasonicの布団乾燥機(FD-F06A7-A)
出典:価格com(http://kakaku.com/item/K0000898975/)
価格comは、売上ランキングが一番役立つ指標のため、それの7位の製品を買ったのである。
買ってみて、マットに空気を入れてそのマットの上下に敷布団と掛け布団を挟み込むことで確かにダニは駆除できた。
布団を上下左右に4回敷きなおし、計5時間も駆除するのだ。ダニを逃がさないため、4度も布団を移動し直さなければならない。
恐ろしい手間と電気代である。
ただ、ダニを駆除するという問題自体は解決できた。しかし買った後一つだけ後悔したことがある。それは購入前にどの性能をチェックすればいいのかが分からなかったことである。
ヤマダ電機の店員さんも、マット式はマットのなかに布団を入れるものだと勘違いしていた。
私もマット式とはマットのなかに布団を入れることでダニが死滅する50℃以上の空気を送り込み、完全に撃退させる製品だと思っていた。
そしたら全然違っていた。
マット式とは掛け布団と敷布団の間にマットを挟み、その熱風でダニを駆除する製品のことなのである。
要するにマットのなかに布団を入れるのではなく、マットを敷くだけなのである。そこで、一番大切な性能の指標となるのが、マットの大きさ(サイズ)なのである。
マット式の布団乾燥機でダニを完全に駆除したいなら、敷布団の大きさよりも大きなマットの製品を選ぶべきなのである。
私の購入したPanasonicの製品はマットのサイズが横120cm縦180cmであった。そのため、スプリングベットの大きさよりマットのサイズのほうが小さい。
だからマットを何度も移動させ、計5時間も布団乾燥機を稼動させなければいけない。欠陥商品である。
もしもマット式を購入するならマットのサイズの大きな製品を選ぶべきである。そうすれば1回で敷布団のダニを駆除できるからだ。
一番大切なのは、製品自体の寸法ではなく、マットの寸法なのだ。各社ともフラッグシップ機(最高級機)しか大きなマットを付属させていない。
たとえば、日本で購入できる一番高価な布団乾燥機である三菱電機の「AD-X80」はマットのサイズが横205cm縦210cmと非常に大きい。
私の使っているPanasonic製より縦のサイズが30cmも大きいのである。
■三菱電機の布団乾燥機「AD-X80」
出典:価格com(http://kakaku.com/item/K0000870228/)
スペック・仕様表で一番注目すべきはここ↓である。
■ここ
出典:価格com。AD-X80の仕様表(http://kakaku.com/item/K0000870228/spec/?lid=spec_anchorlink_details#tab)
マット式の場合、布団乾燥機を購入する前に自宅の敷布団やスプリングベットのサイズを測っておこう。
そして敷布団のサイズよりも大きな寸法のマットが付属されている製品を購入することをおすすめする。
そうしないとマットを上下に敷き直して90分間×2セットずつ布団乾燥機を稼動させる必要が出てくる。電気代もそうなのだが、何度も敷き直すのが非常に面倒なのである。
ちなみに、マットサイズの小さなPanasonic製の布団乾燥機FD-F06A7-A(上に挙げた私が購入した製品)は、一度のダニ駆除モードで5時間掛かる。
マットが小さすぎるから4度敷き直す必要があるのだ。掛け布団の表裏と敷布団の上下で4セットである。
それに対して、マットサイズの大きい三菱電機のAD-X80は敷布団は1回、掛け布団は表裏だけで済むため、布団乾燥機の稼働時間は90分×2セットで180分で済む。
電気代よりも布団を何度もセットし直すのが煩わしいので、マット式の布団乾燥機を購入するなら、敷布団のサイズより大きなマットを付属している商品を購入すべきなのである。
購入したあと手間が掛かりすぎて後悔したため、ここに失敗談を執筆した次第だ。今後、布団乾燥機を購入する方のお役に立てれば幸いである。
ちなみに、安い製品でもダニ自体は完全に駆除できることを付け加えておく。