障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

【人間哲学】他者の不幸を見ているとイライラする。

日本のインターネットでは他者の不幸が大喜びされ、不幸なニュースが起きるとアクセスが殺到し、みんなゲラゲラ笑い始めます。


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芸能人が不倫して苦しそうな表情で謝罪会見をすると、なぜかネット掲示板ではみんな大喜びします。


政治家が不正献金疑惑で謝罪会見すると、自業自得だと糾弾し、インターネット上では匿名のユーザーが皆大喜びします。


瀕すれば鈍する。

日本に貧乏人が増えれば増えるほど、所得が減り続けているこの国では、卑しい人間が増え始めます。


実際、中流層の多かった昭和では他者の不幸を笑うなどという節度の低い習慣は、ありませんでした。


そんなことしたら、芸能人の不倫のニュースを見てゲラゲラ笑おうものなら親父にぶん殴られる社会でした。


どういう教育を受けたのか知らんけど、たぶん、祖母から受け継いだ部分が多いのだろうけど、私は他者の不幸を見ると不愉快になりイライラします。体調が崩れ、悪化します。


腹痛になったり立ち眩みします。そのため、あまりインターネット上の下品なニュースは見ません。


私の体調維持のために、他者の不幸を見たいとは思えないためです。そもそも、昭和は他者の不幸をニュースとして配信しませんでした。


いまの日本人は劣化しているんです。知性が卑しいし、品性がないんです。

かなり恥ずかしい民族なのに、それを自覚してはいない。人の不幸なんて普通なら気分が悪くなるし、気持ちの良いモノではありません。


人が成功したとき、それを自分の成功と同じように祝ってやれる、喜んでやれる器のデカイ人間が、もうこの国にはいないのです。


人が困ってたら自己責任じゃなくて、どうしたんですか?大丈夫ですか?って声を掛けるのが普通の国の人たちです。

アメリカ人とか、ほんとこんな感じですよ。


それが日本人だけギャハハ!!パシャ!!と笑い始め、SNSにアップするんです。人様の失敗や不幸を。


祖母からの教育なのか哲学書読み漁ったからなのか知りませんが、私は昭和側の哲学のほうが好きです。


品格があって卑しくないし、頭も悪くないからです。もっと人々は思考していたし、お金持ちでした。


自分さえ良ければ良いという平成の思想を昭和時代の親父に言ったらぶん殴られるし、それは適切なことだと私は考えます。


魅力なき小器の人間がこの国に増えたなって思います。

そのため、他者への関心をなくしつつあります。自分の頭で思考し続けたいと考えています。


品のない国になったため世相は無視して、私の哲学を、私なりの人間哲学を行い、自分なりの生き方を模索していきたいと思っています。

平成の人間にはあまり興味や関心が湧きません。ちっこいからです。器がね。