障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

障害者は優遇されているの無残な現実について

自宅にワクチンのチケットが届いた。


☆☆☆


接種にあたっては電話予約が必要だと知った。

聴覚障害者は電話ができないため、予約ができないことを知った。


障害者をサポートする体制も万全だと封筒に書かれていた。

接種センターにおけるその万全な支援を受けるには、障害者で支援が必要な人は、予め電話予約が必要だと書かれていた。


電話がかけられないため、接種センターで支援を受けることはできないことを知った。

接種後に副反応が起き体調が悪化したときのためにサポートする部署があると、パンフレットには書かれていた。


体調が悪化し1分1秒を争う副反応が起きたら、ここに電話しろと書かれていた。

電話をかけることができないため、副反応時には耐えなければいけないことを知った。


障害者になって視力がほぼ失われた。

失明してないから障害年金は無理だと医師に言われた。


聴力もすべて失われた。

しかし音は聞き取れるだろ?と言われ、障害年金が受け取れないことを知った。


人の声がまるで聞こえず(感音性のため言葉が聞き取れない)

目もほぼ見えていない。ヒトモドキ。しかし失明失聴していないため、障害年金は受け取れない。支援はゼロである。


ワクチンを打てず、打てても副反応時は自宅で倒れることが確定している。

これが障害者の優遇措置だ。健常者が障害者制度作るのほんとウケる。


障害者になったあと給料が半分以下になった。そして失業した。所得がゼロまで落ちた。

進行化する病気だと告げると300社以上に落ち、破産した。


しかし耐えざるを得ない。年金ももらえない。所得はゼロ。病気が毎日悪化する。そのなかでの努力とか、完全に無意味。人生の難易度高すぎて頭やっちまったからもうどうでもいいが、悪化する病気のなかでの努力とか意味がない。

精神科行って頭にバンバン薬入れて正常値を保つ。異常者にならない。包丁振り回さない。正しく生きる。人の気持ちが、痛みがわかってあげられる人間になれるよう最大限努力する。

努力をする。私は努力する。そして人に感謝する。支援制度があろうがなかろうが、助けてくれた人すべてに感謝している。ありがとうございます。ありがとうございます。

の精神。それを声に出す。頭を下げる。当たり前だが怒らない。イライラしない。律する。


無理なものはたくさんあって、それらは耐える。ひらすらに耐え忍ぶ。絶対的に耐える。悪意に傾倒しない。正しく高潔に生きる。

そして当然だが他者を批判してはいけない。病気は自己責任だ。他者や人や国家を批判してはならない。耐えざるを得ない。人に当たらない。社会を非難しない。選挙に行き意思を示す。律する。己を律する。


意味のない人生。価値のない障害者制度。

これが障害者の優雅な生活とか、優遇されている生活とかいう奴だ。


生活保護受給して体重が12kg落ちた。

支援は全部いりません。不要です(厳密には受けられない)。


しかし不平不満は言わない。なぜなら、不平不満がないからだ。私は人と社会に感謝している。いつも感謝して生きている。


電話かけてくれたり助けてくれる人が私の周りにたくさんいるから、なんとかなってしまう。

それに対して自分はいつもありがたく思っている。ありがとうございます。の精神なのだ!

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