障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

生活保護者は恥なのか?受けてみて思ったことを書いてみる。

私は昨年の3月末に生活保護の認定を受けた。

会社300社以上受けて、全部落ちて破産したためだ。


☆☆☆


東京都で単身世帯として暮らしているから月13万円ずつ生活保護費を受給している。

今月で20ヶ月目である。


受け取った税金は20ヶ月×13万円で260万円だ。

高級な自動車が買えてしまう価格である。


または趣味にお金を使うとしても、260万円では一般人では使い切れないほどの巨額の金だ。

たまにこれを計算すると頭がクラクラしてくる。


カミングアウト(自己暴露)すると、私は悪意に満ちあふれている人間だと感じるし、生きている価値がないと考えることもある。


現在の自民党安倍総理保守傍流細田派のため、自己責任論と市場原理を政治思想としている。

まったくニュースに流れないが、昭和の頃の自民党の主流派閥は保守本流であり、平和主義・平等主義の思想を持っていた。


もう大昔の時代だ。1億総中流社会のときである。

小泉政権以降自民党の主流派閥が保守本流から保守傍流に移ったのだ。


だから政治の失敗は自己責任と片付けられるようになったし

(この思想だと政治がいくら失敗しても、その責任を国民に押し付けられる。自己責任だからだ)


市場原理を採用したため、弱いものは強いものの肉となり、非正規社員という奴隷が創出され、そのコスト削減が一握りの正社員の金に回るようになったのである。

昭和には非正規社員とかいなかったのだが、もう皆忘れてしまったのだろう。


だが260万円だ。

260万円も現金を受け取っていると、私よりも安倍総理のほうが、よほどまともな人間であるように感じられる。


というか、生活保護者はクズなのではないか?

と考察するのだ。


一生懸命働いている安倍総理のほうが人間的に正しいのではないか?

間違っているのは私の側なのではないかと感じるのだ。


ブログからの収入が2ヶ月前から入ってくるようになった。寄付のページをトップに設置したためだ。

月に1万円とか2,000円とか寄付を受け取っている。


寄付を受け取るとそれは事業所得だから、毎月生活保護課へ申請するタスクが生まれる。

よって毎月生活保護課へ収入申請のため行っている。


行くと私は目と耳の障害者のため、会話できないのだが、他の生活保護者ともお会いすることになる。

椅子に座り自分の担当のケースワーカーを待っている中年の男性がいる。


ずっと待っていると、その時間がもったいないのだろう。

生活保護者の彼はスマホを取り出してピコピコとやっている。


そのスマホの通信費も美少女ゲームの課金料金も税金である。

1,000円や2,000円なら良いだろう。


が、10年も単身世帯で生活保護を受給していると、1年で12ヶ月×13万円だから、10年だとその10倍も受け取っていることになる。


  • 1年で受け取ってる税金:12ヶ月×13万円=156万円
  • 10年で受け取ってる税金:156万円×10年=1,560万円

その中年のおっさんを見ていると、彼が10年保護を受けているかは知る由もないが

私は1,560万円の税金について考えることになる。


生活保護者は弱者なのか?私には分からない。

ただ言えることは2つである。

一つは生活保護制度を一番批判しているのは、働く貧困層と呼ばれるワーキングプアの連中である。


なぜだろうか?

なぜなら、ワーキングプアの人たちは働いているのに生活保護者と同じくらいの収入しか得ていないからだ。


よって、あいつらは働いてもいないのに俺たちと同じだけの所得を得ている。

許せない!

と怒っているのだ。


この怒りのインセンティブ(動機・誘引)はどこへ向かうのか?

向かう場所は2つである。


一つは人事院における官僚の評価制度は、公務員を働かせることで官僚は高く評価され、出世していく。


生活保護は現金を給付するだけだから官僚はこの制度では出世し難いのだ。

よって、なんとかしてこの制度を廃止したいと目論んでいる。

昨年の10月から生活保護費は減額された。13万2,000円だったのが13万円になった。


世間の批判があるとここぞとばかりに生活保護費を削減するのだ。消費税は10%になったのにだ。

この中年のおっさんも私も減額された。


区役所へ行くと、ただ突っ立ってる公務員がいる。

あとお客さんがいなくてガラガラの部署がいくつもある。住宅課とか特にそうだ。


公務員以外人が誰もいない。官僚にとってはあれが理想なのである。

日本の官僚は予算を獲得すれば獲得するほど出世する。


予算を獲得すれば獲得するほど消費税や社会保険料は増額し、国民は税負担が増え苦しくなる。

そして破産し生活保護まで落っこちると、今度は官僚は公務員の部下をどれだけ大量に働かせたかで評価されるため


可処分所得(手取りの給与)が減り、生活保護まで落っこちると、今度は生活保護費を削減するために必死なのである。

私は生活保護課へ行くと、このインセンティブ(官僚側の動機)を考えるようにしている。


つまり国民が不幸になればなるほど彼らは出世し金持ちになるのだ。

無駄な予算を削れば削るほど出世競争から脱落し、お客さんの誰もいないガラガラの部署を設置し、大量の公務員を配置すればするほど、彼らは出世するのだ。


国民が重税に苦しむほど彼らは幸福になる。経済的に豊かになるのだ。

この戦後70年続く制度は間違えているのだが、メディアは何も報道しない。

ここまでざっと0.1秒で思考するのが目と耳の障害者の生活保護者だ。


怒りの動機の矛先の2つめは、日本では所得の高い人ほど雇用が安定している。

正社員が一番解雇しづらく、そして貧乏な非正規社員ほど1年契約の契約社員だったり、準社員だったり、3ヶ月契約の派遣社員だったりと、雇用が安定しないのだ。


つまり自分たちが一番生活保護者と近い、生活保護に転落する可能性が一番高い人たちが、自分たちの安全網を取り払い削減したい!


と、怒りの矛先を将来の自分たちにぶつけ、官僚が大喜びして喜々として生活保護費を削減し、無駄な公務員を大量に雇える


障害者の雇用や生活の相談センターなどを、大喜びで建設するのである。

で、障害者になり相談センターへ行くと「がんばれ」と言われるだけで何もせず、追い返されるのである。


ハローワークの障害者フロアは求職者が1名で職員は8名だ。

私が行ったときはそうだった。これが官僚の理想郷なのである。


生活保護課へ行くと、ここまででの思考に0.2秒の時間を消費する。

貧乏人は馬鹿だから自分で自分の首を締めたがるのだ。


日本でずっと政権を担っているのは自民党である。自民党の支持率は平成以降毎年変わらず17%程度である。

予算を策定する衆議院の任期は4年であり、国の年間予算は約100兆円である。


特別会計も入れると200兆円近く行くのだが、厳密に予算として財政支出するのは100兆円である。

私が最後に勤めていた会社での年収は420万円だった。


総支給額420万円だと手取りは28万円程度で、ボーナスなしだったから、28万円×12ヶ月で336万円を受け取っていた。

よって84万円が税金である。


厚生年金は自分が支払う金額と同額を企業は国に納めているため、私が厚生年金を4万円支払っていると、同じく4万円を私の年金として企業は国に納めてくれている。


よって実質私は8万円分の年金を支払ったことになり、いつかその8万円が自分に、現在の年金制度は

自分が支払った金額をいまのお年寄りに支払っているため全部が帰ってくることはありえないが、いつかその8万円が帰ってくることになる。


これを知らない馬鹿は消費税で年金を支えようとか愚鈍なこと言う。

すると企業の経営者が社会全体で支え合いましょう!などと賛同するのは、この4万円の企業負担が無くなるからなのである。


まあそれはいい。

日本人の平均年収は420万円だから、平均的な労働者は年間84万円程度を税金として納めている。

で、生産年齢人口(労働者数)が7,545万人で、他に法人税や消費税、相続税、固定資産税が


あり、さらに赤字国債発行額も合計すると国の歳出は100兆円くらいになる。

一人区では野党は5人とか8人出馬しても、1人だけ当選してあとは全員落ちる。


そのため、17%しか国民に支持されてない自民党議員が当選することになる。

平成以降の日本人は劣化し馬鹿になったから、投票率が常に50%未満であり、よって17%の支持で当選できるのである。


すると何が起きるのか?

100兆円をこの人たちが毎年分け合っているのだ。


■この人たち

日本の利権全部書ききれないんだけど、やはり年間90兆円支出の社会保険料負担に関連する既得権益団体が多いのが分かる。

まあ、だいたい彼らの人件費に私たちの年間84万円の税金が消失するのだ。


100兆円を1億2,000万人の17%の国民が受け取る。それが日本の選挙という金の分配システムである。

1億2,000万人の17%は2,040万人だ。


選挙権のない子供も親が既得権益層であれば、受給者としてまとめて換算してしまっても問題ないだろう。

よって100兆円を2,040万人で山分けしているため、100兆円÷2,040万人=490万円


選挙とは1億2,000万人から集めた100兆円の金を、自民党支持母体の17%に、1人あたり490万円ずつ配る行為なのである。

1回の選挙で受け取れる金は予算を策定している衆議院の任期が4年に一度のため


490万円×4年=1,960万円

となり、自民党支持母体は1人あたり1度の選挙で、1,960万円ずつ金を受け取っているのだ。


国民はこんなことも知らんで生活保護者批判してるんだなあ。馬鹿な奴等だ。

生活保護者が恥ずかしい?


違うね。選挙に行かず搾取されてるお前たちが一番恥ずかしいよ。

昭和の時代は投票率75%越えてたから無党派層や浮動票はなかった。

悪さしたらすぐにバレるほど民度と知性が高かった。


投票率90%越えてるオーストラリアの最低賃金が1,850円越えてるのは、まともな政治をしないと当選できないからなんだよ。

気づけ馬鹿者どもが。その愚鈍な知性でよ。


きちっと論文や当時まだまともだった新聞を読み、自分の主義主張が言えた。

政治について舌戦できたし論戦できた。


自分の主義主張が分からない(笑)。

リバタリアニズムリベラリズムコミュニタリアニズムって言っても、お前たちわからないでしょ。


昭和の頃は当時誰もが理解でき、主義主張を論議できたのに、馬鹿になった日本人は搾取されることに喜び感じてるから、自分の政治思想すらわからないのだ。


政治が難しいとか言ってるガキが歳取ったのが令和なんだよ。

日本はリバタリアニズムの世界を構築しようとしている。


アメリカの自己責任社会を自民党保守傍流は、日本にも作ろうとしている。

先進国で唯一平均寿命が縮んでる恥ずかしい国を模倣しているのだ。


国が国民を守る公的な国民健康保険制度がなく、金のない人間は病院へ行けずすぐ死んでしまう。

世界最大の格差社会大国アメリカを、規制緩和して必死で模倣し作ろうとしているのだ。


保育園落ちた日本死ね!のあと安倍政権になり3年連続で待機児童が増加した。

なぜか?

馬鹿な平成世代の若者が選挙に行かないからだ。


非正規社員の所得がいつまで経っても増えない。

なぜか?

なぜなら馬鹿な若者が選挙に行かないからだ。


国立大学の予算が毎年1%ずつ削減されてるのも、大学の授業料が上昇し、若者が奨学金破産を起こすのも

非正規教員などという現代の奴隷制度ができたのも、教師が過労死するのも、教育予算が削減されているからだし、少ない予算だから現場で人手が足りてないのだ。

なぜこんなことが起きるのか?


老人だけ手厚く保護され毎年90兆円も予算ぶち込まれているのに、若者だけ常に喘ぎ苦しみ貧乏なのはなぜか?

それは選挙に行かないからなんだよ。この馬鹿共がよお。


こんなことも知らんで生きてるんでしょ?

で、奨学金破産辛いです。とかイミフなこと言っちゃってるんでしょ?


なら選挙へ行けばいいじゃん。なんでこんなこともわからないの?

イミフだわ。

社会の常識なのにね。少なくとも昭和生まれの社会人なら常識ですよ。


GDP国内総生産国民所得)の4分の1は財政支出なんだよ。

てことは4人に1人は(障害者とかもそうだが)、税金で飯食ってるんです。

こういう最低限の社会常識くらい覚えてから生きろよ。ほんと恥ずかしい奴等。


お前たちが生活保護者を批判するなんて100兆年早いから。

お前たちは馬鹿だから毎回選挙で2,000万円もドブに捨ててるんでしょ?まずはそれを自覚しろ馬鹿共がよお。


生活保護者を批判するならそっからだ。まず、その愚鈍な知性をなんとかしなさい。

が、生活保護課へ行って0.5秒で私が考察した答えです。


やっぱりお前たちは馬鹿なんだよ。生活保護費の年間予算は3.8兆円だ。

全体の3.8%しか支出されてないものを批判している、かなり痛い、知能の低い奴等。


が、生活保護者から見た日本人です。なので全然恥ずかしくないです。毎月ガッツリ受け取ってます。

ハッハッハ