障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

消費する喜びから造る喜びへ

前に2ちゃんねる元管理人のひろゆき氏が言っていた「お金を使うことでしか幸福感を感じられないと、その人生はつまらなくなる。」

は、確かにそうだなと思うことがあります。


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人間は欲しいモノを購入した瞬間とても幸福感が高まります。


たとえば、任天堂スイッチを購入できた人や、バーゲンでおしゃれな服を安く購入できた人は、とても嬉しそうな顔をします。


それはなぜなのかというと、人間はそれぞれの商品を見たときに自動的にプライジング(値付け)をしているためです。


3万5,000円の価値があると思っていた服がバーゲンで1万7,800円で売っていたら誰だって欲しくなってしまいます。


また、みんなが並んでも買えなかった任天堂スイッチを偶然定価の2万9,800円で購入できたとしたら、価格以上の価値を手に入れられたため、購入者は大喜びしてしまいます。


大ヒット商品はすべからく価格以上の価値を提供しており、だからこそたくさん売れるのです。


こういう消費することで得られる幸福感は、お金がなくなると尽きてしまいます。


お金がないと不幸だから、つまらない仕事でも仕方なく我慢して働くことになります。


商品を購入するときの楽しさのために、それ以外の大半の時間を「つまらない労働」に費やすのはこのためです。

また、日本人の多くはこのライフスタイルを送っています。


これとはまったく別のライフスタイルがあります。それは、「造ることで喜びを感じる」というものです。フリーランスで働いている人は、大体これです。


社会人はそのほとんどの時間を労働に費やしていますが、フリーで働いている人たちはその一番多くの時間を消費している「労働こそが一番楽しい時間」なのです。


何かを造っている瞬間、私の場合ブログの記事を作っている時間。その造っている行為自体が一番楽しいことであり、逆説すると、自分が一番好きなことを仕事に選んでいるから社会人にとって一番多くの時間を消費する労働時間こそが、最も楽しい時間であると言えるのです。


造っているときが一番楽しい。造ることに喜びを感じる。記事を書き続けているといつの間にかお昼になり夕方になる。これがブロガーの日常なのです。


だから、ブロガーは平日が待ち遠しいのです。早く月曜日にならないかな、とか。ね。早く仕事がしたいな。といつも思っています。


書くネタがないときは苦しんで書いているけど、アイディアが豊富に頭の中にあるときは書くことが楽しくて仕方がないのです。


だから、仕事するな!と怒られても隠れてでも仕事をします。テレビゲームなどの趣味と一緒なのです。


一番楽しい時間が造ってる時間。で、造ることを仕事にしているから仕事時間が一番楽しい時間となり、人間は労働にもっとも多くの時間を支出するため、楽しい時間がもっとも多いということになるのです。


これは意識して自分で一番好きなことを仕事にしているから、こういうライフスタイルを送ることができているのです。


仕事が一番楽しいと、誰かから働けと言われるまでもなく自分から自主的・能動的に働き始めます。


造ることは自分の場合パソコンが1台あれば、お金は1円も掛りません。延々と造ることができてしまうのです。そして、造れば造るほど収入が増えていくのです。


消費の場合は消費したらした分だけお金がどんどんなくなって、最終的には貯金がなくなってしまいます。


だけど、造ることに喜びを感じられるようになれば、ずっと造っていても1円もお金を支出することはありません。


人間にとって一番多く使う時間が労働時間です。だから、労働時間が楽しい時間である人は、とても幸福感の高いライフスタイルを送ることができるのです。


朝から晩まで最も好きな「書くこと」をして、お金を稼ぐことができる。

消費する喜びよりも何かを形作ることに喜びを感じられるよう自分のライフスタイルを変質させると、人間の幸福感は無尽蔵に高まるのです。


好きなことを仕事にするとは、実は、こういうことなのです。