障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

【住宅ローン】借金するとストレスが溜まるよ。

昔、マンションを買ったとき、父から「みんなローンを組んでる」と言われ、自分もよく考えずに住宅ローンを組んだ苦い経験があります。

590万円のマンションを購入するのに、400万円のローンを組んだのです。


☆☆☆


2年で返済したため銀行員は泣いてましたが、その2年間が実に不愉快な期間でした。


住宅ローンとは言わば「借金」のことです。


借金を背負って生活していると、いつも精神的に不安定になってしまい、ほんとうに返せるのだろうか?と疑心暗鬼になってしまうのです。


少しのことでイライラしてしまい、早く繰り上げ返済しなければと思ってました。


たとえば、ローンの残高が400万円で金利が2%のときの年間の支払利息は


 400×0.02=8万円


です。


要するに、私は初年度8万円もの利息を支払わねばならないのです。


月の支払額が3万2,000円でしたので、1ヶ月目の利息の支払い金額は80,000÷12=6,666円となり、3万2,000円中6,666円が利息として銀行に掠め取られていたことになります。


そのため、繰り上げ返済を含めて初年度で一気に250万円は借金を返済しました。


するとローン残高は150万円となります。150万円で金利は同じく2%でしたから、2年目の支払利息は


 150万円×0.02=7,500円


月のローン返済額が同じく3万2,000円でしたので、1ヶ月に支払う利息の金額が7,500÷12=625円となります。


625円まで減ってやっと精神を少し落ち着かせることができたのです。だって、毎月3万2,000円のローン返済のうち6,666円も利息として取られているんですよ。


金利2%でも初年度は20.8%が利息になってしまうのです。金利は2%なのに実際はその10倍の利息を支払っていたのです。

利息が625円なら


 625÷32,000=0.02(2%)


となり、毎月の返済額のうち2%が利息分として支払うことになります。


つまり、返済残高が多ければ多いほど、毎月のローン支払額に占める利息の比率は高いのです。


そのため、2年で一気に返済しました。借金を背負っているときほんとうに足かせで、夜眠れなかったり不安になったり体調が優れなかったりで大変でした。


「みんながやっているから」ということを何も自分の頭で考えずにマネしてしまうと大損することを、このときに私は知ったのです。


だから、最近は自分で思考して決断するようにしています。とても辛くて、そして借金を背負っていると楽しいことをしていても、自分が悪いことをしているみたいで、味気ない時期でした。


ローンなんて背負うものではありません。地獄の苦しみのなかで生活していくことになるからです。


3万2,000円の返済金額だと管理費・修繕維持費を入れても、家を買ってしまったほうがアパートに住むより安くなってしまいます。


でも、借金を背負ってしまうと、精神的には楽しくないのです。いまは借金を背負ってないため、身軽です。

気分は上々なのです。