障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

日本人は真面目なのではなく、生真面目である。

前にこの記事で、日本はすでに先進国ではなく中進国になってしまったと書きました。


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現在の先進国であるスイスは労働者の平均年収が1,140万円。ノルウェー、オーストラリアがそれぞれ978万円と841万円です。


しかし、もう先進国ではない日本の平均年収はなんと456万円!このように、国が貧しくなったのがよく分かるデータを掲示しました。


なぜ、こんなにも国が貧しくなったのか?


最大の理由は正社員の既得権益があるためです。これはもう無理です。


優秀な若者が今後一斉に海外に流出でもしない限り、日本人は危機感を覚えることはないでしょう。


さらに、日本人は真面目と言われますが、実際には真面目ではなく生真面目なのです。


先進国のスイス人やオーストラリア人は、会社に来てすぐに仕事を始めます。


あるいは家で起床してすぐにパソコンに向かって仕事を開始するのに対して、日本人はスーツの身だしなみがよくないとか、ネクタイが曲がっているとか、売上とまったく関係のないところから仕事を開始し始めます。


満員電車で体力を消耗して、その後、会社の朝礼のあと1時間の会議をした場合、7時に起きて、自分の仕事に取り掛かれるのは10時過ぎになります。


スイス人が朝7時に起きてパソコンの電源を入れ、すぐに仕事を開始したら、すでに日本人は3時間も損をしているのです。


しかも、人間の脳は朝起きたときが一番処理速度が高速化しているのに、この一番生産性の高い時間を満員電車やら会議やらスーツを着てネクタイを締めるという、まるで金にもならない会社の売上に貢献しない社会慣行に時間を消費しているのです。


その結果がスイス人の平均年収が1,140万円。日本人の平均年収が456万円という余りにも大きな給与格差を生んでしまっているのです。


日本がすごい!すごい!ってテレビでやってますが、残念ながら20年間衰退を続けた今の日本はもう全然すごくありません。


低賃金の労働者ばかりがこの国には蔓延(はびこ)っています。

国の制度設計者(官僚)と政治家と能力の低い企業経営者の知性が愚鈍すぎて、フリーランスにでもならない限りもう無理なのです。


職場で働いていたら問題はもう解決できません。そんな権限を持っている日本のおっさんが海外のおっさんに負けまくってしまったからです。


会社にはお金を稼ぎに来ているのに、身だしなみとか言葉遣いとか会議室に入るときのノック回数とかそういうどうでもいいことに知的リソースを使っているから、GoogleAppleツイッターフェイスブックもモーレツに技術開発を進めている会社に負けに負けまくるのです。


日本人は真面目じゃなくて、生真面目なんです。あんまり優れた民族ではありません。


弱視・難聴障害者(盲ろう者)の私が1年間ブログを運営しただけでブログランキング上位1%以内に入れてしまうような国です。


フリーランスになってちょっと1日16時間労働を1年間続けただけで、上位1%の人材になれてしまう国なのです。


この国での競走はそれほど難しくもない、難易度の極めて低いイージーゲームなのです。


生真面目な競走相手に対して家に引き篭もって1日16時間労働すれば、全員に勝つことができます。


日本人はそんなに優秀な民族でもないんだよ。ということを覚えておけば、競争相手はかなり弱い人たちなんだよということを理解しておけば、問題ありません。


皆がスーツ着て会社へ行っている時間に死に物狂いで働きましょう。確実に勝てます。私でも勝ちまくっているんだから、健常者のあなたなら楽勝です。


一生懸命に努力して、この国での「努力が報われる」ことを実感しましょう。


フリーで働けば確実にそうなります。努力が報われることをあなたは実感するはずです。

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