障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

過労の兆候が出たら直ぐに休む癖を付けよう。

フリーランスになって自分が知ったことは、サラリーマン時代よりもモーレツに働く自分がいることだった。


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フリーランスはやればやるほど自分の収入が増える。


そして、ブレーキを掛けるもの(人)が存在せず、承認待ちの無駄な時間もないため、仕事に没頭してしまうのである。


いまが朝なのか昼なのか夜なのかも分からない。ただただ仕事をしている。こんなことをしていたら、当然だけど、競走に圧勝してしまうことになる。競走に圧勝するとどうなるのか?


ブログの場合、成果が大量に出てしまう。その成果とはアクセス数の増加と言う形で、数値としてはっきりと顕現されてしまうのだ。


私の場合、毎月アクセス数が2倍になるという形で、はっきりとした成果が出てしまう。


するとどうなるのか。サラリーマン時代はサイト設計者として3年でアクセス数70%増やしただけだったのに、今は毎月2倍ずつにサイトが成長しているのである。


もう嬉しくて嬉しくてどうしょうもなく、ドーパミンやアドネラリンといった快楽物質が脳に分泌されることから、興奮状態になってしまうのである。

嬉しくて夜も眠れず、仕事がしたくなってしまうのだ。


実際、興奮状態になって夜1時間も眠れなくて、興奮したまま夜中の1時とか2時に起きて仕事を開始した日もある。


そして、そういう体験が続くと、「あの日、1日1時間睡眠でやれたじゃないか」「だから今日も1時間睡眠でやれるはずだ!」と、何の論理性も疲労の蓄積度合いも考慮せず、モーレツに働いてしまうのである。


だから、体を壊してしまう。成功体験の味が旨すぎて、もっともっとこの成功体験を味わいたいという要求が体を酷使し、興奮状態のため自分の疲労がどれくらい蓄積されているのか自分でも分からない日々が続くのである。


そして、ある日突然、朝起きたときに体が動かなくなる。冗談ではなく、マジで体が動かず、不眠症になり、手が痙攣するなどの症状が出てくるのだ。


たくさん働いて圧倒的に勝利して、検索順位を上昇させ、アクセス数が毎月倍々ペースで伸びていくのは素晴らしいことだ。


だけど、これでは中・長期的には体が持たなくなる。仕事ができなくなることを、病院通いして、最近知りました(笑)。


この問題は理性が邪魔をすることです。理性が今日も仕事をするぞ。昨日もあれほどのハードワークができたのだから、今日もできるはずだ、と。


なんの証拠も論理性もない、過去の実績や体験が今日や明日も継続すると考えている、そのストイックさが、体を壊す最たる要因になってくるのだ。


この前、4月14日から29日間ぶっ続けで仕事したけど、3週間が過ぎた辺りから発熱したり、体がダルかったりしていた。


1日3時間働いただけで熱が出るのである。21時間も体を休ませているのに、それでも体力が回復しないのである。


時間は関係なくて、集中している時間というのは短時間であっても、体力を削ってしまうことを、このとき私は知ったのだ。


ということで、今現在の私は少しでも過労の兆候が出たらもうその日は仕事をしないことにしている。そして、3日働いたら疲れて無くても絶対に体を1日休ませるというルールを設けたのである。


あまりに多くの成果が出てしまうと、興奮状態になり疲労が蓄積されているのが気づかなくなってしまう。だから、疲れて無くても、休む日は休むと決めたのだ。


中・長期的にも成果を出すには、ちょびちょび休んで、疲労の蓄積をリセットする必要があると考えている。


また、体に過労の兆候、たとえば不眠症になったり、何をするにも体がダルかったり、喉が腫れてしまったり、鏡のなかの自分の表情がげっそりしてたり、歩くスピードがいつもより遅かったり、歩幅が小さかったりしたら、疲れを感じ無くても、休むことにしたのである。


短期的な成果も大切だけど、病気療養などをしてしまったら、大量の時間をロスしてしまうのだ。


長期的なリスクを切るために、過労の兆候が出てきたら、疲れて無くても休むべきなのである。


「いままでやれたんだから、今日もハードワークできるはずだ」という理性的な経験則は、とても危険である。


休むときは疲れて無くても休むべきなのである。なぜなら、疲労は蓄積されていて、自分ではそれに気づくことが難しいためだ。


ストイックで自分に厳しい人間ほど過労で体を壊してしまう。なので、フリーランスは気をつけて働くべきなのである。