障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

Googleの言葉狩りがうっとおしい件について

ウチのブログでたまに「アクセス数」という言葉を途中から「閲覧者数」に変えているときがあります。

それはGoogle言葉狩り対策です。


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みなさんもご存知のとおり、Google検索エンジンは文章内容を理解していません。


そのため、Welqがやったように「肩こりの原因は幽霊」で検索1位になってしまう不具合がいまも治っていません。


一つの記事のなかに一つの言葉を4%以上入れると、そのページの検索順位が変動します。だいたいは下落します。


詩やエッセイをブログに書くとき、「私」や「社会」などの主語を多用します。そうすると美しい文章が生まれるときもあるのですが、ページ内に同じ単語が4%を越えてしまうと、どんなに文章内容が美文であったり、優れていたとしても、検索に表示されなくなってしまうのです。


それは、検索エンジンが同じ単語を沢山要いるページは悪意があるページだと判定し、順位が下落するためです。


たとえば、昔はアダルトサイトに白のフォントを使って、SONYSONYとたくさん同じ単語を掲載させることで、SONYで検索したときにそのアダルトサイトが上位表示されるほど検索エンジンは質の高いものではなかったのです。

その名残がいまだに残っているのです。


ウチのブログで障害者エントリーをトップページに3本以上書かないのもこの言葉狩り対策であり、「アクセス数」という言葉を途中から「閲覧者数」に変えたり、「記事」という言葉を途中から「エントリー」という名詞に変更したり、代名詞の「それ」や「あれ」を使用したりするのも、一つの単語をページ内に増やしすぎないための対策です。


まさに優れた調味料のように単語を満遍なく使用して文章力を低下させ、Googleに喜ばれる記事を書かないといけないのです。


ほんとめんどくさい。人間以下の性能。こんなのに世界のすべての企業が敗北しているのです。私がツイッターで好き放題書いているのは、そういう単語の使用回数を気にしなくていいためです。


ブログでは各語彙の使用回数が決まっているため、満遍なく潤沢な語彙を使用し、豊かな表現力の文章(笑)を書かなければいけないのです。


この記事も「単語」という言葉を使いすぎたため、同じ言葉はもう使うことができません。途中から語彙という言葉に変更しているのをお気づきですか?


ブロガーはこういうことをしているのです。こんなことして文章力を低下させて、制限された使用回数のなかで筆致と文体を途中途中で変更させていっているのです。


ほんとうに嫌だなと思うし、なによりも独占企業が一つの市場を制圧してしまうと、すべてのユーザーがそれに合わせなければいけないため、表現力が不自由になります。


ブログやってて嫌だなって思うことの一つがこれです。ブロガーはいつも制約された字数のなかで、我慢して記事を書いているのです。