障害者雇用水増しとはどんなシグナルなのか?
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京都府や石川県の一部の自治体などでは障害者水増しが一切起きていなかった。
他の中央省庁と地方自治体が犯罪を犯しまくってたのに、彼らは法律を遵守していたのだ。
つまり障害者と一緒に働くことに嫌悪感を持っていなかったから、犯罪を犯さずまじめに雇用していたのだ。
それが障害者雇用水増しをしなかった行政機関のシグナルである。
水増しが少ない行政機関ほど障害者を戦力とし、働きやすい職場をすでに整備していたから、水増しをする必要がなかったのだ。
逆に障害者雇用水増しが多かった行政機関とは、どういう行政機関なのか?
これは逆なんですよね。
要するに、障害者とは何が何でも一緒に働きたくはない。という強い意志を持った組織ほど、水増し率が高いのだ。
当たり前である。
で、あんまり比較記事がないんで、こっちでまとめてしまうけど一番犯罪を犯しまくった、水増しの比率が高かったのは霞が関の中央省庁です。
大体こんな感じですね。
■中央省庁の各行政機関ごとの水増し一覧表
出典:朝日新聞(https://www.asahi.com/articles/ASL9Y0F3TL9XULFA050)
朝日新聞が一番まじめに仕事してます。しっかり数値データを調査してます。
ここに載ってないのは地方自治体の水増し率です。
それはこっちに載ってる。
で、中央省庁と地方自治体のデータが揃ったので比較してみるとこうなる。
■水増し率の比較一覧表
自分でExcelで作りましたw
新聞では中央省庁の障害者水増しは3,460人。地方自治体は3,810人。この2つの数値だけ見ると、地方のほうが水増しが多くてけしからん!
って思うかもしれません。
でも少し思考すると、地方公務員のほうが国家公務員より圧倒的に多いことに気づきます。
地方公務員は275万人いますが、国家公務員はその4分の1以下の64万人しかいません。
そこで実際に働いてたとされる障害者と水増し発覚後、実際に働いてた障害者の数値を出してやると地方と中央の「水増し率」を算定することができます。
地方自治体は確かに中央省庁よりも多くの障害者水増しをしていました。
だけど、水増ししてたのはたったの7.7%であり、実際に地方行政機関の場では4万5,879人もの障害者がすでに働いていたのです。
それが中央省庁はどうでしょうか?
法律を作っている中央省庁の水増し率はなんと驚異の50.1%です。
つまり厚生労働省は中央省庁において6,900人の障害者が働いていると公表していたのに、実際に働いていたのはその半分以下の(わろすw
3,440人しかいなかったのです。
これは中央省庁が障害者にとって怖ろしく働きにくい職場であり、できる限り障害者と一緒に働きたくない。
という強い意志を示しています。
よって、すでに4万5,000人以上も障害者を雇用している実績のある地方自治体のほうが、障害者にとっては圧倒的に働きやすい職場なんです。
霞が関は私も行ったことあるけどメチャメチャ雰囲気悪いです。最悪です。流石犯罪集団です。
障害者だってバレただけでもんのすごく嫌そうな顔をされます。よほど私たちと働きたくないんです。
しかもアルバイト職員しか公募してないとかギャグみたいな職場ですので、搾取されるだけですし、何よりスキルが上昇しません。
よっておすすめは地方公務員です。
障害者が地方公務員として働くことは、自分も少しお勧めすることができます。なぜなら、民間のような熾烈な競争がないためです。
年功序列で努力が成果にかかわらず評価され、お給料が上がっていくからです。民間は努力しようがしまいが成果が出ないとお給料増えません。
でも、障害のハンデがある以上、同じだけ努力しても健常者には負けてしまうのが現実です。
悔しいけど仕方ありません。
そのため、成果ではなく努力が報われる地方公務員であれば、私は障害者にとっておすすめの職業であると思っています。
障害者が訪問営業なんてやってても1件も受注取れません。努力は無意味になってしまいます。
それなら成果ではなく努力を評価してくれて、激烈な競争のない地方公務員のほうが、楽しく働けるのではないかと考えます。
あとは生活保護起業家なんかもいいですね。
自分がいまやってる職業ですが、一人で仕事が完結するため快適感はハンパではないです。
毎日そこそこ楽しく仕事ができますよ。