なんか、新聞マスコミが裁判所や国会議事堂が障害者を雇わず、水増ししてるって批判してるけど、頭大丈夫ですか?
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国会議事堂や裁判所に障害者のできる仕事なんかないのに、無理やり雇ってどうするの?
仕事が何もないからって、ずっと椅子にでも座らせておくの?
法科大学院まで行って勉強して裁判官になった超優秀な人たちの多くいる職場で、任せてもらえる仕事が何一つなく、椅子に座っているだけの障害者が大量にいて、税金がだだ流れされているのが適切な社会だと思っているの?
もっと大きな問題があるのに、なぜマスコミは気づかないのか?
障害者を雇わないと国に(正確には独立行政法人の高齢・障害・求職者雇用支援機構に)障害者雇用給付金を1人あたり月50,000円ずつ払わないといけない。
で、この罰金によって集められたお金が、年間で293億円になるわけです。
これ何に使ってるのか?
というと、努力している企業に支払われています。
努力しているとは、法定雇用率の2.2%より多く障害者を雇っている企業に対して、1人あたりたったの27,000円を支給しています。
マスコミさあ、50,000円引く27,000円も計算できないわけ?この余った23,000円はどこに行くの?
独立行政法人の高齢・障害・求職者雇用支援機構の維持費に決まってるじゃん。なんでこれ報道しないの?
厚生労働省からの天下り官僚の給料と退職金と、建物の建設・維持費と、事務職公務員の人件費と、水道光熱及び通信費に充てられてるんだよ。
これ↓、47都道府県全部に建てちゃったんだよ。全部税金でw。
■高齢・障害・求職者雇用支援機構の千葉本部
出典:Wikipedia
マスコミさんさー、引き算もできないわけ?
50,000-27,000=23,000円(障害者一人あたり中間マージン)が、こんな建物に変わってて、おかしいって思わないわけ?
27,000÷50,000×100=54%。これが障害者雇用調整金に充てられる割合。
要はたくさん障害者雇ってる企業に充てられる助成金が293億円の54%ってこと。
数値は公表してないけど、正確にはもっと少ないはず。
だって障害者を雇わない企業って金額から見てわかるとおり、たくさんいるけど、逆に障害者を多く雇っている企業ってとても少ないから。
罰金を支払う企業が多く、逆に真面目な企業が少ないならば、助成金は50,000円を越すはずなのに、なぜか50,000円の54%しか支給されない。
つまり国に掠め取られてるってことよ。数値公表しないんだからそんなの分かるじゃん。クロなんだよ。
で、何もしてない国が受け取ってる比率はこうなる。
(1-0.54)×100=46%
この46%が罰金から掠め取られて、建物の建設費や官僚の退職金や、公務員の人件費に当てられる割合。
さあ、公務員が搾取してる年間金額の合計額を計算してみよう!
国が年間で受け取ってる罰金が293億円だから
- 293億円×54%=158.2億円
- 293億円×46%=134.8億円
(少数第2位を四捨五入)
こうなる。
つまり、年間158.2億円だけが適切に支給されてて、年間134.8億円が官僚の天下りと公務員の人件費、建物の建設・維持費に消えていくわけです。
こっちのほうがよっぽどおかしいって思わないの?中間マージンひどすぎるって気づかないの?
流石は文系エリート。引き算もできないんだよね。あと割り算も。
少し比率計算すればヤバい社会現象だって分かるはずなのにね。マスコミはきっちとした分析記事を書かないからね。
だから何十年経っても役人の天下りはなくならないんだよ。
国も馬鹿じゃないからごまかそうと障害者雇用調整金の支給以外にも3つの助成金を支払ってます。
これらは障害者を法定雇用率以上に雇っている企業に対する助成金です。
それがこちらです。
■障害者を法定雇用率以上に多く雇うと受けられる助成金
- 障害者雇用調整金の支給…月額27,000円
- 報奨金の支給…月額21,000円
- 在宅就業障害者特例調整金の支給…障害者に仕事を外注したとき、モデルケース年250万円の仕事の発外注時に、そのうちの5.8%(年14万7,000円)を国が負担
- 在宅就業障害者特例報奨金の支給…障害者に仕事を外注したとき、モデルケース年250万円の仕事の発外注時にそのうちの4.7%(年11万9,000円)を国が負担
出典:高齢・障害・求職者雇用支援機構(http://www.jeed.or.jp/disability/koyounoufu/about_noufu)
上から2番目の奨励金とは、100人以下の企業で法定雇用率の2.2%を上回る、4.0%を超過したときにだけ支払われる助成金。
一番上の障害者雇用調整金は100人以上の企業が対象だから、この2つはどちらか1つしか貰えない。
下2つは自分のところの社員ではなく、障害者の個人事業主に外注させたときに受け取れる助成金だから、一人の障害者に対してはこの4つのうち1つしか受け取れない。
つまり、最大でも1人あたり27,000円しか受け取ることができない。
障害者雇用納付金(罰金)は一人あたり月50,000円。助成金は最大で障害者雇用調整金の月27,000円。
差額の23,000円はどこへ消えて行くのかな?
47都道府県にあんな豪華な建物建てて日本全国に事務職の公務員を配置して椅子に座らせているけど、そのお金どこから来てるの?
少し考えればわかるのにね。考えないで記事書いてるんよね。
ちなみに、在宅就業障害者特例調整金と在宅就業障害者特例報奨金は受け取れる金額が少なすぎるため、そして申請する企業も少ないから無視して構わない。
月10,000円ちょっとくらいしか受け取れない助成金だから。しかも、障害者に仕事を外注するというレアなケースでの助成金です。
要は50,000円受け取ってるのに27,000円しか支払ってないから助成金の数を増やしてるんです。
助成金・給付金・補助金・奨励金・調整金と、手を変え品を変えてごまかしてるけど、読解力と計算力さえあれば、騙されたりしないから。
国がズルしてるのなんかすぐに分かるから。
受け取った罰金は全額支払ったと見せかけてるだけなのですよ。巧妙で頭の悪い公務員のよくやる手口です。
あと計算を複雑にするのとか。甘いわ。簡単すぎ。
こっちは厚生労働省のホームページ参考にして自分でExcelで計算式組んだから、月1万円ぽっちだってことはもう計算済みです。
このように↓
■在宅就業障害者特例調整金の計算式
計算式と確かめ算は厚生労働省ホームページの在宅就業障害者に対する支援ってPDF資料を参考にしてます。
そこの数値と同じ金額になる計算式作ったので、外注における報酬の推移モデルを自分でExcel使って、作ったのがこれです。
そこまでするのか?って普通メディア運営してたらするよね。まともに報道したいもの。
次に、在宅就業障害者特例報奨金の計算式と報酬の推移モデル。
■在宅就業障害者特例報奨金の計算式
この2つの助成金の違いは、在宅就業障害者特例調整金が、障害者雇用納付金申告もしくは障害者雇用調整金申請事業主であって、仕事を障害者に外注させたときに受け取れる助成金。
金額見て分かるとおり、一人当たり月10,000円程度です。
50,000円の罰金課しといて10,000円しか受け取れないとか、残り40,000円はどこに行ってしまったんでしょうねー?
なぜ、国家官僚は独立行政法人を退職すると3,000万円も退職金を受け取れるんでしょうね?
なぜ、47都道府県にあんなに立派な建物が建てられるのでしょうね?
ていうか、そっちは多分別の予算受け取ってるはずだけどね。だって、293億円も罰金受け取れるとは、思ってなかったはずだから。
こんなの少し考えればわかることなんだけどね。マスコミ引き算できないし、考えないからね。
だから30年以上も天下りを放置し続けてきたんだよ。きみらの知力と報道の質が低すぎるからだよ。
だから新聞紙面が売れず、個人ブログのアクセス数が増えまくってるんだよ。
話を元に戻す。
2つ目の助成金である在宅就業障害者特例報奨金は、報奨金申請事業主で法定雇用率2.2%を通り越して4%を越した従業員100人未満の企業において、障害者に仕事を外注させたときに受け取れる助成金です。
ソースはここ。ここにそう書いてある。分かりにくい文章だけど10回くらい読み返せば理解できる。
まあ、条件が厳しすぎてほとんど使われてないはずです。しかも金額が在宅就業障害者特例調整金よりさらに少ないです。
年間250万円の仕事を外注させて、受け取れる助成金が年119,000円。
月間だと9,917円。
罰金は月50,000円も課すのに、法定雇用率2.2%の倍ほども障害者雇ってるのに、たった9,917円ぽっちしか助成金受け取れないとか、残りの40,000円以上のお金はどこに中間マージンされてるんでしょうね?
もうね、火を見るより明らかだから。姑息すぎ。
独立行政法人とかいう中間マージンがどんだけ搾取してるのかがよくわかるのですよ。
要するに、中間マージンで掠め取ってるのをごまかすために、数多くの助成金を新設してるけど、一番金額が大きいのが障害者雇用調整金の月額27,000円で、障害者一人当たりどれか1つしか受け取れず、逆に罰金額が月額50,000円なわけです。
障害者を雇わないと一人あたり月額50,000円支払わなければならず、そこから国が一人あたり23,000円ずつ中間マージン取って、建物とか人件費とか天下り官僚費用に死ぬほど金使いまくって、残り27,000円ぽっちが、真面目で障害者を多く雇用している企業に、支払われているわけです。
マスコミさあ、この障害者雇用の現実をおかしいとは思わないわけ?
狂ってるでしょー。どう考えても。中間マージンいらないじゃん。
その50,000円を直接障害者に給付するか真面目な企業に全額返納すれば、社会がより豊かになるってなんで分からないの?
アホなんでしょうね。こういうこときちっと調べなさいよ。
だからマスコミは衰退産業なんだよ。テレビは見られないし、新聞は売れないんだよ。
で、ウチのブログはここ3ヶ月連続で過去最高アクセス数なんだよ。つまり、マスコミは障害者ブログにすら分析力で負けてしまっているってことです。
社会を良くするための記事を書けばいいだけなのに、思考停止して批判記事ばっか書いてて、物事の本質を書こうとしない。
だからマスコミは衰退しているんです。記事の質が落ちてるのを、本人たちだけが気づいてないからです。
誰からも読まれなくなってるのは、引き算すらできない文系エリートの劣化を、如実に顕(あら)わしています。
かわいそうな人たちです。ほんとうに。ね。
記事書くのに一番大切なことは既得権を大切にすることではなく、社会をより良くしよう!
ってことなのにね。
これだけ意識して記事書けば、個人ブログでもアクセス数増えるのに。そういう考えが、初心に打ち立てた大志が、もう何もかもがないんだよね。
だから負け続けるんです。記事の質が低いことと、自分たちの記事の文章力が低いことを、少しは気づけと。
PS:障害者雇用水増し問題の記事を最初から読みたい人はこちらからどうぞ。
ずっと繋がって連載してますので、楽しく読めるはずです。