障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

盲ろう者のなかでの競走なら私は負けない。負けは許されない。

ブログ運営において一番大切なことは何か?

それは、どんな分野でもいいから一番になることです。


☆☆☆


以前、一番じゃないと駄目なんですか?

という発言をした政治家がいらっしゃいました。政府の役目は税金を再分配し、格差を減らし、国民の不平不満を減らすことです。


だから一番じゃない人間、敗れ去った人間に対して社会福祉サービスを提供することは、理に適っています。

それほど間違った発言ではありません。


私が盲ろう者になってから305社の企業に落とされ、履歴書などの書類も受け取ってもらえず、それでもいま生きていられるのは、日本政府のお陰です。

生活保護を受給しているから生きていけるのです。


福祉の側はこれで構いません。だけどブログ運営は民間の競走社会です。

民間の競走では勝たなければまるで意味がありません。一番にならなければ、まったく意味を成しません。


その証拠としてこれをご覧ください。Googleサーチコンソールの検索キーワード(クエリ)下位のデータです。


■検索クエリ下位

検索クエリ下位

この画面はGoogleサーチコンソールの検索クエリ(キーワード)画面です。


Google検索バーに入力したそれぞれの検索キーワードでウチのサイトがどれくらいクリックされたのか、表示順位は何位だったのか?

が分かる、マーケティングツールです。


クリック率が301位から310位の検索キーワードを表示させました。一番左の0がずっと並んでいるもの。

これはアクセス数です。


クリックしてウチのサイトに入って来てくれたお客様の数を表しています。301位から310位のキーワードではすべて0人です。

たとえば、一番上、301位の「ツイッター フォロワー 多い人」という検索キーワードだと、ウチのブログは上位6.4位に表示されていることがわかります。


16回表示されこともわかります。

だけど、駄目なんです。検索順位6.4位では閲覧者数は0人なんです。もっと残酷なデータをお見せしましょう。


■検索クエリ最下位

検索クエリの最下位

これは検索クエリの最下位画面です。

ブログが表示された検索キーワード最下位は855位の「自己利益の追求」という言葉です。


この言葉をGoogle検索バーに入力すると、ウチのブログは上位78位に表示されることが分かります。

そうですよ。

先ほどの301位で既にアクセス数は0人でした。そして855位も0人なんです。


つまり、855-301=554個の検索キーワードでウチのブログはアクセス数全て0人なんです。

これは盲ろう者ブログの敗北の歴史です。


はっきりと言いましょう。

ブログは検索1位でないとほぼ無意味
です。


趣味でやってるならアクセス数0でも問題ありません。

だけど事業としてお金を稼ぐためにしているのであれば、この業界1位じゃないと意味がないんです。


で、2018年にブログを開始したり最近運営を始めたりした人は、すごく不利です。なぜなら、Googleはインターネットに最初に生み出された情報を高く評価するためです。


おいしいご飯の作り方をブログに丁寧に写真付きで上げたとしても、既に同じ情報がネット上に存在するならば、私のブログと同じ様に、検索上位には来ません。

そして、検索5位とか6位ではアクセス数は常に0なんです。この現実について私はあれこれずっと思考していました。

そして世界で私にしか書けない記事とは何か?


というテーマにたどり着きました。

競走相手がいない。一生懸命ブログを書いても、それがどれだけ良質な記事であったとしても、後出しでは評価されない。


ならば、世界中の人たちが書けない情報とは何か?世界初の情報とは何なのか?

についてずっと考えていたんです。そう。それが「盲ろう者の書いたブログ」なんです。


盲ろう者についての社会的ニーズ・検索需要自体は少なからずあります。

だけど、盲ろう者でブログを運営し、それを事業として営んでいる人間は、世界でも私一人だろうと考えました。


Googleは障害者と盲ろう者を差別しません。絶対にしません。だけど、逆差別もしない会社です。

障害者が書いた記事だから検索上位にしてあげましょう。なんてことはあり得ません。


つまり私が戦わなければいけない人間は盲ろう者だけです。世界中の盲ろう者のなかで一番になればいい。

厳密には日本語の書ける盲ろう者のなかで世界一になれればいいんです。


この競走だったら、盲ろう者のなかだけの競走であれば、私は絶対に負けることはあり得ません。

それだけの労働時間を掛けているし、持てる情熱のすべてをブログに費やしているためです。


ネットは勝たなければ意味がないんです

Amazonが1強で本屋さんが倒産しまくっているのと同様、盲ろう者になってもそのなかで世界一にならなきゃ、まるで意味がないんだ!!


勝つ。勝たなければ意味が無い。

闘志をむき出しにしてでも、もっとも盲ろう者についての実情を生活の実態を、仕事の現状を、世界で一番最初に執筆しているブログを書かなければ意味が無い!!


最近そう考え始めたため、カテゴリーにおける「盲ろう者」と「障害者」の記事を少し増やすことにしています。

民間セクターは競走しなきゃいけないんです。


Googleは差別しないのだから。努力した奴が常に一番になる。

ネットのルールはただそれだけです。シンプルなんです。努力した奴が勝つ。

そこに障害がいくつあろうとも関係ない。全く関係ないんだ。


ただ一番に長時間労働し、一番にブログに情熱を注ぎ込み、盲ろう者に関する具体的な情報を質・量ともに、世界一のブログに仕立て上げさえすればいいんです。

盲ろう者の子供のいる親御さんのブログにも、すべて勝たなければ意味が無い。


そう考えながら、たくさん失敗して試行錯誤を積みながら、このブログは運営されています。

盲ろう者のなかでの競走において、私は負けることを許されないのです。


これで事業を営んでいるのだから。民間は稼いで納税して、社会を豊かにするセクターなのだから。