障害者新聞

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仮想通貨の詐欺セミナーに騙される初心者投資家に言いたいこと

最近、日本では仮想通貨の詐欺セミナーが頻繁に開催され、お金を騙し取られる人が続出しています。


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■ソース

仮想通貨詐欺の新聞記事

出典:読売新聞のWebサイト(http://www.yomiuri.co.jp/national/20171230-OYT1T50010


仮想通貨投資をやっている身として忠告しておきます。


仮想通貨投資は「人から教わる」ものではありません。自分一人で学んでいくものです。


人から「教わる」とか言っちゃってる人は、たとえ詐欺に遭わなかったとしても、投資家としては絶対に失敗します。


安易に人から教わろうとする受動的な人間では、この業界で投資家として成功することは不可能です。


なぜなら、仮想通貨業界の技術開発は極めてスピードが速く、セミナーで教わったコインが将来も有望であり続けることは稀だからです。


2017年11月まで基軸通貨であるビットコインがもっとも優れた通貨であると言われていました。


だけど、2017年12月、ビットコイントランザクション(取引量)がパンクし、トラブルが続出しました。

未処理の取引が10万件を超えてしまったのです。


このインシデント(予想も付かない事態)によって取引手数料が高騰し、ビックカメラで5,000円の商品をビットコインで購入すると、2,000円の手数料を取られるまでの低性能な通貨に成り下がりました。


手数料2,000円も取られて誰がビットコインを使うでしょうか?

つい2ヶ月前まで仮想通貨の王様、デジタルゴールドとまで表現されていた、もっとも人気のある通貨がその地位をたったの1ヶ月で失われてしまったのです。


そして技術的裏付けもなくただ送信スピードが速いだけのリップルコインが、2017年12月のたったの1ヶ月で10倍になりました。


リップルコインのチャート

リップルのチャート

出典:ツイッターより抜粋


リップル社は高額になったリップルコインを市場で売却し、資金を調達しているクソ企業です。


だけど、日本人は技術文章を読まずに「ただ上がっている通貨」だけを買うため、なんの技術的優位性もない通貨が1ヶ月で10倍の価格まで上昇してしまったのです。

リップルは1年で613倍になりましたw。)


もしも2017年11月に優秀な投資家が仮想通貨セミナーを開いたのであればビットコインを推奨するはずです。当時、一番将来有望な仮想通貨だったためです。


だけどいまはビットコインにトラブルが頻発し、そのため、手数料1円以下で決済できるビットコインキャッシュが台頭している最中ですし、


また、ビットコイン陣営も高速決済技術ライトニングネットワーク(Lightning Network)の技術開発が進められているところです。


つまり、仮想通貨セミナーで一度勉強しただけではその当時の有望な通貨しか分からず、投資家として投資活動を続けていくのならば、仮想通貨の勉強を常にし続けなければいけないのです。


自分で英語の技術文章を読み漁り、どの通貨が将来有望なのか?一人で主体的に勉強し、情報を刷新し、技術力を理解していく必要があるのです。


これができないと仮想通貨詐欺に引っかからなかったとしても、将来購入した通貨が暴落し、紙くずになり、資産を失うだけです。


暴落する1ヶ月前には新しい情報を取得し、価格が高いうちに売り逃げする必要があるのです。だから仮想通貨投資している人は英文の技術文章をいつも読み漁っています。


読売新聞の仮想通貨詐欺記事にもあるように「1日1%の配当がもらえる」などという甘言に騙されているようでは、仮想通貨投資家になどなれるはずがありません。


いま、仮想通貨投資によって「億り人」が続出しています。億り人とは、億万長者のことです。


NHKの特集記事でも出ていたように、億り人のほとんどは元ITエンジニアです。


もっとも高い技術力を有したコインを安いうちに購入しておき、100倍1,000倍になったら売却する投資スタイルによって、彼らは億万長者になりました。


彼らはビットコインビットコインキャッシュソースコード(プログラムの中身)が読める人たちです。


ソースコードを読める人ならどの仮想通貨が技術的優位性を持っているのか、みんなは分からなくても(だから価格にはまだ反映されてないものの)彼らだけは分かり、安いうちに大量に仕込むことができるのです。


そうして億万長者まで資産を増やし続けた人たちが現在の億り人です。


また、仮想通貨の技術文章はそのほとんどが英文です。

英語とIT技術を理解できる人間でないと、人から教えてもらうような受動的な人間では、彼らのような一握りの人間にしかできない高度な投資スタイルは不可能なのです。


新聞やテレビのニュースでは、橋下元大阪府知事一橋大学教授のようにプログラミングやネットワーク技術のまったくのど素人に仮想通貨は今後上がるでしょうか?

などという稚拙な質問を投げつけます。


だけど彼らは仮想通貨の最低限の基礎知識である

  • 半減期
  • segwit 2x
  • AVALONチップ
  • HF(ハードフォーク)
  • LN(Lightning Network)

これらの基礎中の基礎の知識すら知らないで仮想通貨やビットコインが今後上がるか下がるかを語ります。


有名人や著名人、政治学や経済学の教授や専門家が、物理学や数学や情報工学の専門知識についてコメントしたら、テクノロジーに理解のある人間からすれば失笑ものの無知なコメントしか返ってこないのを分かっていて、マスコミはインタビューしています。


ほんとうは有名か無名かなんてどうでもよくて、そこらのプログラマーやネットワークエンジニアのほうが仮想通貨技術とその未来における有望な通貨を知っているのですが、マスコミ関係者も理系の素養がないため、安易な仕事ばかりをしているのです。


仮想通貨業界の大御所もほぼすべてが文系です。

社会科学(経済学・社会学)の知識はあっても情報工学の知識はないため、彼らは投資家としては能力が低く、評論家としてコラムで生計を立てています。


通貨の価格が上がった後に結果論をコラムやブログに書いているだけであり、自分から市場の予想展望を執筆し、投資し、お金を稼ぐことはできない人たちです。


2017年までは仮想通貨が珍しいというただそれだけの理由で時価総額(発行済みコイン数×価格)の大きな仮想通貨は、すべて10倍程度に値上がりしました。


ネムリップルは昨年1年間で500倍~600倍に値上がりしました。技術力の高い通貨も低い通貨も、すべてがもの珍しいだけで、上がっていったのです。


だけど、2018年度は違います。


実際に人々に利用され、便利だと、人と社会を豊かにする使用される仮想通貨だけが購入者が増え続け値上がりし、技術力の低い仮想通貨は、価格が今のままか値下がりすることになるはずです。


仮想通貨のセミナーに行って詐欺で騙し取られても、騙し取られなくても、自分から英文を読み漁って能動的主体的に勉強していける人でないと、この技術革新の早い業界で投資活動をするのは不可能です。


最低限の技術情報を理解し、その後、誰にも頼らず自分の頭脳だけを使って投資したほうが運用成績はよくなります。

なぜなら、市場はいつも間違えるためです。


イーサリアムビットコインキャッシュはとても技術力の高い通貨です。


だけど、日本の投資家は「上がる通貨」だけを購入しているため、これらの高性能な通貨はいま過小評価されています。


過小評価されているため、技術力が理解できて今後どのような用途において仮想通貨が使われるのか、未来の展望が理解できる人間だけが安値で購入することができます。


だから上がっているとき、なぜ上がっているのか?下がっているとき、なぜその通貨は下がっているのか?


を一つひとつ調べることのできない投資家は詐欺セミナーを受講しようがしまいが、最終的に損をします。


自分から勉強できない投資家はこの業界に入ってきても大損するだけです。


セミナーなんぞ行かずにネットに載ってる英文の技術文章を読み漁って、将来有望な仮想通貨を自分で発見し、少額投資しましょう。


市場がまだ発見していない、または、過小評価している通貨を安いうちに買っておき、技術的優位性がある時点ではずっとホールド(保有)する。


これがもっとも運用成績の高い投資スタイルであると言えます。

そのためには沢山勉強する必要があるため、一般人にはあまりおすすめできません。


何も分からないけど、どうしても仮想通貨投資をしたいのであれば、時価総額の高い順に仮想通貨5つ程度を持ち長期で保有してみましょう。


2つくらいは紙くずになると思いますが、残り3つは1年で5倍から10倍になるため、トータルで見た場合、高い運用成績を残せるはずです。


ちなみに、私が応援しているのはビットコインキャッシュイーサリアムです。


(おしまい)