障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

なぜ、日本の投資家は誰一人成功せず、富裕層になれないのか?

証券会社で働いていた時、同じ部署に同僚が10数名ほどいた。しかし彼らは誰一人投資などしていなかった。


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証券会社という、一番お金や儲け話の情報が入ってくる正社員の人たちは、(それらを知っているからこそ)投資など一切せず、一番堅実で手堅い、貯金をする人たちばかりだった。

FXなどと言ったら失笑モノであり、私は株式を持っていたからかなり特殊な人間として見られていた。


日本には教祖ビジネスというものがある。

ネットで有名なインフルエンサーがサロンを開き、そこにファンや信者が毎月課金をする行為のことだ。

その金で絵本を描いたりアイドルが歌って踊ったり、香港やシンガポールに住んで日本を批判しながら、株式投資をしたりもする。


そして利益が出たときのみ株式で儲かりました!などと言うのだ。

ファンの人たちはそれを自分のことのように喜ぶ。なぜなら、サロンでお金を払っている人たちは、彼ら教祖様が大好きだからだ。


教祖であるインフルエンサーが株式で儲かればおめでとうございます!と言うし、まるで滅私奉公のように、何も見返りを求めたりはしないのだ。

また、その後も課金を重ねる。

たとえ3回の投資で1回だけ儲けが出てそのときだけサロンでアナウンスしても、(残り2回では暴落し含み損を抱えていたとしても)、それでも、彼らはインフルエンサーの幸福を願う。


証券会社で働いていたとき、私は目と耳の障害者でほぼ庶務の仕事をしていたから、要は雑用係だったため、英文の翻訳などもしていたが、配当金のはがきの送付業務などもしていた。

ある企業の株主が100名で配当金が10億円入金されるはがきなどを日々郵送していた。

バックオフィスの庶務だったから、ただ枚数を数えて郵送ボックスに入れるだけの簡単な仕事だったが、ついつい計算式を組むことがよくあった。


ある特定企業から配当金のお知らせが来る。

配当はウチの証券会社の顧客全員で10億円だ。その会社の株を持っているウチの証券会社に口座を開いている株主はメガバンク系列の対面営業の会社だということもあり、たった100名だった。


全体としての口座数ではなく、あくまでその会社の株を保有している株主数がである。

10億円を100で割ると一人当たりの毎年受け取っている配当金の額が計算できる。その金額はなんと一人1,000万円である。


お金持ちってすごいんだな。と、何も取引をしていない。FXも株式投資もトレーディングも何もかもをしていない。ただ株式を保有しているだけである。

保有しているだけで毎年1,000万円を受け取っている人もいるのだ。一生懸命な労働の数倍の不労所得である。


日本ってお金持ちがほんとうにいる国なんだなあ。と、思ったものである。

なぜ日本の投資家は損ばかりで儲からないのか。成功者が出てこないのか。また、その逆で、富裕層は一体何をしているのか。それ以前に投資とは何か?


投資とギャンブルの違い。それらすべてを日本人は理解していない。

というか、投資とギャンブルの違いがよく分かっていない段階で投資を開始し、大損をぶっこいているのが、我が国の投資家の姿である。


インフルエンサーはそれで良い。儲けようが損をしようが、またサロンで課金すれば良いからだ。

そしてサロンとはエンターテインメント(娯楽)なのだから、批判すべき行為でもない。


サロンとは映画館に行ったとか東京ディズニーランドに行ったと同じ行為であり、エンターテインメント(娯楽)なのである。

その人にお金を与える。その金でそのインフルエンサーが大損ぶっこいたり経済的に豊かになったりそれを見ているのが、映画を見ているのと同じように、信者にとって楽しいのである。

だから問題ではない。少額だし、課金をし楽しんでいるのだから。


芸能人を金で支えているその行為自体が娯楽であり、楽しいという行為を金で買っているのだから、まるで問題ではない。

娯楽の時間を金で買っている、サロンとは遊園地に行く様なものである。


彼らを批判すべきではない。しかし投資においては別である。

ほぼすべての日本人が間違いを犯している。ファイナンスに関する知見があまりに乏しい。


しかもファイナンシャル・プランニング技能検定1級の参考書にも、また、実際に実務を行うファイナンシャルプランナーの人たちですら、投資についての明確な知見や意義を理解していない。

というか、投資家として成功していたら、わざわざファイナンシャルプランナーなどと言う仕事はしていない。


投資家として成功している場合、富裕層はふつう無職である。働いてはいないのだ。

少なくとも生活費を不労所得が大幅に上回っているため、彼らはもう働く必要すらないのである(この論理性については下記で詳細に論述する)。


サロンを開くとか、働いているということは、投資で失敗続き、要は投資での収益が生活費をまだ上回ってはいない。

投資家としての能力が低いことの証左でしかない。


仕事をしている時点で、まだ投資家としては成功していない。

FP(ファイナンシャルプランナー)も同じで、一般人を相手に住宅ローンの一番利息を取られない返済方法とか、保険を安く抑えるための見直し方とか、あくまで一般人を相手にしており、彼らは富裕層の実態を把握していない。


一般人が富裕層になるプロセスも、間近で富裕層を見ている証券会社社員とは異なり、理解していない。

そのためこの記事では投資とは何か?について、また、マクロ(国家全体)で何が起きているのかについても書いて行く。さらに一般人が富裕層になる最速の成長過程についても見ていく。


まず最初に投資とは何かについて説明する。投資とは何か?

続きはnoteで読めます


P.S.


この記事では一般的な平民の家庭に生まれた人が富裕層になる最速の過程を元証券会社社員の立場で執筆しています。

身近で見た富裕層の実像について書かれているということです。


また、投資とは何か?投資の目的とは何かについて、誰も理解していないので、これも証券会社社員の立場として富裕層の立場に想起し、執筆しています。

記事は、9,820文字と400字詰め原稿用紙24枚以上のボリュームがあり、それぞれの投資や投機やギャンブル、金融商品について書いています。


投資というものの本質について興味のある方は是非ご覧になってください。

投資というものの本質が理解できるはずです。また、なぜ、証券会社の社員は誰一人投資をしていなかったのかについても分かるはずです。


あと、最後に、8月26日に1,000円寄付を頂きました。

ありがとうございます。色々辛いことが最近多くて滅気(めげ)そうなので、日々落ち込むことのほうが多く、ていうか、ハエに朝起こされる人生ってどうなの?ほんと。

ってくらい自宅は非常に貧しく、家に常時穴が空いておりw、虫が入ってくりわ、病気がアレなのですが、そんな状態なので励みになります。


持てる知見のすべてを使い果たし、昨日の夜7時から執筆を開始し、いま7時29分。朝のだよ。朝の。

ええ…。

なんで200円の記事にこんな命削るようなことせにゃならんのか。


ほんと執筆業とかマジでこんなにも苦しい仕事はしたくないのですが、病気が日々悪化する状態なので、仕方なくこの仕事を選んでいると言った所です。

ほんとうに寄付はありがたいです。励みになります。がんばろうというかもう少し生きてみようという気持ちにもなります。感謝です!

障害負ってからヘヴィーな人生です。マジで。キツい。

(おしまい)