障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

なぜ、みんなゲーム理論を使わないのか?一番所得の増加に直結する学問なのに

巷の本屋さんでは有名な経営者の成功本が大量に陳列され、店頭に溢れている。


☆☆☆


SONYユニクロの経営者がどうやって私は成功を成し遂げたのか?

という成功読本である。


実際よく売れているから書店の目立つところに陳列されており、私も何度か目にしたことがある。

以前、ひろゆきさんが、「成功読本は一切役に立たない、無駄である。」と仰っていたことがある。


ほんとその通りである。

しかしその知見を理解している人はあまりに少ない。


なぜ、たくさん売れている成功読本は役に立たないのだろうか。

たくさんの人に読まれている(既に一般化された知見のため差別化できない)ためなのだろうか。


違う。そこに科学がないためである。

たとえば日本長者番付1位のソフトバンク孫正義社長は20年前に街でADSLのモデムを大量にタダで配り、巨万の富を築く土台を作り上げた。


2000年代初頭、私たち先進国の国民である日本人は、まだ電話回線でインターネットをしていた。

だからネットとは1分20円とか30円とか従量課金制であり、深夜にしか定額制のプランはなかった。


1999年当時、夜11時以降が無料でインターネットができた。だからその当時のパソコンユーザーである私は夜になるのが待ち遠しかった。

インターネットができたからだ。


当時は光ファイバーWIFIも何もなく、電話回線をパソコンにつないでインターネットをしていた。

そこで孫社長ADSLという電話回線より10倍以上速いそして定額制でできるコストも掛からず性能も良い、(モデムの性能は悪かったが)、速くて安い、要はコスパの良いインターネットの通信市場に参入したのである。


当時ADSLは馬鹿売れしたし、その売上によって彼は日本長者番付1位の地位を築き上げるきっかけを作った。

すなわちそのときの資金で英国移動通信事業者のポーダフォンを買収し社名をソフトバンクに変更し、いまのスマホなどを契約できる、年間1兆円以上の利益を生むキャッシュマシーンのソフトバンクが生まれたのである。


もし、成功読本に書かれている通りにいまインターネットの通信市場に参入したらどうなるだろうか。

当然ソフトバンクもそうだがNTTもKDDIもいるし、ケーブルテレビ各社との激しい競争も待っている。


いま成功読本の通りに新規参入しても、もうレッドオーシャンであり競争相手だらけなのである。

ひろゆきさんの仰る「まるで役に立たない」は、社会科学的にも正しい知見である。


孫社長は真っ先に競争相手が存在しない更地の市場で従量課金制で電話線で繋いでるような弱すぎる競争相手しかいない、(NTTののISDNもあったが向こうは非常に高かった、競争相手がおらず、NTTは当時殿様経営をしていた)、そんな市場だったからこそ一人勝ちしたのである。

いま成功読本の通りに参入しても競争相手だらけでソフトバンクもいるしヤフー光もいる。また、ソフトバンクが買収したイーモバイル(買収後社名が変更されワイモバイルになった)もいるし、ケーブルテレビ各社もいるしで、血なまこな市場に参入しても一瞬で淘汰されるだけであり、その本に書かれている通りに戦っても敗北しか待っていないのである。

市場に隙がある。穴があったとしてもすぐにその穴は塞がれてしまう。もうすでに競争相手だらけで穴はなく、無理やり入ったとしても利益は出ないのである。


成功読本にはスマホの市場に参入しろとかソシャゲを作れだとか書いてあるが、いまソシャゲ作ってもすでに飽和して市場が緩やかに衰退してる時代と、競争相手もおらずさらに毎年ソシャゲの市場が2倍3倍と増加していた時代とでは競争難易度が全く異なってくる。

ひろゆきさんはこれを知覚して(ノリで話しているのかもしれませんが)成功読本は無駄である。と仰っていたのだ。


そこに科学はないということ。科学がないから理科の実験のように毎回同じ結果にならない、すなわち再現性がないのである。

そして再現性がないから(一つだけ論理性があるとすればまったく生み出されていない更地の市場に真っ先に参入しろということであり、これは科学たり得る)、成功者が通った穴は既に塞がれた後なのである。


で、思うのだが、なんでみんなゲーム理論を使わないのだろうか?

30年以上前から競争相手に勝つ、ただそれだけのための学問。ミクロ経済学の一分野であり、論理性と再現性が担保された学問。ただただ競争に勝って利得を得る。


要は所得を高めるためだけに存在する(所得だけでなく恋愛のゲーム理論などもあるのだが)、ただそれだけの科学式が社会科学にはあるのに、誰もそれを学ぼうとせず、すでに塞がれた穴についての成功読本を読み耽るのである。

ウチのnoteにはゲーム理論の記事がかなり多く執筆されている。

そしてこれは人様の所得を高めたいという利他的な思想で書かれたものではない。


私は私の所得を高めたかった。障害が悪化しているからその下りエスカレーターの不利なゲームで戦って、それでも勝ちたかった。豊かになりたかった。勝ち方が知りたかった。

社会の論理性を本に書かれていたことを再現することで所得を得られる学問を学びたかった。


だから社会のなかにおける競争に特化した学問、ゲーム理論を選んだのである。

文章執筆のようなアウトプットは、それをするとより理解が捗ることを私は知っていた。


また、書いた文章を何度も読み返すことができるため、そしてタダで読ませるのはもったいないため、要するに自分の所得増のためだけに書いた記事がウチのnoteにはたくさんあるのである。

本は一度読んだだけでは人は忘れてしまう。だから専門書に書かれていたことを要約し、現実社会で起きている具体例を挙げ、執筆し、それを何度も読み返すことで一生の記憶にしてしまいたかった。


ゲーム理論を使いまくったせいで最近は生活保護者なのに納税率が80%を越えてしまい(所得が増え過ぎると、生活保護者は大量に納税しなければならない)、最近は不幸なのか幸福なのかは分からなくなってきているが、読者様は生活保護者ではないであろう。

社会科学の専門書に書かれていることは何十年経っても再現性がある。なぜなら社会の科学なのだから。


社会における科学式を学べば良いだけなのである。学んだ私の所得が増え続けていることからも再現性がある。

読者様は8割納税などしていないだろう。ならゲーム理論で戦い、勝ちまくれば良い。


ゲーム理論の記事をすべてここに列記しておくので、お暇なときにでも読んでいただきたい。

一番高い記事でも200円である。


そしてすべての記事が返品可能であるため、役に立たなければ全部返品していただけたらと思う。


■ウチのnoteのゲーム理論の記事

とりあえず、一番上の記事が一番おすすめです。

そこの無料部分だけ読めば大体の話の流れ、戦い方とか競争のルールとか誰に勝ちたいとかそういうのが分かります。


どうしても2冊読みたいなら2冊目は一番下のナッシュ均衡が良いと思う。

社会科学の内一番競争に特化しているのがミクロ経済学であり、そのミクロ経済学のなかで競争に一番先鋭化された学問がゲーム理論です。


そのゲーム理論だけの記事をまとめたのが上記の一覧であるため、出世競争、就職活動、所得増、恋愛のゲーム理論など競争に勝って利得を手に入れていただけたらと思う。

運の良い人とはただ運が良いのではなく実は理詰めで論理を組んでおり、学問を学ぶことによって論理の先の未来が少し見えているのである。


そしてそれを人には言わない。

だから周囲から運が良い人と言われる。しかしなぜ運が良いかは言わない。


沈黙は金だからである。

寡黙が一番お得なのを知者は知っているためなのだ。

(おしまい)