障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

ブログ運営初の「書けない」という挫折について

ここ1週間ほどブログをまったく書けませんでした。アップしていたのは2週前に書いた記事でした。

書けなかった理由は精神的な不安によるものです。


☆☆☆


先週、某区のくらし・しごとセンターに、「住む場所も働く場所もなくて困っている」。


と相談に行ったら、「頑張れ!頑張って自分で見つけろ!」」「分かったでしょ?」「みんながんばって仕事を見つけているの」

と言われて追い返されました。


福祉を得たいのであれば強引に得なければいけない。そうしないと、区の予算が増えるから、こうやって水際で追い返される訳です。


ウチの区でも年に1人か2人餓死者が出てニュースで報道されます。

そういう人たちは福祉が水際で「自分の力で頑張ってね!」と言って追い返すから、自分が努力しなきゃ、もっともっと頑張らなきゃ!


となって、結局貯金がゼロになり、力尽きて動けなくなり、死ぬのです。

橋の下で生活している家のない生活困窮者が区役所にやってきて「福祉を受けさせてほしい」と頼むと「あなた住所もないの?もっと頑張ってください!」と言い、また、橋の下へと追い返すのです。


住所がないと福祉サービスの手続きができないためです。住所が無い人のほうが住所のある人よりさらに貧困であり、喫緊の課題であるはずなのに、それを追い返してしまう。


つまり福祉制度は生活困窮者のためにあるのではなく、コスト削減・福祉予算の削減・該当者を狭め、予算を減らすためだけに存在しているのです。


それはそれでもう制度だし、公務員が月給手取りで30万円~50万円もらって「頑張れ!」だけ言って生活困窮者を追い返すシステムが理解できただけ、十分な利益が私にはあるため、問題ないのですが


私も鋼のメンタルを持っているわけではないため、追い返されたときは結構落ち込みました。


1週間不眠症になり、眠れなくて、不安でブログ記事が書けませんでした。今も夜に寝ると2時間くらいで悪夢にうなされて起きてしまいます。


貯金がゼロになる恐怖で、祖母が死ぬ夢を毎日見るのです。

昨日は私が毒蛇に噛まれて死ぬ夢を見て、うなされて起きたら夜の2時で2時間しか眠れなかったことに気づいたほどです。


これが東京都の福祉です。企業に230社落ち続けて所得がなくなった障害者はこういう惨状のなかで死んでいくのです。


自分の場合転んでもただでは起きませんので、生存戦略上、生き延びる手立ては次々に打っています。だけど、一応人としての感情もあり、落ち込むときもあるのです。

そのため、1週間ブログをほとんど書くことができませんでした。


1年1ヶ月ブログを書き続けて初めて1週間も書くことができないという挫折を経験しました。


いまも夜に寝るとうなされるため、昼間に寝て夕方から夜に掛けて記事を書き上げるという変則的な生活を送っています。


自分でも落ち込むことがあるんだなという経験になったため、良い体験だったと思います。意味のない社会福祉の箱物(建物)、意味のない職員。


居ても居なくてもどちらでも変わらない公務員が社会にはたくさんいるんだなということを知っただけでも、もう彼らに近づかなければ良いのだから、それを知って、また立ち直ってがむしゃらに記事を書くだけで、私はとても幸福だと思っています。

死なないように生存戦略を組み上げ努力していきたいと思っています。