障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

若者の偉大なる野心はいつの時代も批判に晒される。

最近、ツイッターでユーチューバーのヒカルを批判する人間が実に多いです。

世界最速でユーチューブ登録者200万人を達成した若者を、同じ若者がネットで批判しているのです。


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ヒカルの場合は全方位型の炎上なので、年寄りやおっさんも彼を批判してるんですが、若者も彼を非難しているのです。


片方は顔写真をネットに晒し、どんな批判にも屈しないぞ!と功利心と野心をむき出しにしているのに、


もう片方の批判する側は、匿名のアカウントで謝罪して懺悔しろ!とか、情熱的で暑苦しいとか、そういう一生懸命な若者をナイーブで何もしない弱い若者が批判しているという構図が出来上がっているのです。


自分、思うんだけど、うつけと呼ばれていた織田信長や自分の出世のためなら他人を何でも利用しようとした豊臣秀吉とヒカルって性格が非常に似てるんですよね。


あまりにも多くの野心と情熱を兼ね揃えた人間に対しては当時の日本人はうつけ(馬鹿という意味です)と批判したように現代の若者もヒカルのやっている炎上や詐欺に近い(でも詐欺じゃない)VALUの売買について、汚い!自分だけ儲かっててずるい!と喚いているわけです。


カール・マルクス著の「ルイヴォナパルトのブリュメール18日」という本のなかに同一勢力・同一形成状態が整った場合に限り「歴史は繰り返す」と書かれてあります。


ヒカルが歴史に名を残すほどの人物になるのであれば、炎上は絶対に避けられません。

なぜなら、あまりに強い野心と向上心を日本人は嫌うためです。


そして戦国時代も現代平成社会も批判者は全員貧乏人という構図は決して変わっていません。


歴史に爪痕を残そうとすると、後世の人間からは高く評価されるものの、当時の人間からは絶対に叩かれるのです。


たとえば、チンギスハンはモンゴルの偉人ですが、彼の性格は滅茶苦茶です。


チンギスハンの生き甲斐について書物として残されているのですが、彼が人生における一番楽しみな瞬間は、国を略奪し、他国の王様をぶっ殺した瞬間なのだそうですw。


そのとき、隣にいた敵国の王后様とその娘の脅えた表情がたまらんのだそうです。


当時の近隣諸国の人間からは悪鬼やら鬼やら鬼畜やらと言われても、いまとなってはモンゴルの偉人として日本の歴史教科書にも名を残しています。


ヒカルについても同じ現象が発生する確率が高まっている。それほど彼の生きる情熱は歴史に名を残すほどに高いと私は考えます。


ナポレオン1世エリザベス1世サッチャーも全員当時の人間からは批判されています。


批判されるということは、それだけ他の人間とは異なる突出した人間だという証です。


どの様に名を刻むのかは分からないけど、後世に語り継がれる人間になる確率が日々高まってきていると私は見ています。


炎上すら起きてないということは、社会に相手にされていないことと同義なのです。


彼は、それだけ高い関心を持たれているほど特異な人間ということです。