障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

頑張れ頑張れ言われると、人は壊れてしまう。

ツイッターぼけーっと見てて思ったことを書いてみます。


☆☆☆


オーストラリアに住んでた日本人が現地のオーストラリア人の生活を見て驚愕したというツイートがあった。

■これですね。



日本は週に5日間働いてても生活が苦しい人ばかりです。


そういう一生懸命な労働者に友人や上司やご家族は「もっと頑張れ」と言います。果たして、もっと頑張ることで所得は向上するのでしょうか?


オーストラリアでは7~8年前でも時給が1500円。休日は2,250円です。さらに先進国はすべて時給が上昇しているので、現在はもっと高いです。

彼らのほうが頑張っているから彼らのほうが所得が多いんじゃない。


彼らのほうが時給が高いから、彼らのほうが豊かな生活が送れているのです。


生活の豊かさとは「頑張る」ことで向上するものではなく、いかに思考するのか?


どれだけ多くの富を短時間で生み出せるのか(これを経済学では生産性と言います)で決まります。


日本人は別に頑張らなくてもいいと思う。疲れたら休むべき。制度が悪いのだから、みなさんが悪いわけじゃないのです。


日本の労働市場を作っている人たちが、労働者に対する賃金の分配を低く抑えていることが、問題の本質なのです。


もちろん、日本が時給2,000円になったら、ブラック企業が全部倒産するから街に失業者が溢れかえります。すると、生活保護や失業保険など政府の財政支出が大幅に増加します。


ね。わかったでしょ。
制度設計者の思考回路はこうです。


「人口減少社会で税収が減っているのに、これ以上の歳出を増やしてたまるものか!」


と、制度を作っている人たちは思考します。だから頑張ってないから賃金が増えないんじゃなくて、制度設計者側が賃金を増やしたくない理由がちゃんとあるから、賃金は増えないし、労働者の努力は報われないのです。


一番良いのは私もやってるように労働者を辞めることです。そして、フリーランスになってたくさん働いて、市場から直接収入を得る。これがベストです。


頑張るのではなく、思考すること。何が正しいのかは社会が決めるのではなく、自分で思考して自分の人生を切り開いていけば良いのです。


頑張る必要はあんまりなくて、頭を使う必要がある。現代日本は知的労働時代へと突入しているのです。