障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

日本のサラリーマンは世界一真面目である。

今日、5月のクソ暑いなか日光浴のため散歩しに行ってきた。

ついでにブックオフにも寄ってきた。


☆☆☆


今日はものすごい真夏日であり、Tシャツ1枚でも汗をかくほどの気温だった。たぶん、28℃くらいあったはずである。


直射日光が厳しく、Tシャツの上に白シャツを着ていた私は、歩いているだけでダクダクと汗をかいてしまった。そのため、白シャツの袖を腕まくりして散歩していた。


日の当たらない部屋で仕事をしていると、たまに直射日光を浴びないと、体調を崩してしまうのである。


そのため、仕事を終えて、夕方になったらたまに外に出て日光を浴びるという習慣が最近根付いたのである。


で、外を歩ってたら、みんなTシャツ1枚かTシャツの上に私と同じようにシャツや軽めのカーディガンを着ている人たちがほとんどだった。みんな暑そうな顔をしていた。


そんななか私の目の前に日本のサラリーマンがやってきたのである。なんと彼は長袖の黒のスーツを着ているではないか!!


Tシャツの上にワイシャツを重ね着し、その上に厚めの生地の黒のスーツを着ているのである。


6月以降が衣替えのため、日本の企業では5月はいくら暑くてもスーツを着なければいけない。


日本の企業では空気を読まなければ生きていくことはできない。だからと言って外でまで30℃近い気温のなか3枚重ね着アンド黒のスーツとか、日本のサラリーマンはなんて真面目なのだ!と私は思ってしまったのである。


外人さんが日本に来てこのサラリーマンを見たら感動するに違いない。そして、自分はどちらかというと合理主義者である。日本人よりどちらかと言えば、アメリカ人に思考が近いと言える。


ここで自分が思ったことは、会社関係者のいない外の往来で厚手の生地の黒のスーツを着て歩くことで「金になるのか?」「社会を豊かにしているのか?」「誰かがそれを見てお金を払ってくれるのか?」ということである。


日本人は真面目だけど生産性は非常に低い。真夏日の暑さのなか黒のスーツは感動を覚える姿だったけど、それは、社会を豊かにしていないし、何か人に喜ばれるモノを生み出している訳でもない。


要するに、不要なところで真面目(生真面目)なのである。非常にもったいないと思った。


自分なんかは夜中の1時とかに不眠症で起きたときにキレてPCの電源付けて、仕事開始するとかたまに非合理なこともするけど、大体は「成果こそがすべて」だと思っているから、労働量と生産性を意識して仕事している。


今日はいくら富を生み出したのか?自分はどれだけ社会を豊かにできたのか?お客様に選んでもらえたか?


を重視しているので、外見とかお客様に見られない部分は全然こだわっていないのである。


こだわっているのはおもしろい文章と役に立つ文章が書けたかどうかだけである。


日本のサラリーマンは世界一真面目である。だけど、富(カネ)を生み出すことは下手である。


小さい頃からお金のことを考えるのは悪いことだと親御さんから教わるからである。


私はすべての常識を疑って掛るため、言われたことをそのまま何も思考せずに咀嚼(そしゃく)することはまずありえない。


基本的にすべての常識を疑って掛ることにしている。常識とはその時代その時代の多数派の傾向でしかないためである。解決策を導き出すには己の頭で思考する必要があるのだ。


それはそれとして日本のサラリーマンのこの鬼のような真面目さは尊敬に値すると思った、今日の散歩道での出来事でした。


生産性とは無縁だけど、すごい理性的でした。