障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

なぜ、同じ自民党政権なのに平成令和時代は格差社会になったのか?

なぜ昭和の時代からずっと自民党政権が続いているのに、平成令和の時代になってから格差が拡大したのか?


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ていうか、こういうまともなニュースや論説は、普通テレビか新聞がやればいいんだけど

テレビ制作者も新聞記者も不勉強のため、重要な情報であればあるほど誰も報道しないんですよね。


仕方なく私がここに執筆します。

なんで平成の31年間で日本人は所得が122万円も減ったのか?


■ソース

平成以降の世帯年収の中央値推移グラフ

出典:Moiraさんのツイート(https://twitter.com/sugi_moira/status/1078116341230403584

なぜ日本人が貧乏人になったのか?

その理由は、抽象的に言えば、日本人が馬鹿になったからです。


日本人で日米安保条約の説明をできる人はいません。最低賃金を誰が決めているのかを説明できる国民はいません。

最低賃金が上昇すると、それより上の労働者の賃金もそれぞれ上昇していく


ミクロ経済学の初歩中の初歩のメカニズムも、説明できる人間がもうこの国にはいません。

政治の舞台が自分たちの給料と所得を決めているのを知らない愚か者のヴァカが増えたからです。

日本人は劣化したんです。お前たちはヴァカなのです。


っていうか国債で調達したのも合わせて国の歳出を、ほんとはもっと多いのだが特別会計も合わせて年100兆円として、有権者1億人、予算の決議は衆議院議員だけで決められるから

衆議院議員の任期が4年あるとした場合

 100兆円×4年÷1億人=4,000,000円


だから大雑把に見て国政選挙1回で受け取れる金は、国民一人あたり400万円なんだけど

400万円も貰えるのに、お前たちほとんどの国民は無教養であり、知性なき国民のため、選挙に行かず400万円をドブに捨てるんだよね。

馬鹿な奴等だなって思ってます。


で、これは抽象論における答えであって、具体的な方法論ではありません。

具体的には自民党内の派閥の主流派が変わってしまったため、日本は格差社会になったんです。


政権を運営している主流派閥が平和主義・平等主義の保守本流から、市場原理主義かつ新自由主義保守傍流になったためです。

これ森永卓郎さんの著書「なぜ日本だけが成長できないのか」に書かれているんですが、あまりに素晴らしい分析です。


ここまで調べてるんだなと感動したため、少しここに執筆しようと思います。

保守政党である自民党の2つの派閥についてです。

まずは保守本流の説明をしていきます。


保守本流の代表的な政治家は、かの有名な昭和の大政治家、吉田茂田中角栄です。

彼らの政治思想は国民を平等に食わせてやることです。


税金を金持ちから受け取りそれを貧乏人に分配することで格差を是正し、中流層を生み出す。

これが彼らの政治思想であり、保守本流の派閥の政治思想です。


まんま昭和。1億総中流社会

偉大なる昭和のスーパー政治家と世界に冠する金持ち集団だった日本人を生み出した政治思想であり派閥です。

現代の自民党内でこの保守本流となっている派閥は

のたった2つです。

政治が国民特に金持ちからお金を集める。で、その集めた金を貧困層に分配することで格差を生み出さない。


これが平等主義の思想です。

保守本流の代表的な政治家である田中角栄の政治思想も、森永卓郎さんの本に載ってます。


田中角栄は貧乏な新潟の田舎町で生まれました。

彼の父親は地方に仕事がなかったから、冬になり農作物が作れなくなると、東京や大阪の大都市に出稼ぎに行って、家族を支えました。


田中角栄は子供の頃、お正月にお父さんお母さんと一緒に過ごせないこと、家族が全員バラバラになって正月を

迎えることを、こんなの間違っている。なして家族が離れ離れにならんといかんのか。


新潟の田舎町に生まれただけでなしてこんな酷い目に遭わねばならんのか。

少年時代のこの疑問を政治家になったあと、田中角栄は日本列島の津々浦々に高速道路を引きまくり敷設することで、地方と大都市の格差の是正に尽力したのです。


かつて田中角栄はこう言っています。

「俺の目標は、年寄りも孫も一緒に、楽しく暮らせる世の中を作ることなんだ。」


もうね。平成令和のゴミ政治家とは政治思想の正しさが根本的に違うから。

そしていまも東京や埼玉のスーパーに行くと、ちゃんとその日の朝に新潟県の寺泊港で水揚げされた魚が関越自動車道を通って、直行便で首都圏に届くわけです。


それって彼の功績が、新潟の漁師の仕事を生み出し令和までつないでいるということなんです。

まあその後、保守傍流小泉純一郎首相が自民党をぶっ壊して、おまけに日本もぶっ壊したので完全に地方と中央では格差が拡大したんですが

少なくとも昭和までは保守本流の派閥が政府の中枢で内閣総理大臣を含む主要な要職を務めていたため、格差が生まれなかったわけです。


では、平成以降令和もだけどいまの自民党の主流である保守傍流とは、どんな政治思想なのか?

上にも書いたように市場原理主義であり新自由主義と呼ばれるものです。


市場原理主義とは「強いものが勝つ」「弱いのはお前の自己責任」、よって貧しい暮らしを余儀なくされているのは、「弱いお前のせいだ」という主義主張です。

要するに、お前の努力が足りないからお前は貧乏人なんだよってことです。


だから頑張れ頑張れ言って自殺者が増えるわけですね。ええ。まんま平成です。一時期自殺者が年間3万人越えただけあります。

いまも年間2万人オーバーで、1日に58人ずつ日本人は自殺してますから、弱いやつは死ぬんです。


新自由主義とは、小さな政府を標榜し、できる限り年金や医療や福祉に財源を支出しないから自己責任で生きろ。

という思想です。


毎年年金減らされてますもんね。まんまいまの自民党ですし、いまの日本です。

では現在日本の政治の要職を務めるこの保守傍流の派閥をここに一覧としてまとめておきます。

保守傍流の派閥は

の3つです。

小泉元総理も安倍総理細田派ですので、小泉政権以降、派遣法改正と非正規社員の増加。


また、大店法規制緩和による地方のシャッター通りの創出。そして年金と生活保護費の削減。

というように、失敗したら失敗したお前の自己責任


が政治思想なので平成以降の自民党政権化下では平和主義・平等主義の思想。

国民を食わせていく。格差を減らす。


などという政治思想がもうまったくないため、格差が拡大しているわけです。

だから平成になって規制が緩和されまくりそれによって強い奴は更に大勝ちし、規制で守られなくなった弱い奴はさらに大負けすることになり、中流層が消滅し、所得が122万円も減ったわけです。


だって市場原理主義って弱肉強食の世界だから。

弱い者は肉として食われますます貧乏人になり、強いものは弱者を食らうことで、より強く豊かになる。


まんまいまの日本ですな。よくここまで調べたなと思いますね。

社会そのものを俯瞰し論述しており、過去の検証と未来への指摘の考察が適切であり、昔書かれた記事が的中しており、正しく整列されている。


社会の先を言い当てていると感じます。まんまこれじゃん。って感じです。

森永卓郎さんの分析力恐るべしです。なぜ日本だけ成長できないのか。恐るべき書籍です。


今年秋の消費税増税富裕層は消費税を1円も払ってないから、益々格差が拡大し、令和大不況になるでしょう。

貧乏人はより貧乏人になり、それはお前の自己責任。

という政治ですので。そうなるでしょう。


本来マスコミが分析し記事にしなければならないんですが、日本のマスコミはマジで終わってるので、仕方なく障害者の私がわかりやすく書きました。

お前たちはより貧乏人になるわけですよ。ハッハッハ