障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

東京都に3年以上住んでる障害者は都営住宅に応募しよう!

東京都に3年以上住んでる所得の低い障害者は、都営住宅に応募することができます。

平均して家賃は2万円くらいのため、とてもおすすめできる物件です。


☆☆☆


抽選での応募になるんですが、この都営住宅というものは、応募の条件がとても厳しいです。

障害者の場合の条件をここに執筆しておきます。


■障害者が都営住宅を応募する条件

  1. 東京都内に継続して3年以上住んでること
  2. 常時介護を必要としない人
  3. 配偶者がいなくて、かつ、一人暮らししてる人
  4. 身体障害者手帳1級から4級を取得している人
  5. 年間の所得が2,568,000円以下
  6. 住宅や土地を所有していない
  7. 暴力団員でないこと

この1~7すべての条件を満たしてなければ応募できません

難易度が高いです。


哀しいのは視覚障害者の私でも、一人で記入するには応募書類が複雑すぎて執筆が困難なことです。


■応募書類

都営住宅の応募書類(表面1)

この文字サイズだと視覚障害者は見えません。

重度であればあるほど、福祉につながることができません。



都営住宅の応募書類(表面2)

実質一人で記入することは不可能なため、東京都に3年住んでても、都営住宅に応募することはできません。



応募書類の裏面

そもそも、重度知的障害者は文字を書けません。

軽度な障害者だけが福祉につながれて、多額の税金を受け取れる。が、現実なんです。


自分は別にどうでもいいです。たかだか目と耳の障害者だから。

公務員の方に手伝ってもらえば、なんとか執筆することはできます。


でも、一番辛い思いをしている知的障害者の方は、知力がなくて漢字の読み書きができないことから、東京都に3年以上住んでいても、応募できないかもしれません。

そもそも、「都営」という意味すら分からない、「住宅」という漢字すら書けないからです。


一番辛い思いをしていて、一番の生活困窮者を、都営住宅は救うことができないのです。

だから年に4回も応募ができてしまい、しかも都営住宅が毎回余ってるのです。


車椅子の肢体不自由の障害者のように軽度な障害で、人と会話ができてコミュニケーションも取れて、仕事もできる軽い障害の人が入居できてしまい、

自分の名前も書けない、人と会話することもできない、重度の知的障害者の方が入居できないのです。


なぜなら、お役所仕事は不正を防ぐために、どれだけキチンと書類を作ってきたのかだけを評価するからです。

生活苦かどうか?大変な思いをしているかどうか?

の度合いではなく、キチッと公務員が喜ぶ、彼らが求める書類を書けたかどうかで、障害者を判断するためです。


中度の知的障害者はひらがなしか書けないのに、こんな複雑な書類作れるわけないじゃん。

視覚障害者の自分ですら執筆が困難を極め、辛いのに、一番障害が軽度な車椅子ばっか入居してても意味なくね?

って思ってます。


だからあまり意味のない福祉なんですが、所得の低い人に対して家賃2万円は魅力的です。

北区とか板橋区とか練馬区とか物価が安くて、しかも東京都は賃金が高くて、さらに都営住宅に住めば、家賃も安く済みます。


■大体の家賃水準

北区と中野区の物件一覧ページ

こちらが北区と中野区の物件の紹介ページです。

家賃の水準が分かります。

「使用料」が家賃であり、所得によってその水準が変動しますが、15,000円くらいから賃貸することができます。


板橋区練馬区の物件

板橋区と練馬区の物件一覧ページ

こっちが板橋区練馬区の物件です。

区によって空き部屋の多い区と、そうでない区があります。足立区が一番空き部屋が多かったです。


障害者の場合、民間の不動産会社だと「障害者お断り!」と言ってくるため、なかなか物件を借りることができません。

私もそこでかなり差別されたし、悔しい思いをしたことがあります。


北区や板橋区なら物価も安いし良い物件もあるため、3年以上東京に住んでて、所得が年間2,568,000円以下で、障害等級が4級より重い人は、全員応募すべきです。

北区だと大体こんな感じ。


赤羽駅十条駅の中間にある都営住宅

これ月家賃19,700円の物件。同じ間取りの物件を周辺で探すと8万円くらいになると思う。

かなり良い物件。てか、新しい建物。平成18年に建てられたマンション。


これ↓も北区の極上物件。


■これ


立地が神すぎる!


■この物件の周辺地図

目の前に公園が4つあって、赤羽駅が近くにあって、スーパーが周辺に3つと、コンビニと病院が近くにある。

立地が鬼すぎる。


この物件の家賃が月19,400円。

できたら、全盲視覚障害者の方や、知的障害者の方に入居してもらいたいです。


この記事、有料サイトでアップしようと思ったんだけど、無料のここにアップしてしまいます。

とてつもなく有益な情報だけど、こういうのは重度障害者が優先的に入るべきです。

私は重度のあとでいいです。


まず、みなさんが入ってください。

自分も305社に落ちて、破産して、収入ゼロで生活保護受けてて、生活保護費の約半分を家賃に支払っていて少し生活苦だけど、私は後で良い。

みんなの後でいいよ。


重度と中度の知的障害者がまず入るべきです。

自分も目と耳見えない聴こえないけど、どう考えても知的障害者のほうが苦しい思いをしてる。


君らがまず豊かになるべき。自分はその後でいいです。

自分も目と耳失ったから、3メートルから先はほとんど見えんし、人とはもう話せる聴力もないけど、一応歩いたりブログ書いたりはできるので。


ブログで偉そうなこと言える自分は、もっとボロい物件でいいです。こういう極上物件は、より重度な人が快適に住むためにあると思う。

ほんとは練馬区が良いんだけど、練馬区の物件古いんよね。


GoogleMapで調べればすぐわかるけど、ちょっとボロいのよね。

見たけりゃどうぞ。


練馬区の都営住宅


ここが家賃月17,700円の物件。

1,500円から2,000円で別世界の物件になってしまいます。


つまり、都営住宅では少し高い物権のほうがコスパが凄まじく良くなるってことです。

北区の物件が圧倒しているのがわかりますね。


あとは応募前に警視庁の犯罪情報マップに自分の住みたい物件の住所を入力して、周辺犯罪を調べれば完璧です。

大島テルの事故物件サイト(物件の自殺者とか調べられる)でのチェックは、どっちでもいいです。


自分は恐ろしくて調べてません。

障害者は生活苦で辛いと思いますが、家賃の負担を落として都営住宅に住めば、人並み以下なのは変わらないけど、そこそこの生活を送ることができます。

私はどちらかといえば軽度なので、もっとボロい物件やこんな極上物件ではなく、誰も入居しなさそうなところを応募しようと思ってます。