2003年小泉竹中による「痛みを伴う構造改革」から20年が過ぎた。
☆☆☆
この20年間で非正規社員が全労働者の4割を越した。
みんな貧乏人になった。当時の支持率は7割を越えていた。
日本人は自ら貧乏人になる道を選んだ。
別にどうでもいい。その程度の認識である。
いま、ネットのニュースとか見てても
- もっと労働者の賃金を切れ
- 無能な大企業サラリーマンを解雇せよ!
- 大企業の社内で、働いてないのに高給を受け取っているゴミどもを切れ!
とか、言ってる。ニュースもネット掲示板やツイッターでもそう言ってる。
日本人の意思。「改革は日本人の総意」である。
もっと改革しろ。規制を切れが日本人の要望なのだ。
これらを言っているのは誰か。匿名だから分からないって?
いや、分かるでしょー。
言っているのは大企業で働いてなくて社内失業してる人たちに嫉妬している人たち。
つまり、平日の昼間っから掲示板で膨大な書き込みをし、ネット世論を醸成できる人たち。
ニート、無職、低賃金労働者、派遣社員、契約社員、嘱託社員、期間工である。
自分より働いてないのに大企業で雇用され高給を受け取っている彼らに嫉妬している。
嫉妬が世論(ここで言う世論とはネット世論だ)を構築・生成している。
で、それを新自由主義者やフォロワーの多い若手有能サラリーマンや、ネットインフルエンザーが支持している。
よってネットの総意となり、ネットニュースなどでも、大企業の無能サラリーマンを解雇せよ!生首を切れ!
とか言う、「身を切る改革」やら「痛みを伴う改革」を支持する。
2023年の現在、竹中平蔵さんもネット民と同じことを仰っている。
実に正しい。ミクロ経済学的には正しい見識だ。
■竹中平蔵「”日本人の給料をもっと上げろ”はナンセンス」…仕事をしない社員たちがクビにならずに会社に寄生し続けている
出典:Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/5b451c70bbd9a170e04c0467cb30654d94df4474)
竹中平蔵さんはミクロ経済学者。もう一度言うが、ミクロ経済学的には正しい意見である。
だからネット民もこれに追従する。
貧乏人が自分より楽してる高学歴で新卒ゴールデンチケットで大企業に雇用され、社内で働いてない奴らを嫉妬している。
アイツラは大企業社内であまり働いてない。
なのに俺はどうか。朝から晩まで単純作業しているのに、労働しているのに、あいつらの3分の1以下の給与だ。
許せない!竹中平蔵の言う通りだ。
希少資源のうちの一部を俺はもっと受け取れるべきだ。俺の給与はもっと高くあるべきなんだ。
これはミクロ経済学。
ゼロサムゲーム(全体のパイは変わらない)中におけるパイの奪い合い。
金の奪い合いを学ぶ学問。
もっと正確に言うとGDP(国民所得)を一定として、その所得全体のなかで自分が受け取れる所得の分を増やすにはどう動けば良いのか、どのようなインセンティブ(動機)でどこへ向かえば良いのか。
これがミクロ経済学で学ぶ学問内容である。
だからあいつは俺より金を多く受け取ってる。許せない!俺にももっと金を寄越せ!
これはミクロ経済学的思考であり、竹中平蔵の言っている無能を切って有能にもっと所得を配分しろ(両方併せると給与支給総額は変わらない)は、ミクロ経済学的思考を使っているということになる。
ひろゆきさんとか堀江さんとかもこっち。無能を切れ。この方たちの意見で社会が豊かになったことが一度もないのはそのため。
彼らの言葉が軽い薄っぺらいのもこのため。ゼロサムゲームだから。全部足すと0になる。
誰かが所得を奪うと、奪われる人たちが出てくるため。
切った、切られた、派遣社員になってしまった、非正規社員が増えた。
資産1兆円を越える富裕層もその分だけ増える。
ユニクロの柳井社長やソフトバンクの孫社長の資産が1兆円増える。
無能のクビを切ったおかげである。その分株価が上がり配当金が増配する。貧乏人が多いのに株高、富裕層も多い日本。
つまり格差社会になったわけだ。自分たちが望んだことで。身を切る改革のおかげで。
ゼロサムゲーム。全体としてのGDP(国民所得)は変わっていない。
だからこれまでやってきた20年間の痛みを伴う改革はミクロ経済学であると言える。
個人的な感想を述べると、全員ヴァカである。大馬鹿者である。
小1からやり直せ。
国家を豊かにするにはどうすればいいのか。それはマクロ経済学を使うべきなのだ。
こんなの世界の常識(日本以外の)。
ミクロ経済学はパイは一定。それを奪い合う。失われた30年。
GDPは増えていない。パイは一定。減ってもいないが増えてもない。
これに対を成す知性的な学問。それがマクロ経済学。
マクロ経済学の学術的テーマは、一国のGDP(国民所得)をどうやって大きくすれば良いのか。
どうやってパイ全体を増やすのか。
直訳するならば、日本人全員にどうやって飯を食わせてやるのか。
である。これができる経済学者は世界トップオブトップであり、大国(日本みたいに人口1億人を越える国)では、100年に一度しか出てこない。
スーパー経済学者、ジョン・メイナード・ケインズみたいな奴ら。
一つの経済政策で一国自体を変えてしまえる人たち。たったひとりの経済学者が、国民全員に飯を食わせてしまう。そんな人たち。
経済学の頂点にいる人達である。世界全体で見ても100年に一度しか出てこない奴ら。
(でも、小国には結構いる。デンマークとかノルウェーとかあっちにいる。平均所得800万とか1,000万の国にいる)
日本のミクロ経済学者は無能な大企業サラリーマンを全員解雇せよ。
と言う。するとネット民もそうだ!そうだ!と言う。身を切る改革だ。
解雇規制なんて、いますぐ撤廃しろって奴ら。
お給料以下の働きしかしていない人たちをすべて解雇せよ!
実に合理的である。正しい。実際ミクロ(当該企業からしたら)正しい行為である。
では、マクロ経済学者はどう考えるか。
経済学の頂点にいる(日本には1人もいません)トップオブトップの奴らはこう考える。
優秀なサラリーマンに年俸1億円払うなら無能サラリーマン20人に給与500万円ずつ配ったほうがパイは大きくなるのではないか。
そう考える。実に知的だ。なぜなら、彼らトップオブトップは、ミクロを見ていないためだ。
彼らが見ているのはミクロ(その生首切って利益を増やし大儲けした一企業)ではない。
彼ら経済学の頂点どもが見ているのは日本社会全体である。
一人の超有能サラリーマンが年収1億円を受け取り、彼に見合った美人な女性と結婚し、子供を3人産む。
それに対して、無能サラリーマン20人側も、大企業勤めで年収500万円だから平均所得以上であり、勝ち組に該当され結婚をし、子供を2人ずつもうける。
片方は社会全体に子供が3人しか増えない。
なのに、同じ給与支給総額で、もう片方は、20人の無能サラリーマンが2人ずつ子供を生むわけだ。
その子どもたちは日本人の平均寿命である85歳まで消費を続ける。繰り返す。
誰かの商品を買ってくれる。40人がだ。八百屋の野菜、電気屋のエアコン、魚屋の刺し身、飲食店のチャーハン、彼ら個人商店の収入(これをGDP国民所得と言う)が85年間40人分ずつ、毎日増加する。
21人の男性のうち有能な一人だけが子供を産み育て、3人しか子供が生まれないのと、40人生まれるの、どちらのほうがGDP(国民所得)が増えるのか。
日本はどっちを選択しましたか?ここ20年間で。非正規が0人だったのが労働者の4割まで、2,101万人も増えてしまった、自己責任社会の日本はどっちを選択したんですか?
その結果がこれ。
■日本人の出生者数推移
出典:内閣府ホームページ(https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2021/r03webhonpen/html/b1_s1-1-2.html)
身を切る改革!痛みを伴う構造改革!小泉竹中構造改革!自己責任社会!
無能男性が子供を産めない社会になった。
みなさんのおかげです!多数派を占める無能な男、無能な女はもう子供を作れない。なぜならそれは自己責任だから。
一生やってれば~。興味ないわ~。
昭和は全員結婚、全員子供産んでたし。
人口(パイ)増えてたし。無能に500万円ずつ配ってたし。
マクロとミクロの違いはこれ。日本は、社会全体になぜかミクロ経済学を使っている。意味不明。知能低すぎ。頭悪すぎ。小1並。
非正規公務員とか非正規教師とか馬鹿丸出し。その人達の一家、子供産めないからその代で滅ぶ。
普通、社会全体に使うのはマクロ経済学。世界の常識。
あと30年は日本はより悪くなる。マクロ経済学的な解はこれ。
30年後くらいに気付くでしょー、俺たちゃアホだったって。
知ってるがなw。
60歳とか70歳くらいのじいさんになってから。
社会を顧みなかった。自分のことしか考えていなかったってなる。
そもそも1億円受け取っても2,000万くらいしか消費しないでしょ。
年次で8,000万円も貯金すんじゃねーよ、カスが。
無能サラリーマン側は、500万円だから子育てに全部金使うでしょ。誰かの消費は誰かの所得。
米を買えば農家の収入がその分増える。常識。日本人ウルトラ頭悪すぎ。富裕層貯金しすぎ。個人金融資産2,000兆円オーバーとか頭沸きすぎ。
ルフィーの窃盗団とか富裕層(日本の富裕層は8割方、中年か高齢者層)狙うのは経済学的には当然の行為。若者は全員貧乏人だから。
脳みそ猿以下だから、小1からやり直せ。ハッハッハ
(おしまい)
P.S.
まずタイトルを過激にしてしまったこと、すべての読者様方に対して謝罪いたします。
たまに過激なタイトルでないと見てもらえないため(1日でアクセス数が5倍になった)、小泉竹中構造改革から20年後の変遷についてというタイトルをウルトラ馬鹿に変えました。
汚い言葉使うと読者様方に申し訳なくて、書き手も胸を痛めますし、落ち込みます。
申し訳ありませんでした。不快な思いをさせてしまいました。
この場を借りて謝罪いたします。ほんとうに申し訳ありませんでした。
また、3月15日に2,000円も寄付をいただきました。
更新が遅れている理由は毎日血が出て痛いとかそういうのもあるのだけど、最大の理由は時間泥棒に遭遇したためです。
それについては、後々noteにでも執筆します。
寄付ありがとうございました。程々に頑張ります!感謝いたしております。
ていうか、この記事寄付のためタダにしました。
寄付してくださった方に感謝してタダの人は読むように。
(おしまい)