障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

寄付モデルの欠点とオンラインサロンの必要性について

今月ブログでまともな記事ってあまり書いてないんだけど、寄付金が入る。

寄付金が入るのだよ。


☆☆☆


1月7日に1,000円、14日に2,000円も寄付金が入って来ている。

7日のときもできる限り売上晒したり(あんまり書きたくはないのだが)、してたのだけど、寄付者に与えられるものがなくて困っている。


寄付モデルは一見有用なビジネスモデルに見えるが、ゲーム理論を使うと、そうでもない。

個人的には胸が痛む。


noteの有料記事を売りまくっているから、できる限り寄付の額を少なくしようとしているほどである。

寄付モデルの何が問題なのか。


毎回寄付があったあと自分が見てる動画とかタダで見れる公式サイトのアニメとかブログで貼っているが、それのどこに問題があるのだろうか。

ゲーム理論的にはこうだ。


ゲーム理論で見た寄付モデル

  • このブログをタダで読んでる読者:タダでアニメとか見れるから超お得!!
  • 私:寄付金を受け取れてお得
  • 寄付者:寄付してない人がタダで見ているものを有料で見ているため、実質損をしている

こうなる。ていうか、現状こうなっている。

問題の本質は、寄付した人だけが贄(にえ)の経済性を有している点にある。


寄付した人だけが損をしているのだ。

寄付のお礼をタダで誰でも見れるこのブログに貼ってしまうところに、問題の本質がある。


寄付してくれた人しか見れないページを開設し、そこに私がタダで見れるおすすめの動画とかを貼れば

寄付した人しか見れないため、全員損が発生しなくなる。


つまりゲーム理論的にこうなる。


■寄付してくれた人しか見れないサロンのようなものがあった場合

  • タダで読んでる読者:見れないけど、寄付もしてないから損失なし。プラスマイナスゼロ
  • 私:寄付金を受け取れてお得。さらに寄付者にだけ有益な情報を提供できて嬉しい
  • 寄付者:寄付してくれた人だけが情報を得られるから損失が発生しない。寄付金を支払っているためプラスマイナスゼロ

こうなる。

ネットでビジネスやってると、まあ会社で働いてたときのスキルの名残でもあるのだが


誰がどの属性の人がどれくらい収益に貢献してくれていて、どの顧客を大切にしなければならないのかがデータから読み取れる。

noteの場合、有料記事を読む人は有料記事をガッツリ買って読んでくれる。


無料の記事をnoteに書くと、有料記事よりアクセス数が2倍になる。

しかしその当該記事のアクセス数が2倍になるだけであり、売上はゼロである。


ただ無料の記事だけ2倍読まれるだけである。

無料の記事を読んだ人が有料記事を買い始めるという行為はほぼない。一切ない。


よって書き手が努力すべきことは無料の記事をたくさん書くことではなく

(後述するが、むしろ書けば書くほど売上は減る)有料の記事をたくさん書けば書くほど、優良顧客は有料記事だろうがなんだろうが、記事の質さえ高ければ投稿したものは買ってくれるため、売上は増え続けるのである。

意味わかります?


3日前、私ははてなで無料記事を書いた。しかしアップロードしなかった。

書き終えたあと承認要求(その記事を読んでもらいたい、世界に私という人間がいることを知ってもらいたいという心理学的要求)を無理やり抑え込んだ。


で、2日掛けて品質を高め、2.5倍に加筆しnoteにアップロードした。

すると昨日の夜アップロードしたんだけど、もう売上が入ってきている。


つまり無料で書く記事のクオリティーを高めれば売上はバンバン入るのである。

本来売上ゼロの無料の記事だったものが、推敲と見直しと加筆を重ねたことで、売上に貢献してくれたのである。


無料の記事100本書いても売上はゼロ。しかしそれを有料化させると売上は激増する。

要するに、趣味でなくて事業として文章執筆をするなら(作家とかもそうだけど)、一切無料の記事は書くべきではないのである。


無料のものも品質を上げることで有料化が出来、売上が入るためである。

要は、優良顧客のために死ぬほど努力して有料記事のクオリティーを上げまくったほうが


ファンや読者になってくれて(要はリピーターになってくれて)書けば書くほど売れるのである。

1,600本ブログで無料記事書いたが売上はゼロ。

5年間ずっとゼロ。

それが50本有料記事書いただけで売上は月1万円。


これが先月の収支である。残酷なようだが世の中そういうものである。

顧客の良心とか良い記事を書けば無料でも構わないとか、社会はそんな甘い人間には鬼のように冷たいというか(当たり前である)、儲けようという意思がないと金は入ってこないのである。


要は商売なのだから商人になる必要があるのだ。

これはブックオフの立ち読み客とブックオフで本を買いに来た人と同じ論理性を秘めていて、つまるところ2極化している。


立ち読み客はブックオフに本を買いに来たわけではない。タダで立ち読みしに来たのだ。

逆に本を買う人は本を買いに来たのであって、立ち読みしにきたわけではないのである。


ネットも同じ。データ解析してるとそれがよく分かる。

ブログへの来訪者は2パターンあって目的が違うのだ。


立ち読み客は立ち読みしかしないため、その顧客を大切にすると売上は永遠にゼロのままである。

ニーズ(求めているもの)が違うのだから、仕方がない。それを批判すべきではない。


自分が劣悪なビジネスモデルしか構築できてないことに依る過失を、無料記事を読む顧客のせいにしてはならない。

問題の本質は自分の拙さにある。商人になりきれていないところにある。

なのに、自分の能力の低さを他人のせいにすべきではないのだ。


逆に、有料記事の質をひたすらに1記事10時間くらい掛けて、朝起きてから夜になるくらいまで死ぬほど

鬼みたいに品質上げたほうが、それを読んだ優良顧客側の読者がリピーターになってくれて、有料記事をまた買ってくれるのである。


要するに有料記事に情熱を懸けたほうが売上はバンバン増えるわけだ。

一部の小説家以外の作家が一切無料記事を書かないのは、このためである。


話脱線したけど、どうしようか迷っている。サロン嫌いなんだよね。

料金取りたくないのよ(笑)。でも、趣味じゃなくて商売してるわけで。なんとかしなければならない。


サロンのようなものがないと寄付者がいま損をし続けているため、申し訳なく思っている。

大変に申し訳なく思っている。私は申し訳なく、情けなく感じている。


どうにかしなければと考えています。額が額だけに、なんとかしなければと考えております。

寄付ありがとうございます。感謝しております。