障害者新聞

目と耳の障害者が作った新聞です。社会の本質を書いています。

自宅療養者が13万人を突破するなか、与党が総裁選挙する狂った国について

2021年も9月になり病院が満床のため、自宅療養者が13万人を突破した。

事実上の医療崩壊である。


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ソース↓


■新型コロナ自宅療養者 全国13万人余 15%増え最多に 厚労省

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出典:NHKニュース(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210903/k10013242531000.html

本来治療を必要としているのに入院できず、肺炎を疾病し、呼吸困難な国民が国内に13万人以上いる。

そんななか与党の政治家は国会を閉じ、仕事をせず、選挙に明け暮れている。


これがいまの日本である。

24年間賃金が減り続けた国、犯罪を犯しても捕まらない国、日本である。仕方ない。


昨日は大阪市の10代の若者が新型コロナウイルスで死亡した。

東京でも毎日20代や30代で死者が出始めている。


13万人の自宅療養者が発熱し呼吸困難で立ち上がれない中、床に伏せたまま自宅

でテレビを付けると、自民党総裁選のニュースしか流れていない。


自民党がメディアジャックし、どのチャンネルも自民党総裁選について躍起になっている。

それが一番視聴率が取れ、金になるからだ。メディアに倫理なんぞ存在しない。彼らは金の最大化のために動いているに過ぎない。


コロナによる昨日9月8日の死者は89人だった。一昨日の死者は62人である。

一人ひとりの死体を想像してみてもらいたい。とんでもない数である。


しかしメディアはこの事実を大々的に報道しない。

自民党の総裁選しか報道しないのである。


同じ島国の台湾はすでに感染者ゼロを達成中なのにだ。

死者を垂れ流しているのにそれが報道されず、ゼロコロナ国の状況もテレビでは報道せず、メディアジャックにより自民党支持率だけが上昇し続ける。


総裁選で一番人気は河野太郎ワクチン担当大臣である。

いま死者が出続けている若者はそのワクチン未接種の若者である。


ワクチン担当大臣が失態を犯し、企業の職場における職域接種を敢行したため、自治体接種がままならなくなり

ワクチンを打てない若者が大量に残され日々死に続けているのに、その失態を犯した大臣の支持率が上昇していく。


■ワクチンの失態

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出典:日本経済新聞/国内ワクチン接種数(https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-japan-vaccine-status/

大企業内での職域接種を進めようとしたため、自治体接種分のワクチンが足りず予約が取れなくなり、若者が死にまくる。

選挙へ行った高齢者はすでに接種済みであり、選挙へ行っていない、投票率の低い若者が死にまくる。


菅総理は最後まで新型コロナウイルス感染症対策をやり抜くと言った。

仰ったのだ。


感染者を爆発的に増やすためにGoToトラベルとGoToイートをし、先月からはインドからの帰国者の隔離期間を緩和させ

感染者を増やすためフジロックフェスティバルに1億5,000万円の補助金を出し、税金と感染者の両方をばら撒くという負の感染症対策をしているのだが、メディアはこのおかしさを報道しない。


愛知県のロックフィスティバル「波物語」ではクラスターが発生したが

その野外ライブにも当初は補助金3,000万円を配布していた。


さらに東京オリンピックパラリンピックを開催させ感染者を3倍にした。

西浦教授が最新の記事(上編中編下編)で因果関係はないが、オリンピックのために作られた7月末の4連休で感染者が増えたと話されている。


この感染者を爆発的に増やすという新型コロナウイルス感染症対策を菅総理と一緒にやってきたワクチン担当大臣の河野太郎さんが、世論から一番支持されている政治家である。

論理的に思考するととても狂った国である。


野党は知力が低いから、ゲーム理論を使わない。

与党の政治家のほうが300倍は頭が良い。


若者が死にまくっているのに、メディアジャックにより自民党支持率は上昇している。

あなたがスーパーに行ったとき無名のメーカーの牛乳と、雪印や明治の牛乳があったら、どちらを選ぶだろうか。

無名のよくわからないメーカーの野菜ジュースとカゴメの野菜ジュースが同じ価格で売られていたら、どちらを選び、買うだろうか。


同じことだ。

無名のよくわからない議員と小池百合子さんがいたらどちらが多くの得票数を獲得できるだろうか。


たとえ無名側がかなりまともであったとしても、誰も無名の議員なんかに投票したりはしない。

ただの行動経済学の初歩であるが、メディアに出るだけで支持率は増えていく。いま自民党がやっているのはこれだ。彼らは頭が良いのだ。


逆に、野党は頭が悪い。極めて悪い。その証拠を、衆院選ゲーム理論を使って説明してみる。

あなたが日本国民だったとする(このブログを読んでいる人はほぼ全員当てはまるだろう、すまない)


あなたが国民だったら衆院選、どんな政治家に一票を投じるだろうか。

ケーススタディー。


■あなたが投票する野党議員

  • 常に批判しかしない野党議員
  • 常に与党と政治にケチつけてるだけの野党議員
  • 対案も何も出さない野党議員
  • 地道に自分の選挙区に戻り、感染者を減らす取り組みをしている野党議員

日本の野党がやっているのは上から3つめまでである。

脳力が低く批判しかしていないのに、年収5,000万円受け取れるニート


それが日本の野党である。楽な仕事だ。

本来ゲーム理論を使うならば、国会の開催を与党が拒否するならば、自分の選挙区に戻って感染者を減らす取り組みをすればいいだけである。


文句を言わない。絶対に他者を批判しない。地道に死者を減らす。苦しんでいる人を減らす。

ただそれだけで良い。


文句ばっか言ってる人に一票を投じたいと思うだろうか。

ゲーム理論的に思考するならば、それはマイナスでしかない。


つまりいま立憲民主党の議員が毎日自民党議員を批判しているが、批判すればするほど支持率は減り、当選は遠ざかるのである。

誰かを批判するのは楽だ。何も行動しなくていいし、快楽だし、他人をタダで殴れるから、気分も良くなる。


だが、それはただの「猿の本能」にすぎない。

たとえば10代や20代の若くて美人な女性がいたら、なんも考えなければ、男は興奮する生き物である。


興奮は、生まれたときの遺伝子のプログラムがそうしているにすぎない。

本能が子孫を作れと言っているのだ。


猿の本能である。不倫は文化とか言うが、なんも制御を掛けないとムラムラするというのは、子孫を残せというただの伝達命令にすぎない。

人間を人間たらしめているものはなにか。


それは後天的な知性。すなわち理性である。

もしも10代の子、たとえば女子高生なんかに好かれて押し倒されてセックスされそうになったら、あなたはどうするだろうか。


私だったら殴ってでも止めさせるね。嫌すぎる。不快である。

たとえお互いが合意したとしても絶対嫌だね。


猿の本能なら好き勝手にセックスして、猿みたくバンバン子孫を残すという、人間本来の目標を達成すればいい。

しかしそれは遺伝子のプログラムにすぎない。生物学的な、動物としての人間の生きる目的。つまるところ子孫を残すこと。自分の遺伝子を分けたコピー(子供)を作ること。


本能のままに生きるとはそういうことだ。永遠の命を獲得するために、自分が死んでも、自分のコピーを100年後1000年後も存続させる。

そのため優れた遺伝子の女性(スタイルが良いとか顔がいいとか)を認識すると、男性はムラムラするのである。


しかしそれはただの猿でしかない。

人間を人間足らしめているのは、後天的な知性である「理性」があることだ。


理性があるということが人間と猿との違いなのだ。セックスしたとしよう。

妊娠してしまったとする。


そのとき未成年の彼女の親御さんが、どんな表情をするだろうか。

とても悲しむだろう。彼女を一生懸命に育てたお父さんお母さんは、涙を流すだろう。


彼女のお腹が膨れた状態で高校に通学するとする。

そのとき彼女はどんな表情で通学するだろうか。とても沈鬱で、苦しそうな、悲しそうな表情をするだろう。


ゲーム理論を使うならば、10代なんかに、まるでちっともこれっぽっちも1ミクロンも興奮しないね。

言い寄られてもまず殴るね。嫌すぎ。他者の不幸はマジで嫌すぎる。不快。だから殴ってでも止めさせる。


それは猿の本能を制御しているだけに過ぎない。人間であるだけにすぎない。

生まれたあと得られた私の理性が本能に逆らっているだけの出来事だ。


ヌルゲーである。エピクテートスでも見習えと言いたい。

他者を批判する。そんなの猿の本能だね。野党は猿だ。


ただ本能に付き従っているにすぎない。そしてそういう人を人は評価しない。

批判すればするほど支持率と得票数は減り続ける。


それを自覚してないのは、ゲームのルールを理解していないからなのだ。

知能が低すぎるのである。


私が野党議員だったら日本のトップオブトップの公衆衛生学者を地元に呼んで講演会を開くと思う。

自費でもなんでも構わない。


一人でも多くの命を救えるなら、やれることはすべて行動に移す。

メディアはまるで報道してないけど、日本のトップオブトップの公衆衛生学者の知力はマジで凄い。


文章の質が高く、凄みがあり惚れ惚れする程だ。

日本の病院ランキングナンバーワンは伊達てはない。


で、彼ら彼女らは、通常の新型コロナウイルスより1.9倍の感染力を持つデルタ株

がどれくらいの行為で感染してしまうかをすべてネットに事例を挙げ、公開している。


ただ主要メディアが報道していないに過ぎない。

一部抜粋する。ちょっと長いが、あまりに有益な記事である。


■トップオブトップの公衆衛生学者のデルタ株に対するコメント

ーー従来株からの感染力のパワーアップをわかりやすく伝えるとすると、どれぐらいの行為で感染するウイルスになっているのでしょう。

例えば、無症状の時期の感染者を含むお友達2〜3人でランチに行って、大騒ぎするわけでもなく普通の声で話して感染している人がいます。または職場でマスクを外して少し話をするとか、それぐらいでも感染しています。

こうした飛沫を浴びたり吸ったりするチャンスが生じる行為は、これまでも何度もやってきて、無事だったかもしれません。しかし今は同じ行為でも感染のしやすさがうんと上がっているのです。

ーーこれまでの濃厚接触者の定義は、「1m以内の距離で、 必要な感染予防策なしで患者と15 分以上の接触があった人」ということでした。デルタ株ではこの定義は甘いのではないですか?

デルタ株では「15分以上」は長過ぎるかもしれません。その時の声の大きさや距離の近さなど状況にもよるかもしれませんが、デルタ株の場合は15分以内なら感染するリスクが低いとは考えにくいです。

今まではちょっとマスクを外すなど隙ができても、やられる可能性は低かった。でもデルタはちょっとした隙をついて感染させる効率的なウイルスになっています。

出典:公衆衛生学者、坂本史衣さんの記事(https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto-2

こういう惚れ惚れするような記事がほぼネットにはなく(基本的に探すの大変)、そのためどの程度の行為で感染してしまうのかをほとんどの国民は理解していない。

だから仕事がないのなら地元に戻って、こういうとても有益な情報を一人ひとりに丁寧に配信し、紙を配布したって、一人ひとりに口頭で伝えたって良い、ただ死者を減らす行為をするだけで良いのだ。

それだけで支持率は上昇する。


だって与党はむしろ増やす努力をしているのだから。前回選挙に来てくれた人たちに金を配っているだけなのだから。

減らす努力をし、そしてYoutubeなどの党の公式アカウントで、少しずつ動画配信をし、情報を公開していけば良い。


たとえば立憲民主党(私は大嫌いな政党だが)の議員100人が1人あたり1本ずつ

動画を配信すれば、Youtubeにある党の公式アカウントに100本の動画をアップロードすることができる。

死者を減らす動画だけで100本だ!


ただそれだけをやればいいのに猿の本能で批判するから、来月の衆院選もこのまま行くと、感染爆発させまくっている与党が勝つでしょう。

与党議員は頭が良い。野党議員よりも良い。しかしその知能を、自分と自分を選んでくれた、一握りの日本人のためだけに使っているから格差が拡大するのである。


そしていま一番人気の河野太郎さんは現在感染症対策を菅総理と一緒に取り組んでいる内閣の一員であり、彼が総理になるということは、いまの感染症対策が継続されることを意味する。

つまり極めて高い確率で、新コロとの共生が今後も続くということである。


さらに、ワクチンの効き目は半年だから、今年の5月や6月に接種した老人がこのまま行くとウイルスが猛威を振るう

冬に免疫切れを起こして大変なことになるのが、既に確定しているのだ。


色々デットロックしてて萎えるが、すべての責任は国会議員を選出した日本国民にある。

野党が台湾を模倣してゼロコロナ戦略を立案しているのだが、地味であり(地味で真面目なことは主観的に良いことだ)、メディアは報道しない。


儲からない真面目な話だからだ。自民党総裁選でワー!っとなるほうが視聴率は取れる。

だから仕方がないのだ。日本はウィズコロナの国であり、コロナとの共生が今後も継続されるのである。

政治家は其の国の国民の知能を写す鏡とは、よく言ったものである。


(おしまい)


P.S:9月4日に2,000円寄付がありました。

ありがとうございます。ありがとうございます。


最近、寄付の金額が大きいので、それと同じくらい価値のある記事を書くよう努力しております。

情報量が多く、分量も増えてしまうことに申し訳なさを感じております。

人の役に立つ記事を書けたらと意識して執筆しております。


また、ほとんどの方はタダで読んでいただいて構いません。

お金の余っている方のみ寄付していただけたらと考えております。


有意義に使えるか分かりませんが、いただいたお金は記事の質を向上させるために使えたらと思っています。

寄付ありがとうございました。感謝いたしております。