最近、インターネットを見なくなった。
ツイッターも辞めてしまい、とうとうインターネットもほぼ辞めた。
☆☆☆
インターネットを見ると頭を痛める。知能が低すぎるためだ。
論文を読んだあと、インターネットを見ると、酷く残念な気持ちになる。
程度が低すぎるからだ。たとえばこの記事。
■ワクチン敗北 ~日本はいかに戦に敗れたのか
出典:Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/048aeab11a94bd2a7e5d6e00c42b9f2b8cd86aea)
ワクチン敗北とか全部ウソなのに、嘘をテレビで流すなや。
って思う。
アジアトップクラスの接種速度なのに、どこがワクチン敗北なんですかね。
マジでイミフ。
ソース↓
■対アジア比1(5月末)
■対アジア比2(6月現在)
出典:後藤達也(日本経済新聞)のツイートhttps://twitter.com/goto_nikkei/status/1402951809069637635)
アジアの接種速度よりぶっちぎりで上なのに、なぜ平気で嘘を付けるのか。
世界の平均接種速度より日本の接種速度のが上なのに。
ていうか、6月7日の接種数なんか1日で80.7万回で鳥取県の人口が57.06万人だから、1日で鳥取県民全員接種してる。
そんで、さらに23万人分接種するという世界最速の接種速度を誇ってるのに、これのどこが敗北なのか。
EUを入れたワクチン開発国以外で、世界トップクラスでしょ。
理解に苦しむ。
ていうか、この速度だと秋頃にアメリカ・イギリスに並ぶし、冬にはイスラエルとほぼ同等の接種率になっちゃうのに、なぜこれほど現場の人間が成果を叩き出してるのに、日本を批判する記事を(数理的データを使わずに)、書くのか。
インターネットすべて出鱈目なんよね。嘘ばかり。
Yahoo!のニュースなんか読むと8割間違ってて害悪にしかならない。
国別ワクチン契約数とか見ると、日本人がいかに恵まれているのかがほんとよくわかる。
日本の政治家、特に菅内閣の人たち、マジでグッジョブ!
これ↓
■国別ワクチン契約数
出典:日本経済新聞社、世界のワクチン接種状況(https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/)
日本とヨーロッパとカナダは赤や紫の面積が多い。
それはつまり感染予防率95%のファイザー製ワクチンと、94%のモデルナ製ワクチンに他ならない。
インドと枠で囲んだ先進国以外の国々(韓国とか台湾も含んでる)は、ほとんど青ばかりである。
青はアストラゼネカ製のワクチン。
予防率70%で血栓の副作用もある、あまり品質のよくないワクチンしか供給できていないのである。
世界のトップ10が高性能ワクチンを独り占めしてる構図があり、そのトップ10に日本も含まれているのだが、メディアは報道していない。
インターネット辞めようかなあと思ってる。ついでにブログとnoteも辞めようかと少し思っている。
なぜなら、インターネットは害悪だから。
記事の質が悪すぎるから。論文読んでたほうがましだから。
これもそう。
これ
■ひろゆき氏 日本の企業給与が上がらない理由「無能をクビにできない」
出典:Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/articles/462d933409d5bfad8a6ce37b313f65b17d2fe6d4)
私もサラリーマン時代になんでこの人クビにできないんだろう。
って社員には何度かお会いしたことがある。
だから論破王と言われるひろゆきさんの意見は一見正論に見える。
特に主観。個人の経験で見るとそう。
しかし日本の正社員はクビにできないは嘘で、中小企業ではマジで追い込み掛けてクビにさせてたし
それ以前の問題として、社会科学論文において解雇規制が厳しい国と厳しくない国で給料との因果関係及び相関関係は認められないと論文に書かれている。
一見正しそうで実は全然正しくない嘘情報がインターネットにはほんとうに多く氾濫しているのである。
たとえば、明日から来なくていいよ!
って言える(実際にできる)アメリカ人の所得の中央値(実質値)が40年増えてないことを、論文読んでない人は知らないんだろうなあと思う。
すぐクビにできる国で賃金増えてないんですけど。
ていうかさ、無能な社員をクビにするでしょ。
で、その人、労働者から失業者に転落するでしょ。
失業者は失業保険や預金を切り崩して生活するから、サラリーマンやってたときより消費を減らすでしょ。
すると企業の売上とは消費者の消費支出のことなのだから、企業は売上高減るよね。
無能を切れば切るほど自分たち企業の売上高(消費のことだ)が減るって、マクロ経済学の基礎理論なのに、なんでこんなこともわからないの?
労働者とは消費者でもある。こんなの経済学の基礎よね。
マジで意味が分からない。
売上高が減ると給料が増えるって、マジで意味が分からない。そういうのを経済学では囚人のジレンマって言うの。
ひろゆきさんが間違えるのは素人だし、専門家じゃないから仕方ない。
だけど、その間違った意見をおおっ!その通りだ!
とか言って拡散させるインターネット気持ち悪すぎ。
無知性な空間としか言えない。
こういう社会科学論文を読まないで人や社会を一刀両断する(実際には全部間違い)
のコメントがインターネットでは主流であり、若者受けするわけです。
全部間違ってるのにね。
だってインターネットユーザーは全員論文読んでないもの。しょうがない。
知能の低い場所だから仕方ない。
で、なんで日本人の賃金が増えてないかって?
労働分配率(売上高に占める従業員給与の割合)が毎年減り続けてるんだから、当たり前じゃんねえ。
これ
■日本の労働分配率推移
出典:東京財団政策研究所(https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=3092)
なんで毎年上場企業は過去最高益で株高なのかって言われたら、当期純利益が
増えてて、EPS(一株当たり純利益)が増えているからだってのがすぐわかる。
EPS✕PER=株価
なんだから当たり前である。で、特に内需企業の売上高は増えてない。
たとえば、飲食業。
日本人の人口は増えてないんだから胃袋の数も増えてない。
なのに株高。なぜなのか?
少し考察すればわかるけど、売上が増えないから費用を切ってる。
飲食の場合、コスト削減しすぎて、非正規社員店長とかいう痛い役職まである。
パイが増えないからその分社員の給料削って利益増やしてる。
要は労働分配率が減ってる。企業が強欲化してる。
いまや既に全労働者の4割は非正規社員。能力が低い人はすぐ解雇できる社会になった。
のに給料は減ってる。
ここで既に、無能を解雇できないから給与が増えないは、論理破綻を引き起こしている。
正社員でも実質解雇できるし、全然論破できてない。
また、2008年だけ労働分配率が急激に増えたのは、給料が増えたんじゃなくリーマンショックで売上が激減したから。
そもそも高度経済成長期は全員正社員で無能な社員を解雇することはできなかった。
- (昭和)無能な社員を解雇できない…賃金増えてた
- (令和)無能な社員を解雇できない…賃金減ってる
これで無能な社員を解雇できると賃金増えるんだ。頭沸きすぎ。
インターネットの知性なんてこんなもの。無知性。
これで論破王とか私だったら恥ずかしくて外歩けない。
知性がない場所です。
インターネット辞めようかなと思ってる。
知能が低すぎて見てて恥ずかしいから。
P.S.
6月9日に寄附いただきました。
いつまでこのブログを続けられるのか分かりませんが、寄付金が入る以上は書いていたほうが良いのかなと思っております。
しかし私自身はほぼインターネットを見なくなりました。
質の悪い空間で記事を書く意義があるのか分からず、適切な判断が取れないでいます。
寄附ありがとうございました。感謝いたしております。