新型コロナウイルスが蔓延した今年の4月と5月、日本ではマスクの価格が高騰した。
なぜか?
☆☆☆
なぜなら社会はミクロ経済学の参考書の通りに動いたからだ。
また、今年の3月頃、都内ではトイレットペーパーの価格が50%値上がりした。
なぜか?
なぜなら、主婦の買い溜めなどで欲しい人がたくさんいたのだが、そのトイレットペーパーの需要が、工場でのトイレットペーパーの生産能力を遥かに超えてしまったためである。
これがミクロ経済学の基礎原理「需要と供給の法則」である。
欲しい人がたくさんいるのに生産能力がそれに追いつかない。
そうなると、スーパーの商品棚は売り切れで空になる。
すると小売業は少しくらい高くても仕入れようとする。
実際割高な価格帯で仕入れる。
その割高な価格帯でも売り切れてしまうため、メーカーの生産能力が需要に追いつくまで、価格はずっと上昇したままだったのである。
欲しい人がいっぱいいるのに、それに生産が追いつかない。
すると価格は上昇する。
逆に欲しい人はそんなにいないのに、在庫がだぶつき過剰になると、価格は下落するのだ。
この価格調整をスーパーでは「人の手」でやっている。
要はメーカーが一番高く、そしてたくさん買ってくれるスーパーから順に販売しているのだ。
では、もしこれを自動売買に切り替えたらどうなるのか。
その場合、たくさん売れる商品は少しずつ価格が上昇していく。そういうプログラムになるのだ。
そして1週間2週間とずっと1つも売れない場合には、1週間単位、あるいは2週間単位で、自動で価格が下落するプログラムを書けば良い。
この商品が売れれば価格は逓増(緩やかに上昇するって意味)し、商品が売れなければ価格は逓減(緩やかに下落する)自動プログラムを書いているのがECサイトの駿河屋である。
いや、実際に内情は知らんが、プログラム的にはそうなっている。
で、昨日私は900円で買ったポケモンホワイトを全クリした。
いま駿河屋での価格はこちらである。
■ポケモンホワイト、560円ドーン!!
出典:駿河屋(https://www.suruga-ya.jp/)
これは2020年6月17日のポケモンホワイトの中古価格である。
情弱な私は900円で買ってしまった。
ツイッターでは任天堂が明日ポケットモンスターの新作を発表する。
ダイパのリメイクだ。というツイートが昨日からあった。
ちなみに、ヨタの言うダイパとは、ポケットモンスターダイヤモンド・パールのことである。
いまのところポケモンは新作→リメイク→新作→リメイクの順で2年ずつのスパンで出している。
で、いま最新作がポケットモンスター剣盾という新作だったので、今度はリメイクの番だろう。
前回リメイクされたのがポケットモンスタールビー・サファイアだったので
その次回作はポケモンはダイヤモンド・パールだったから、明日発表されるのはこれのリメイクだ!
という200文字程度の言葉をヨタは省略してダイパリメイクと7文字にしているのだ。
ヨタはやたらと省略化するのだ。
こちらとしては経済学的な脳みそのため、庶民が新作にうつつをぬかしていることで、消費が落ちていることを考察していた。
要はいま古いポケモンを買ってる奴がほぼいないのだ。
だから自動化されたアルゴリズム(プログラムの論理演算って意味)の駿河屋では、数日間誰もポケモンの中古を買ってないから価格が下落を始めた。
駿河屋は週に1-2回価格が変動することを私は知っていたのだ。
こんなことを2日ほど考察していた。あほな脳みそである。
話を経済学に戻す。
最近マスクの価格が下がったのも同じで買い手が減ったから、在庫の山を処分したくて価格を下げたのである
商品とは売れればニンテンドースイッチやマスクのように価格は上昇する。
しかし売れなければ、原価付近まで価格は下落するものなのだ。
経済学の参考書の通りだ。
こういうことを書くと、世の中はすべて経済学の通りに、論理的に社会は動いているのだー!
と勘違いを起こす人たちがいる。
しかし経済学は合理性と非合理性のどちらもを研究対象としている。
たとえばグローバリストや経営者やNHKや日本政府や自民党のアホ政治家どもは、最低賃金を上げると、それが価格に転嫁され需要と供給の法則から売上が落ちてしまう。
需要(消費量)が変わらないのに価格を上げたら、その分モノが売れなくなり、中小企業は売上減で全部倒産してしまう。
そして失業者が街に溢れかえる。
需要と供給の通りに社会は動いているのだー!
と愚かなことを言う。しかし愚鈍な人たちだから仕方がないのだ。
私が問題だと思うのは、この馬鹿どもの意見がテレビ放送と言う電波に乗って1000万人単位の日本人に視聴され、日本人が確かにそうかも!
需要と供給の法則の通りかも。と勘違いを起こすことである。
先程も述べた通り、経済学は合理性だけでなく、人間の非合理性も研究している学問である。
従業員を安くこき使いたいグローバリストや経営者や投資家(投資家は時給50円くらいにすると利益が増え株価が上がるから、社員を安くこき使いたい側である)
は、韓国でムン・ジェイン大統領が最低賃金を16.4%上げて韓国経済がメチャメチャになったじゃないか。
失業者の山ができ不景気になっただろ。
と例外則を述べるのだ。
これは経済学的には合理的であるがレアなケースである。
現在、最新の研究論文を読むと、ミクロ経済学の非合理性はマクロ経済(一国の経済)にも適用されていることが分かる。
そしてこちら側が主流派なのだが、まるでメディアは報道しないのだ。
この主流側の典型例がイギリスである。
イギリスでは毎年平均して最低賃金を5%ずつ上げ続けた。
毎年上げ続けて最低賃金を20年で2倍にしたのだ。
するとどうだろう。彼ら社員を日給100円程度で使いたいグローバリストの言うように、失業者の山ができたのだろうか。
答えはまったく失業者は増えず、むしろ社員の賃金が上昇することからGDP(国民所得)と所得が増えたことから、納税額も増えた。
という結果が出た。
なぜか?なぜ、イギリスでは、需要と供給の法則が適用されなかったのか。
経済学の合理性の通りに社会は動かなかったのか。
それは経済学には非合理性があるからである。もっと正確には人間は非合理的な生き物だからだ。
イギリスの経営者は非合理的な動きをしたのだ。
具体的には、彼らは毎年5%最低賃金が上昇したため、その分努力をしたのだ。
努力という非合理性で生産性を高めたのである。
つまり自動化・効率化を図ることで、1人の従業員に1.05倍の仕事をさせていたのである。
韓国では1年で16.4%も一気に最低賃金を上げてしまった。
だから経営者はもう駄目だー!
と諦め倒産し、失業者の山を生んだ。
しかしイギリスでは毎年5%しか最低賃金を上げなかったから、毎年5%ずつ効率化を図り生産性を高めたことで、一人の従業員が処理する仕事量を5%ずつ高めさせることで、倒産を防ぐための努力をしたのである。
経営者の強欲さが、倒産し貧乏人になりたくないという感情が彼らに努力をさせたのだ。
コンビニのレジの前で並んでいると電子マネーで支払う客のときレジの処理が大体30%くらい速くなる。
店員が現金を受け取り、その金額を目で確認し、硬貨をレジの1円玉は1円玉の容器に、10円玉は10円玉の容器に1枚ずつ入れ、お釣りと紙のレシートを渡すという処理が電子マネーでは不要のため、生産性が30%程度上昇しているのだ。
つまり客が電子マネーだと、同じ労働量同じ時間でも、店員は30%も多く客を捌くことができるのである。
このようにイギリスの経営者は頭を使って努力することで毎年5%ずつ従業員の生産性を上げ続けた。
そのため1社も倒産せず失業者も生まれなかったのである。
そればかりか従業員はたくさん仕事をこなし、しかも労働量は増えていないのだ。
つまりたくさん客を捌いているのだが、効率化が図られているため、従業員の負担にはなっていないのだ。
さらに賃金が増え労働者は消費者でもあるから、彼ら消費者は消費を増やしたのだ。
消費が増え、格差が是正され、GDPと所得が増えたことによって税収も増えたのである。
経営者が努力するという人間の努力は非合理性であり、こちらが最新のミクロ経済学の研究結果なのだが、日本のメディアはNHKも含めて最低賃金を上げたら中小企業が倒産してしまう!
中小企業悲鳴!
と、イギリスの社会科学論文と全く逆のことを言っているのである。
馬鹿な国の愚かなメディアが馬鹿を大量生産する構図がここにある。
仕方ない。もうあきらめよう。日本はもう終わったのだ。
先進国最低の経営者を持つ日本では、世界一の労働者である日本人を奴隷のように酷使させているため、こういう有益な論文は日本のメディアでは報道されず、経営者は頭を使わず、30年も不景気を続けてきた。
また、途中から不景気のツケを従業員に押し付けたため、20年以上賃金が減っているのだが、日本人は馬鹿だから気づいていないのだが、最近はまあどうでもいいかなと思っている。
これらの論文は「日本人の勝算」に載っている。
暇だったら詳細にブログに執筆しようと思う。
まあ、その結果がこれ↓なんだけどね。もう無理だから仕方ない。
あきらめよう!ぜんぶ!
■平成初期と比べた日本人の賃金推移
出典:Moira_ドラッカーの教えと社会民主主義さんのツイート(https://twitter.com/sugi_moira/status/1078116341230403584)
所得を122万円も減らされてるのに気づいてないジプシーみたいなカス民族。それが日本人だ。
だからもう無理だ。
痴呆である。日本人は劣等民族なのだ。ゴミだ。それを少しは自覚しろ。あなたがたは馬鹿なのだ。
そんで馬鹿は死ななきゃ治らないので、一度滅びよう!
ハッハッハ